2026/05/16

40th グライダー世界選手権大会(Poland) Official Training Day

May.13 Wed  / Official training day1
公式練習の初日です。曇り時々晴れ。空気は冷たく、風が強いので、体感温度はかなり低いです。

今日から本番とおなじスケジュールで動き、流れを作っていきます。

朝は水バラストを搭載することからスタート
8時に家を出発、8時半頃飛行場に到着。まずはグライダーに水バラストを搭載し、その後ランウェイの発航エリアにラインナップ(グリッドと言います)。
10時からブリーフィングに参加。ここで本日のタスクや気象情報、注意事項などを確認し、フライトの準備をします。
ブリーフィング後の情報整理と確認

本日は12:30頃離陸。日本時間では19:30頃となります。日によって多少前後しますが、今大会はだいたいこのぐらいの時間になるのではないかと思います。

出発します!

17:00頃着陸。
練習日初日は無事終了
この日はグライダーや携帯備品の機能チェックと慣熟が目的でした。緊急時に使用するエンジンのチェックもできました。
ジェットエンジンを格納するところの映像↓

May.14 Thu / Official training day 2
今日も風が強い朝です。妻沼の冬を思い出す、冷たくて強い風です。(わかる方にはよく伝わると思います。)ヨーロッパ勢にとっても寒いらしく、みなさん冬装備です。

上空はかなり冷えるためMaruも足元暖かくして出発しました。

本日も無事ランディング。

地上からはGilde and Seek(https://glideandseek.com/)でトラッキングしています。
見ていた感じ、時々ピンチ(高度が低い。。。)になっていながらも上がりなおしができていて、エンジンを使わずに帰ってきました。いい練習になったようです。

今日は早めに帰ってこれたことと、夕方は風も止み寒くなくなったのでチームキャプテンの佐志田さんにもお手伝いいただき、無線のアンテナ設置を行いました。
アンテナポールを伸ばしながら設置します。
設置完了!
無線は重要なツールです。特に丸山のように1人で参加する選手は地上クルーとの情報交換がとても重要になります。本番にむけて一つづつ準備を進めています。

家にもどって、ビールで乾杯!お疲れ様でした!

May.15 Fri / Official training day 3
雨が時々降る天候。今日はNo Taskとなりました。この2日間で練習できたので今日は1日オフとしました。
丸山はブリーフィングに参加するため飛行場へ行き、時間があったので各国のアンテナ調査をしてきました。
フランスチーム
ドイツチーム
オランダチーム
イギリスチーム
日本チーム
チェコチーム
スイスチーム
スロバキアチーム
デンマークチーム

リーダーは家で生活環境の整理を行いました。
本日クルーも日本を出発し、明日現地入り予定です。
いよいよ明日は開会式です!

*Facebookに投稿した内容を加筆修正しています。

2026/05/14

40th グライダー世界選手権大会(Poland) Częstochowa入り〜Unofficial Training Day

May. 09 Sat
第2陣としてリーダーが日本から出発しました。


そして丸山は滞在中のオーストリアからグライダーと共に会場となるポーランドのルードニキ飛行場に向け陸送を開始、無事に会場に到着しました。650km、9時間の陸送でした。
オーストリアを出発
ルードニキ飛行場に到着
今週は現地での体制づくりと本戦に向けた準備を行っていきます。


May.10 Sun
朝、リーダーがワルシャワ空港に到着。朝から空港は混んでおり、帰国の途につく日本人らしき人々もいました。Maruにピックアップしてもらい、Częstochowa(チェンストホバ)に到着。
レンタルハウスで軽くランチ、荷解きしてから会場となるルードニキ飛行場へ向かいました。

本日はグライダー組み立てを行います。
グライダーは分解された状態でハウストレーラーに格納されています。

主翼部分はとても重いため、いつも近隣にいる方にお願いして手伝ってもらいます。もちろんお手伝いを頼まれることもあり、お互い助け合って準備していきます。今回は知人のイタリアチームがいたので、彼らに手伝っていただきました。


日本国旗とTEAM MARU2026ステッカーも貼りました

毎年会うエストニアチームの2ワンコたち、今回も参戦してます!

