2014/06/30

【ご報告】クラウドファンディング終了いたしました

5月30日夜11時にスタートした

87名というメンバーの誰もが予想しえなかったほど多くの皆様から支援表明をいただき、目標の1,000,000円を大幅上回る1,221,000円 という金額となりましたことをご報告させていただくと共に、ご支援いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。支援表明とともにいただいた応援メッセージ、また、このプロジェクトを告知してくださった皆様からのご声援など、私達にとってのまさに強い追い風となり上昇気流となっております。

グライダー世界選手権大会のスタートまで1ヶ月をきりました。皆様からいただいたこの強い風と上昇気流にのって世界選手権を戦って参ります。そして皆様にも一緒に世界選手権を楽しんでいただけるよう、現地の様子はブログやFacebookを通してお伝えさせていただきます。
 引き続きのご声援、どうぞよろしくお願い致します!

Team Maru 一同
 https://www.facebook.com/TeamMaru 
http://maru-wgc.blogspot.jp/


2014/06/28

2014/03/23 国内トレーニングday8

福島縦断 安達太良wave


コンバージェンス から吹き抜けでwave に変わる難しいコンディション。
スタートの早かったTさんDG400はコンバージェンスで福島空港アビームまで北上、コンバージェンスが崩れたところで南下してきて黒磯滑空場対地2000ftからローターであげなおし。

曳航が混み合ってスタートの遅れた我々はコンバージェンスで矢板までは順調でしたが矢板付近からコンバージェンスが崩れはじめ、迷いながらwave探索に舵を切ったのが結果的に上手くいきました。(矢板で一度東に行っているのはそのためです。
流され方からも急に矢板から風が強まっているのが分かります。
Iさんのwaveエントリー方法はさすがで、勉強になりました。

wave に入った後はしっかりしたwaveで雲の前面とGPSのトラックを20-30度の間、南行きは200度に
保つように、上昇率に合わせて速度を変えて、速度を変えた際にはトラックを維持するようにヘディングを変更。

宮城県内はオーバーキャストだったので福島市でターンして南下。
那須で時間があまったのでターンして2往復しました。

那須~安達太良山のルートを都合2往復4回通ったので毎回少しづつルートを変えてみて雲の見え方と山との距離で強い場所を試してみました。
夕方になるほど安定層がしっかりするためかwaveは強くなりました。
東京コントロールは親切で、TさんDG400と150m差でヘッドオンほぼ同じコースで相対速度400km ですれ違った際も適切なレーダーサービスが受けられました。
(東京コントロールとのコンタクトは、巡航高度に幅を持たせて、ヘディングを変える際には事前に一報するのが良いようです。)

帰りは板倉周辺も全面wave で降りるのに苦労しました。

今週も弱い冬型。 弱い前線が通過している
前線通過直後のコンバージェンス。南から、利根川風系の境目のコンバージェンス、日光山系の東端に宇都宮盆地の空気との境目に南北のコンバージェンス。太田原で吹き抜けているのでその南にコンバージェンス

次第に北側の高原さん近辺のコンバージェンスが崩れ始める
白河が吹き抜け、日光、宇都宮盆地にかけて吹き抜けて傾向が始まり出す

宇都宮盆地も吹き抜ける。那須近辺、白河から北も吹き抜け
15:00 さらにまだ後ろに前線あり
3000m の風。北(仙台)ほど上空の風が強い。風が強すぎると仙台のあたりは手前の山の低いところが脊梁山脈での風が止まらず抜けてしまう。

猪苗代湖近辺。このあたりは山が低いが、湖の安定層があることでwaveは安定する


スタート直後の鹿沼付近のコンバージェンス




先行するDGを追いかけることに、まずはコンバージェンスを使って北上


太田原の南 


黒磯付近のwaveの雲 前面(左側)が壁の様に立ちはだかり、雲頂にキャップクラウド。南から北を見て撮影。この前面(西側)でwave in

離陸後鹿沼方面 コンバージェンスがつながる

雲頂のキャップクラウド


那須の東でwaveに入ったところ

那須の山を西に見ながらwaveで上昇

完全に雲の上に

20,000ftに見える逆転層 PM2.5 ? 黄砂?


