12年前に導入したグライダー用サングラス「サニーファン」を更新しました。サニーファンはヨーロッパの多数のグライダーパイロットの皆さんが利用されている Zeiss Skylet の国内メーカーの互換製品です。
- パネルマウントのスマホのSeeYou Navigator の文字がついに見づらく感じるようになりました、特に暗く感じます。12年前に度入りのサニーファンを作ったときは、遠くを見やすく作ったので、遠くは明瞭に見えているのですが、ついにコックピットパネルの近い距離が見えづらくなってきました(老眼ですね。。)
- 昨年のチェコでのヨーロッパ選手権の最終日の競技フライトで空域違反のミスをしたので、フライトコンピューター類を見やすくしたい
- 空域の制限が近いエリアを往復するタスクで、行きのルートでコンピューターに表示された空域の警告を勘違いしてdisableにしてしまい、帰りのルートで警告が表示されず、数100m空域違反をしてしまった。
- 見づらいと、脳が情報を飛ばしてしまう。。
- 昨年の競技フライト中にサングラスがずり落ちて来たのを上空で直していたことを思い出した。
- 日本で飛んでいるときはヨーロッパのように長時間飛ばないので、帰国後は気にならないで飛んでいました。。
サングラス、眼鏡レンズでお世話になっているれんず屋さんにお伺いして、サングラス用におすすめの度入りレンズを見立てていただきました。これまでは近視だけでしたので単焦点レンズを使っていましたが、今回は遠近両用累進レンズを推奨頂きました。サニーファンを提供しているアサヒオプティカル様のプレミアムビュー(Premium View)のアウトドア(Outdoor)という、遠方視野重視のモデルを推薦頂きました。
グライダー用サングラスに求められる機能は下記になります。(2013年の記事の再掲です)
- コントラストがはっきりすること。
- 特に積雲の輪郭、ブルーコンディションの時のパフ(できかけの雲)、べったりとした層雲コンディション下の積雲が見やすいこと。空気の澄んでいるオーストラリアとの異なり、日本ではもやっとした空が多く、特にもやっとした空気の中で滞留により発生している積雲の始まりを早期に発見出来ることがクロスカントリーパイロットに求められる能力です。
- ヨーロッパも日本ほどでは無いですがもやっとしてます。
- 上記を満たすためにはオレンジ、ブラウン系レンズが有効。
- グレーレンズはグライダーには不向きです。
- かつては偏光レンズ(ポラロイド)はコントラストがはっきりする点で有効だったが、PDA のような液晶画面を多用する昨今のグライダーには不向きになりました。
早速フライトでつかってみました。すごい見やすい!フレームも新しくしたことで、サングラスのずり落ちが無くなり、フライトに集中できるようになった気がします。昔からのサングラスを使っていて、私のように年齢を重ねた方は、買い換えてみると、驚きの見やすさになるかも知れません!
れんず屋さんでは、今でも「TEAM MARUブログを見てきました」とお伝えすると、レンズ価格の10%をお値引きくださいます。また、今年から、再び日本滑空協会機関誌の Gliding Japan(旧 JSA Information)へも広告掲載頂けることになりました。
上昇気流をさらに見つけたい皆さん、れんず屋さんに訪問の際は事前にお電話での予約がお勧めです。マニアな店長さんのお店なので、マニアなお客様が集まってます。
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