2026/05/28

40th グライダー世界選手権大会(Poland) Day11/ Task8

May.27 Wed / Competition Day11 / Task8
AAT with 3areas, 2:00:00, 182.2km/526.2km(353.5km)

雲があり風が強く吹いています。
本日もAATとなりました。昨日より時間設定が長く、風上側にタスクがセットされています。風の強さは昨日並みですが、今日は雲に覆われた空です。
今日は最初は雲で上がれるようなのですが、その後ブルーになる予報とのこと。昨日とは違う戦略を立てます。
目の前に知っている地名が登場
ブリーフィングで前に座っているイタリアチームのパイロットが、斑尾のシャツを着ていました!弟さんがスキーをしに行ったときのお土産なんだそうです。日本のスキー場、人気ですね。

昨日よりも風が強く、地上気温は20度を超えていますが体感温度が低いので上着が必要です。
最初は雲を使って上がれそうです。
出発前の空のようす

今日はどんなレースになるでしょうか。Go Go Maru!
14:04 スタート
1時間経ちました。第一エリアを奥まで伸ばしています。
ターンして次に向かう機体もあります。この判断がどう結果に繋がるか!?
第一エリアをターン
第3エリアターンして第4エリアに向かいます。風下方向で飛んでます。
あと15分ぐらいで3時間です。
3時間です。もう1度上げてからゴールに向かうようです。
ファイナルグライド入りました。

Task8 Result
予測と修正がうまく行き、安定したフライトだったようです。
Daily  12位
Total 36位
【パイロットコメント】
Task8終了しました。
本日は風強く、ブルー3時間のエリアタスクでした。昨日に比べると対流は深くなります。スタート前に少しだけ雲がありました。予報はポーランドの予報は積雲あり、トップ1800mくらいの事でしたが、SkySightの予報はブルー2000m位でSkySightの方があっていたと思います。スタート前は限られたところにしか積雲がない状況が続き、スタートラインから離れたところで上がって向かうスタートとなりました。

イベントマークをしてから10分後にスタートができるので、クライムできるところで早いタイミングでイベントマークを押し、スタートラインに近づき時間を調整してスタートする必要があります。20Mクラスは早い時間にスタートしていたので、早い時間のスタートも想定しましたが、ガグルの状況見ると2時〜5時の3時間タスクになる感じでしたので、1時50分頃と2時頃にスタートできるように、1回目のイベントマークを1時40分、2回目のイベントマークを1時50分ぐらいにという形でスタートの準備を整えました。1回目イベントマーク後は他の機体にスタートの気配がなかったのでパス。2回目イベントマーク後は他機がスタートラインに近づいていくのをじっくり観察し、残り時間を考えて慎重にスタートラインに近づけました。スタートライン付近で高度が維持できる場所があったのでそちらで高度を維持し、フランスの後からスタートできるラッキーな展開になりました。スタートタイミングについては昨日も今日も良い予想ができていたと思います。

第一レグはフランスと飛びましたが、後半で遅れてしまった後はデンマークと飛びました。予定通りWind lineを意識してなるべくフライトが風と平行になることを意識しましたが、平均速度がヘッドウィンドだとわかりづらく、どこまで距離を伸ばしていけば良いか判断がつきづらかったのですが奥まで進むことが出来ました。第2第3レグでも風に平行に飛ぶことができ、その後フィニッシュに入ることができました。得点としては90%には届きませんでしたが87%でしたので満足しています。

明日はさらに条件が良くなり、積雲の750キロコンディションになるとの予報なので、ロングタスクが想定されます。スタートに集中して、ロングタスクも乗り切りたいと思います。


夕飯を食べ始めるタイミングで、明日はいつもより1時間以上早い8:45ブリーフィング、9:45から曳航開始予定との連絡がありました。超ロングタスクの可能性があります。さて、どうなるか。どうやら気象条件は今大会で一番良くなりそうです。

*Facebookへ投稿した内容を加筆修正しています。

2026/05/27

40th グライダー世界選手権大会(Poland) Day10/ Task7

May.26 Tue / Competition Day10 / Task7
AAT with 3areas, 2:00:00, 182.2km/526.2km(353.5km)

ブルーで快晴の朝です。風が吹いています。
日本国旗もはためいています
タスクはAAT。ブルーで風が強いためサーマルがまとまりにくい予報らしく、想定よりタスクが短く設定されました。風の影響をうける可能性があります。
タスクが発表されると、各国のBOXにタスクシートが配られます。
どうコース取りをするか、注意ポイントは何か、パイロットとクルーで確認です。
コース取りのシュミレーション。
最低飛行距離が決まっているため、どのように飛ぶとどのくらいの距離になるのか、を確認します。

昨日はゆっくり過ごすことができました。気象条件も前半とは異なってくるようです。頭も気持ちも切り替えていきます。

朝、グライダーの移動を始めようとしたら、テールドーリーのタイヤがパンクしていました。グリッドまではパンクした状態のまま使用したものの修理が必要。
まずは交換するタイヤの手配。飛行場に向かっていたチームキャプテンの佐志田さんに「タイヤを買ってきていただきたい」とお願い。中のチューブを交換できれば良さそうなため、同時に大会参加者同士のコミュニケーションに使っているWhatsAppのグループに「インナーチューブ持ってる人いませんか?」とアップしたら「あるよ!」と返信が!