綺麗なフェーンギャップ












wave 第2波のギャップ その先は太平洋





安達太良山でターンして南下中








猪苗代湖

2014/06/26

[Crew Work] アウトランディング時のポジションレポートとリトリブの方式(Garmin利用方法、携帯電話、データSIM利用方法


アウトランディング時の連絡方法とリトリブの流れについて

基本はエンジンを回して帰ってきますがエンジントラブルや、ストーム等による forced outlanding に備えたアウトランディングリトリブシミュレーション手順です。
  • 0. 事前準備
  • 1. 場所特定
    • SPOT でトレースを監視(Kさんのを借用予定)
    • アウトランディング後に携帯電話で緯度経度をパイロットから連絡
      • パイロットは Oudie  の緯度経度(60進)を連絡
        • Menu - Info ページ
        • 度分秒の60進数で表示される
        • 例 51:42:00, 17:50:30 これで北緯51分42秒00分 東経 017度50分30秒
    • googlle map にパイロットから連絡のあった Oudie GPS座標を入力して場所、Leszno からの所要時間、大体のルートを確認、
      •  例 51° 42' 00", 17° 50' 30" (Ostrow の飛行場)
      • 上記のように 60進の場合は google map の検索窓に 51 42 00 17 50 30 で入れるとそのまま緑矢印で出てくる
    • 道路地図と突き合わせて大体の場所を確認
      • 紙の michelin map Poland SW (30万分の一)で大体の場所を google map とつきあわせて確認(リトリブカーのダッシュボードに入れてあります)
      • パイロットは同じ地図を持っているので携帯電話越しにパイロットと大体の場所を相互確認しましょう。
  • 2. Garmin へ転送
    • Garmin POI loader を利用
      • Excel で csv ファイルを作成(上記リンクを参考)
      • csv ファイルは「経度」「緯度」「名称」で
      • 緯度 経度 名称(英語) で入力。100進で入力する。上記 60進で google mapに入力後、緑矢印を右クリックすると 100進がでてくるので、100進を入れる
      • csv ファイルを保存。PC に USB cable で Garmin nuvi を接続後、Garmin POI loader でファイルを指定してnuvi にアップロード
      • 「目的地検索」「下矢印」「下矢印」「その他」「カスタムPOI」「全カテゴリー」に入力したPOIが出てくるので、そこへ Go !
    • Garmin Communicator を使う場合(2014/04 現在 bug があり下記利用不可能)
      • Garmin Nuvi を USB ケーブルで接続
      • google map 上の座標で出ている右矢印を左クリック、出てきたバルーン上の座標を確認
      • 「その他」-「送信」 「ナビメーカー」 で Garmin を選択、わかりやすい名前をつけて保存
  • 3. Garmin で表示
    • 「目的地検索」「お気に入り」「全お気に入り」から先ほど保存した場所を選択して「出発」でルート案内されます
    • ないしは「目的地検索」「下矢印」「下矢印」「その他」「カスタムPOI」「全カテゴリー」
  • 4. 携帯電話の残量
    •  topup card の有無を確認
    • プリペイド携帯SIMチャージが無くなると電話が通じなくなるので要確認
    • 着信は出来る?着信があったSMSが届きます。電話がかけられないのに気がつかないときがあります
    • 足りないときは途中のガソリンスタンドで購入。Orange の Topup で 25 ズロチで通じます
    • レシートみたいなのをくれて、そこに14桁のコードが書いてあります
    • *125*14桁のコード#通話ボタン
    • チャージが完了するとSMSが来ます
    • ポーランドは平野なので、ほぼ全域で GSM 通信が可能です。3Gは主要都市のみなので、2012年時点では田舎は駄目でしたが2014年現在はかなり通じる様になってきています。
  • 5. データSIM 
    • http://www.doladowania.t-mobile.pl/
    • デフォルト 500MB 利用できなくなると wifi ルーターにつながらない X の表示が出ます
    • webからカード決済できないらしく、銀行決済の模様(debit?) ポーランド語だけでよく分からず、市内の店舗で topuup しました
    • あとは音声電話に差し治して topupバウチャーでtopupする
  • 積み込み、トレーラー連結、出発
  • 上記を事前に日本でチーフクルーとシミュレーション練習しておきます。

2014/06/22

私も世界選手権へスタッフで参加します!