May.11 Mon
大会が始まるまでにグライダーの総重量の計測を行います。より重い方がスピードが出しやすくなるので、総重量がレギュレーションの範囲内であることを確認するのが目的です。
格納庫の中にグライダーをいれます。

床に埋め込まれた計測器の上に主輪を乗せます。

グライダー本体の重量に加え、パイロットの重量、装備品の重量、さらにバラスト(錘)として左右の翼と垂直尾翼部分に水を入れ、すべてを搭載した状態が総重量が規定の範囲内かどうか、のチェックを行います。
チェック項目に沿って確認

重量の確認

コックピット内いいれる装備品の重量も一緒に量ります。

規定の600kg以内であることが確認でき、無事パスしました。

計測の待ち時間に緊急時脱出訓練もしました。 大会前に行う大事なチェックの1つです。

そして午後。雨となってしまったので、フライトは無し。 グライダーと共に借りている車に気になる点があったので、不安要素は早めに取り除こうとオーガナイザーに相談し、車整備に詳しいスタッフを紹介してもらいました。そのスタッフから念のため点検を受けることを勧められ、近くの自動車整備工場へ。




検査をしてもらったところ、問題なしのお墨付きをいただきひと安心。
これで不安なく過ごすことができます。親切な整備工場主さんとスタッフさん、つないでくれた大会オーガナイザーに感謝です。今回もいろんな方に助けられています。
点検してくれた工場オーナーさん。親切で仕事も丁寧。感謝です。

May.12 Tue
朝は雨。昼には上がり、午後は晴れる予報のため飛ぶ方向で待機することに。
が、とっても寒く風が冷たい。3月の天気が悪い関東の滑空場にいるときぐらいの体感。希望者は飛ぶことができるようになったものの、トップも低く飛びたい意欲が上がらないため、今日は練習お休みとしました。


日本チームキャプテンの佐志田さんも到着されたので日本にいるクルーも含めてオンラインミーティングを実施しました。
明日から公式練習ということもあり、今日は少しゆっくり過ごしました。

*Facebookに投稿した内容を加筆修正しています。

2026/05/06

Alfold cup 2026



世界選手権への練習として出場しました Alfold cup 2026、無事終了しました。5日間の競技フライトが成立して、結果は10位となりました。各競技日の得点率はそれぞれ66%、88%、85%、85%、91%で、全体の得点率86%(昨年は93%)でした。


Task1:重心位置が合わずクライムがイマイチ、スタート戦略失敗、着陸後に機材トラブル

Task2:午前中にトラブル対応して頂けたおかげで、競技フライト継続が可能に。重心位置を変更してクライムが改善、スタートも良いスタート

Task3:風に対応したスタート戦略が悪く、悪いスタート。クライムは改善したがまだ昨年のヨーロッパ選手権のクライムのレベルまでは戻せず遅れる。苦手のブルーをひとりで飛ぶことになったが、風を意識して飛ぶことが出来たレグもあり、そこは満足。上空が冷えている日の水バラストのマネージメントが新しく学べた日。

Task4:重量と重心位置を変更。スタートも良く、内容は良かったのだが、ガグルのみんなで悪いエリアにはまってしまって10分ロスのアンラッキーがあったので得点率としては伸びず。結果はついてこなかったが、アンラッキーを除けばフライトの内容の改善については満足。

Task5:重量と重心位置は前日のセッティングを継続。スタート良し。レグの選択も良し。昨年のクライムのレベルを、クライムの手順で試行錯誤した結果思い出せた日(これを本戦でも実践したい)。最後まで集中しきれればあと1分短く出来たが、集中が途切れた点は要改善。


昨年は初日から調子よく飛べていたのですが、今年は昨年のような調子に戻るまで4日かかりました。おかげで重量と重心位置のセッティングの試行錯誤をすることが出来て、良いセッティングをもう一度見直すことが出来ました。最終日Task5のフライトでようやく昨年のヨーロッパ選手権のTask9の日に実現できるようになったクライムが再現できました。

機材トラブルもありましたが、本線前にトラブルが出てくれて良かったと思います。これもトラブルのおかげで機材の調整が必要なことが分かったことで、本番前に対応が出来、本番は安心して飛べると思います。


状況が良くないときも「あわてず、あせらず、あきめず」を実践出来たと思います。上手くいくときばかりでは無いので、「あわてず、あせらず、あきめず」で乗り切っていきたいと思います


今週はノーフライト。現地滞在で体と心を休めながら、振り返りと、グライダーの業務と、本業のお仕事で来週からの本戦の準備に備えてます。


2026/04/22

出発します!

22. April.2026(Wed)

パイロットの丸山毅が世界選手権に向けて日本からヨーロッパに出発します!


オーストリアでグライダーをレンタルしたのち、まずはハンガリーで開催されるAlfold cup 2026(4/26-5/2)に参加します。

<パイロットコメント>

ついに出発の時が来ました。

今年の3月4月はトレーニング向きな天候になることがあまり多くなかったので、十分なトレーニングとはいきませんでしたが、最低限のトレーニングができたと思います。来週ハンガリーで行われる大会(Alfold cup 2026)で残りの練習とレース練習ができればと思います。

では、行ってきます!