その後、イタリアチームの機体のメインギアのタイヤがパンク。こちらはMaruが持っていた予備タイヤが役に立ち、無事に修理完了。

大会中に機材トラブルはつきもの。誰かが困っていると誰かがサポートしてくれます。
グライダーファミリーの絆を感じます。

風強く、先に曳航が始まったOpenクラス、20Mクラスもなかなか上がれず、そして風下に流されて、苦戦しながらも飛んでいます。
曳航開始がなかなか始まらなかった18Mクラスも13時すぎから曳航開始しました。
発航が始まりましたが本日は最後列。みなさん焦らずゆったりと発航を待ちます。
今日はシビアな戦いです。
すでにタスクキャンセルになってしまったグライダーが数機飛行場に帰ってきてます。
パイロットとクルーは無線を通して会話をしています。いまの状況、今後どう飛ぼうとしているか、他はどんな動きかなどなど。会話することで考えを整理し、情報や指摘をうけて気づきを得ています。
ピンチ脱出。Maruも頑張ったけどみなさんも頑張った!すごい!!もうすぐ1時間経過。
あわてず・あせらず・あきらめず 無線から聞こえる声は良い感じです。Go Go Maru!
第三エリアターン。ファイナルグライド。

Task7 Result
アウトランディング扱いのグライダーが出てくる中、きっちり回って帰ってきました。
Daily  12位
Total 37位

【パイロットコメント】
Task7終了しました。
本日はブルー、トップ低い、風強いと三重苦のコンディションでした。ブルーだとレーシングタスクが設定されることが多いですが、曳航の早いOpenクラスと20Mクラスは2時間半のエリアタスク、曳航が最終の18Mクラスは2時間のエリアタスクという形で3クラスとも大体同じところを飛ぶタスクが設定されました。

風は310度から40km/h程度の風が予測されたので、310度のラインに沿うように第1エリアと第2,3エリアではなるべく同じルートを使えるようにプランしました。ただ南側に制限区域があるので、南側の制限区域に入らないようにプランしました。また2時間と短いタスクで、サーマルの終了が6時想定されますが、SkySightを見ると4時半以降が良くなくなるので、できれば2時半にはスタート、4時半フィニッシュ目指すプランを考えていました。

18Mクラスは最終の曳航、さらに私は18Mクラスの最後の列で、条件が充分発達してから曳航されるタイミングになったのはとてもラッキーだったと思います。最初のOpenクラスは4機ほどエンジンをかけて再度上がっていましたし、20Mクラスも2機エンジンをかけてあげ直すことをの選択をせざるを得ない機体がありました。早い時間はクライム自体も難しかったように思います。イベントマークの10分間の良いタイミングで上がり切ってスタートするタイミングをサーマルの発達サイクルを合わせるのはなかなか難しいのですが、今日はサイクルがうまく合い、しかもガグルの高いところでスタートすることができました。結果的に2時半過ぎのスタートを選択したので、一機先に出たところで、残りも後からもうすぐ出るだろうと言う判断でスタートすることにして、予想通り後からスタートしたドイツ、ハンガリーと第一レグ第二レグ前半を飛ぶことができました。第二レグ中盤でドイツから少し遅れましたが、ドイツのおかげで低いところから上がり直すことができ、慎重に第二レグの後半を高度を落とさないように進めて、タスクタイムの残り30分からはきれいにフィニッシュに入れることを意識して飛ぶことができたと思います。
トップクラスが何機もアウトランディングになる難しい日でしたが、アウトランディングせず飛べたのは良かったと思います。明日も安全第一でフライトできればと思います。

明日もレースはある見込みです。ご声援よろしくお願い致します。
Go Go Maru!

*Facebookへ投稿した内容を加筆修正しています。

2026/05/26

40th グライダー世界選手権大会(Poland) Day9/ Rest day

May.25 Mon /  Competition Day9 / Rest day

今日はレストデイ。朝から自由行動。それぞれの休日を過ごしました。
レンタルハウスの裏庭の景色
今朝、前半戦を一緒に過ごした吉岡編集長が帰国の途につきました。私達とは異なる視点から世界選手権を取材されており、とても良い刺激や気づきをたくさんいただくことができました。そして生活面までサポートいただき本当に感謝です。ありがとうございました!
お世話になりました!
ありがとうございましたー!
<大会中のあれこれ>
WGC2026 ラインナップ  OPEN 16機→20Mクラス 15機→18M 42機
上空からの写真
チェンストホバ(Częstochowa)の街の上から。
ヤスナ・グラ修道院の塔とパレードをした道が見えます。
ベウハトゥフ(Bełchatów)発電所
ヨーロッパ最大かつ世界有数の規模を誇る褐炭火力発電所。ワルシャワからチェンストホバへ車で移動する際、大きな煙突と大量の煙が見えました。上空からもよく見えます。
前方に見えるのがベウハトゥフ(Bełchatów)発電所
手前では石炭の露天掘りがされています。
こちらよく見ると階段状に掘られています。大型重機も見えたそうです。
炭鉱が多く、石炭が豊富に採れるポーランドでは、発電量の7割以上を石炭火力発電に頼っているものの脱炭素化の流れにより、ポーランド政府は2021年4月、国内の全ての炭鉱を2049年までに閉鎖することを決定したとのことで、こちらもいずれは閉鎖されるようです。

ポーランドの友人
Jan & Takeshi
2013 Ostrow ヨーロッパ選手権にて
2026 Rudniki 世界選手権にて
Janとは2013年にOstrowで行われたヨーロッパ選手権のフェアウェルパーティーで初めて会話をしました。そして今回、Sporting directerと選手として再会しました。Maruのことは覚えていてくれて、何かと気に掛けてくれます。2013年のフェアウェルパーティで日本酒を振る舞ったのですが、この時のことを覚えている人たちが多く、「あのときTakeshiにお酒を飲まされたよ(笑)」と言ってくれる方もいます。交流イベントは大事ですね。

「2026年グライダー世界選手権参加支援事業のための募集特定寄付金」について
世界選手権はパイロット1人だけでは戦えません。今回は現地3名体制で参戦しています。そして今回も多くのTEAM MARUサポーターの皆様からご支援をいただいております。他にも様々な形で多くのご声援をいただいており、とても励みになっております。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。

〜「2026年グライダー世界選手権参加支援事業のための募集特定寄付金」〜
今回も日本グライダークラブの世界選手権参加支援事業として「2026年グライダー世界選手権参加支援事業のための募集特定寄付金」の募集活動を行っていただいております。ご支援・ご声援よろしくお願い申し上げます。
申込URLはこちら
*なお、日本グライダークラブは公益社団法人の税額控除対象法人の認定を受けており、ご寄付には税の減免処置が適用されます。税額控除の場合、確定申告を実施することで年間の寄付額から2,000円を除いた額の40%の税額控除を受ける事が可能です。

明日からまたレース再開、4日間のレース日程が予定されています。TEAM MARUへの引き続きのご声援どうぞよろしくお願い致します。

*Facebookへ投稿した内容を加筆修正しています。

2026/05/25

40th グライダー世界選手権大会(Poland) International Evening

International Evening
世界選手権やヨーロッパ選手権のような2週間にわたる大会で開催される交流イベントです。
翌日がレストデイなのでパイロット、クルー、ファミリー、オーガナイザー、スタッフ、多くの人が参加しました。
JAPANブース
手鞠寿司、抹茶スイーツ、日本酒、サキイカ、日本のお菓子などなど

手まり寿司は150個以上用意。すべて完売しました。
今回は新たに抹茶スイーツも投入されました。参加メンバーが各々考えて持ってきた日本食を提供します。
日本ブースにスタッフさんもきてくれました。
お酒の楽しみ方をレクチャー

ゲストもパーティクルーとして大活躍!

アメリカチーム 
クルーに日本人がいます。大会前から仲良くなりました。アメリカの大学に行きグライダーを始めたとのこと。現在は大学院生。

お寿司、気に入ってくれました
今回の日本チームはゲストにもお手伝いいただき9名のBig Teamでの参戦。「日本はパイロット1人なのに、何人のクルーがきているの?」と質問されました。

デンマークチーム
強そうなお酒が
アルゼンチンのエンパナーダ 初めて食べましたが、揚げたてでものすごく美味しかったです。

ポーランド 苺がデコレーションで載っていたうどんのようなもの。チーズでした。ポーランドのチーズだそうです。これも美味しかったです。(翌日スーパーで見つけて早速買いました)
スイスはチーズホンデュ 毎回食べてますがやはり美味しい
スロバキア ペースト美味しかった。お酒は強そうでした。
イギリス おそろいのカチューシャがかわいい!イートンメス (Eton Mess)をいただきました。
となりのイタリア🇮🇹チームからはチーズをいただく。すごく美味しい


アメリカ ケンタッキーとコーラ

今回提供した手鞠寿司は150個以上。午後にゲストにお手伝いいただきつくりました。
ネタはサーモン、生ハム、いくら風味のもの、ベジタリアン用にアボガド
家でつくった手まり寿司はじめ、様々な食品を飛行場に運びます。
開始から2時間弱。用意したお寿司もなくなりましたので閉店することに。
撤収完了して帰ろうとしたところでフランスチームから「えー!お酒、終わっちゃったの?」と声がかかりました。そこでスペシャルボトルの日本酒をプレゼントすることにしました。
とても喜んでくれました!
フランスチームから写真もらいました!


今回もいろんな方達と交流ができたイベントとなりました。日本に関心をもっている方、遊びに来たことがある方が増えていることを感じています。ぜひ日本に遊びに、そして飛びに来てください!

明日はレストデイのため、日本チームはこのあとおうちで2次会をしてから解散しました。Party crewのみなさま、ありがとうございました!

【募集】
Party crewは毎回募集しております。現地までの日当交通費は出ませんが、一緒に日本をアピールしてくださる方、お待ちしております!

*Facebookに投稿した内容を加筆修正しています。