パイロット 丸山 毅

<TEAM MARUのスケジュール>

4/22(本日) パイロット出発 オーストリアでグライダーをレンタルして陸送
4/26-5/2  ハンガリーで 練習コンペ(Alfold cup 2026)参加
5/9(土) オーストリアからポーランド共和国ルードニキ飛行場(チェンストホヴァ市)へ移動
5/10(日) – 15(金)  練習期間 ルードニキ飛行場(ポーランド) *リーダー合流
5/16(土) 世界選手権開会式 チェンストホヴァ市内  *クルー合流
5/17(日) – 29(金) 競技期間 ルードニキ飛行場(ポーランド)
5/30(土) 閉会式 ルードニキ飛行場からオーストリアへグライダー陸送・返却
6/2(火)  日本帰国

<寄付活動について>
公益社団法人日本グライダークラブが行っております「2026年第40回グライダー世界選手権参加支援事業」への寄付支援に対し、早くも多くの方々からご支援をいただいております。本当にありがとうございます。こちらの支援事業は6月末まで行っております。詳しくは以下ページに掲載しております。
・「2026年第40回グライダー世界選手権参加支援事業募集特定寄付金申込フォーム」


2026/04/02

2026年 グライダー世界選手権参戦のご支援をお願いします!


 私たちTEAM MARUは2026年5月16日よりポーランドで行われる第40回グライダー世界選手権に向け、パイロットの丸山 毅と共に準備を進めています。

今回は、その参戦目標を具体的に発表させていただきました。
詳しくは日本グライダークラブのホームページに掲載された、以下の文章をご覧ください。


合わせて今大会で必要となる遠征費の一部をご支援いただきたく、寄付金のお願いをさせていただくことになりました。



今回の寄付金は、公益社団法人日本グライダークラブが主体となり、第40回グライダー世界選手権に日本代表選手として参戦する丸山毅選手及に対する「世界選手権参加支援事業」として行われます。

丸山毅選手への支援は以下のようになっています。

募集総額:3,000,000円
募集期間:2026年4月2日から6月30日まで
募集理由:世界大会への選手・チーム・クルーとしての積極的な参加・協力のため
資金使途:第40回グライダー世界選手権参加支援費用として
振込口座:みずほ銀行 新橋支店 (普) 1027085 (社)日本グライダークラブ
申込方法:下記フォームに所定の事項をご記入の上、お振り込みください

「2026年第40回グライダー世界選手権参加支援事業募集特定寄付金申込フォーム」

過去にも多くの方からご支援いただきました。そのご支援により、皆様と一緒に世界選手権への参戦を継続することができております。皆様からパワーもいただけていること、大変感謝しております。

大会に向けての準備など、随時アップして報告させていただきます。
どうかご支援・ご声援よろしくお願い申し上げます!

TEAM MARU 一同

2026/04/01

eSTK.me で eSIMを物理SIM化してOudie N で利用

Oudie N なのですが、物理SIMのみの対応のため、eSIMが使えません。OGN機能を使うには通信機能が欲しいところです。昨年はThree社の物理SIMを差してハンガリーでOGN機能を使っていました。

Threeの物理SIMは180日有効なので、シーズンごとに買い換えが必要になります。(180日超えても使える場合もあるみたい

eSIMを物理SIM化出来るeSTK.meを見つけたので、UbigiのeSIM買い切りデータプランを載せれば、Oudie NでもeSIMが使えるかと思い、eSTK.meを試してみました。

  1. eSTK.me購入
    • ホームページから購入
    • 一番安い ESTKme Lightプラン、HKD 100 なので、送料込みで145香港ドル(3000円くらい)
      • プランの違いはeSIMのプロファイルをインストールするための物理SIM内部の容量の違いらしい。沢山プロファイルを入れる(複数のeSIMを使い分ける)のでなければおそらく一番安い(一番容量が小さい)ので大丈夫そう
    •  SF-Internationalで5日で到着
  2. eSIMのアクティベーション
    • AndroidスマホにESTKmeアプリをインストール
    • 到着した物理SIMをAndroidに差してAndroidスマホを再起動
    • ESTKmeアプリを起動すると、ESTKme 物理SIMを認識している(EID (32桁のEsim IDentifier)が送られてきたESTmeカード本体に記載されているのでESTKmeのSIMが見えていることを確認する)





    • SIM1をクリックすると見えるプロファイル

    • Bootstrapというプロファイルが見えるので、選択して、プラスボタンを押す
    • ダウンロード画面に行き、QRコードスキャンの画面が出てくる。


    • QRコードでeSIM プロファイルをインストールできる画面のようなので、ブラウザーでUbigiページへ行って、eSIMのデータプランを購入する
  3. Ubigiデータプラン購入
    • eSTK.me用にUbigiのユーザーアカウントを作成して、買い切りデータプランを購入(一つのUbigiユーザーで複数のスマホのeSIMでは動かせないため)。今回はとりあえず日本国内1GB 30日 700円のプランを試しに購入
    • 割引コードがあればそちらで割引
    • データプランを購入するとUbigiのページに「この端末にeSIMをインストール」のオレンジの帯が表示されるのでタップ
    • eSIMプロファイルのQRコードが表示されるので、再度先ほどのAndroidのESTKmeアプリへ
  4. アクティベーション続き ESTKmeアプリでeSIMインストール
    • ESTKmeアプリの先ほどの「QRコードスキャン」の画面でUbigi eSIMプロファイルのQRコードをスキャンすると、UbigiのeSIMプロファイルがESTKmeの物理SIMへインストールされる(1分くらい)
    • プロファイルのインストールが完了すると、UbigiのプロファイルがESTKmeアプリ上で見えるようになる。


    • Bootstrapプロファイルをオフに、UbigiのプロファイルをONにする


    • Android端末で、ESTmeのSIMのみで通信する設定(Wi-Fi オフ)にして、UbigiのプロファイルのSIMでのインターネットの疎通を確認
    • ESTKmeの物理SIMをAndroidから抜いて、Oudie Nへ差す
  5. Oudie N でモバイル通信でのインターネットの疎通確認
    • ESTKme SIMをOudie Nに差して、Oudie NのSettingsのアプリの Network & Internet → Mobile network の Network で Automatically select network で Ubigiが選択されていることを確認
      • Oudie NでSIMが認識されないときはSIM差し直し、Oudie Nの再起動
    • SIMを認識するがネットに繋がらない。SettingsアプリのNetwork & Internet → Mobile networkを確認すると、APN設定が自動でされなかったようで、Access Point Name → APNs にいくと何もない。プラスボタンを押して、こちらを参考にAPN に mbb 、APN name を分かりやすい名称にして、アクションアイコン(右上の三つボタン)から save
    • APN設定が保存されていることを確認
    • Mobile networkでSIMのみで通信する状態にして、ブラウザー等でインターネットの疎通を確認
    • これでeSIMでOudie N でOGNが使えるようになりました。
  6. ESTKmeの設定で参考にしたページ

これで、ヨーロッパに行ったらヨーロッパのデータプランに切り替えれば、ESTKme上のSIMはUbigiのままでOudie Nで使えそうです。(→ヨーロッパのデータプランを購入して現地でUbigiでのデータ通信利用ができました。5日間利用で500MB位の利用でした)

2026/01/03

2026年のチャレンジ

 


あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

2026年は5月にポーランドで開催される世界選手権に参加します。例年通り5月連休に毎年参加しているハンガリーのローカルコンペに参加してレース練習を行い、一週間ほど間を挟んで5月にポーランドでの世界選手権18mクラスに出場します。今年も現地は3名のチームの予定です。

2026/4/26~2026/5/2 Alfold Cup(Hungary, Szeged)

2026/5/16~2026/5/30 40th FAI World Gliding Championships 18m class(Czestochowa, Poland)


2025年シーズンは、5月連休のAlfold Cup は4位、8月のハンガリーでのヨーロッパ選手権は19位相当、得点率86%になりました。
地上からのサポート体制が年々向上していることで、一人だと慌ててしまう・焦ってしまうコンディションでも「慌てず、焦らず、諦めず」が実践できるようになりました。一人だけ降りてしまうようなミゼラブルな日を作らなかったことが、3年ぶりの結果改善に繋げることが出来ました。(低くてもガグルで動けていたり、スタートを失敗した日に後ろのガグルに合流できたりと、運が良かったのもあります)。
昨年から「飛ぶことを考える時間を増やす」ために、自分自身のフライト以外に気にかけることを減らすことに周りに協力いただき、「いまここ」に集中出来るときが増えたと感じました。

2024年に感じていた、「基礎的なレベル差があった段階からは大きくステップアップできている自信」を、2週間コンスタントに結果を維持することが2025年は実践出来ました。

2026年も、「慌てず、焦らず、諦めず」で、臨みたいと思います。

2026年1月
TEAM MARU パイロット
丸山 毅