ワールド本戦まであと約1か月半!
スタッフに加わりました、佐々木洋子と申します。
就職を機にグライダーを再開して3年、最近は丸山選手と同じ板倉滑空場で飛んでいます。
競技会参加が復帰のきっかけだったこともあり、最近はグライダー競技に興味津々です。

丸山選手が出場した5月のポーランド選手権では、夜な夜な現地の気象情報やその日のタスクをみて「こんな日はどう飛ぶのだろうか」と想像しながら眺めていました。
お天気は西から東へ変化する日本と異なり、ポーランド中心の天気図は東西でぐるぐる渦を巻き、どう変わっていくのかさっぱりわからない。。


大会後に丸山選手とそんなことをメールでやり取りしていると、「データサイエンティストとしてTEAM MARUのスタッフにならない?」とのお誘いが。
最終的に、クルーとして本戦にも参加することになりました!


本戦では「飛ぶ」以外の日々のルーチンをパイロットとともに進めながら、どんな情報から何を考えてどう飛ぶのか、また長い競技期間をどうつないでいくのか(日々のルーチンや翌日への切り替え)を学んできたいと思います。あわせて各国のグライダーパイロットと、今後お互いの滑空場に招待しあえる仲になれるといいですね:-)

というわけで、 今回のスタッフ参加を通して、
 1) 世界の選手たちがどんなことをしているのかを吸収し、
 2) 日本のグライダーパイロットに競技のおもしろさを持ち帰り、
 3) グライダー?あ、あの三角形の…、という人にグライダーの存在を知ってもらう、
ことを目指して、ブログやfacebookでも情報発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!

佐々木洋子

2014/06/19

プロジェクト成立いたしました!

5月29日より行っていたクラウドファンディング
「大空の楽しさを若者に伝えたい!アラフォーパイロットの世界挑戦」

本日、プロジェクト成立となりました!

ウェブサイト上の募金額が100万円に到達したのです。

多くの皆様からご支援・ご声援いただけましたこと、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございます!

ただし、本プロジェクトは引き続き6/29まで公開され続けます。
その間も募金が継続されるしくみなのです。

もし募金額が目標額以上に集まった場合は、チーム内で改めてミーティングを行い、その使途を皆様へお知らせします。そして後日、会計報告という形で必ずご報告いたします。

今回の取り組みで、私たちのメッセージはより多くの方へ届いたと思います。

「グライダー」をもっと多くの人に知ってもらい 
楽しんでもらいたい!

そしてまたこのプロジェクトを通じて私達の目指す「野望」を1人でも多くの方に知っていただけるよう、引き続き頑張っていく所存です。

皆様からのメッセージ、チームにとって大きな力となっております。
引き続きのご声援、どうぞよろしくお願い致します。本当にありがとうございます!!


TEAM MARU 一同



2014/06/18

2014/03/22 国内トレーニングday7

茨城縦断フライト

http://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?dsId=3493987
https://www.skylines-project.org/flights/28179/

板倉冬型で吹き抜けてしまい、ローカルは上がりません。20km 北 葛生のコンバージェンスまで曳航してリリースしました。
離脱後は山際の南北のコンバージェンスで北上します。山の影響で西風が弱まり、宇都宮盆地と日光山系の空気の境目ができています。
日光の谷は東風ですが、高原山のすぐ北の塩谷の風が吹き抜けていることがアメダスから分かりますが、吹き抜けの南に東西のコンバージェンスが発達しました。このコンバージェンスを利用して東へ。
水戸の平野は南風がはいり、水戸平野の北の台地の境目に東西のコンバージェンスがさらに海まで続きました。

宇都宮盆地西の山際の南北のコンバージェンス(緑線)で北上後、男体山から東西にできたコンバージェンス(赤線)で東へ移動
谷が抜けて昼から冬型が一時的に強まる


離脱後のリフトであがりきり、まずは男体山へ北上


日光市の南から北(高原山)を見る。日光の谷から北側はブルー 今日は高原山にはコンバージェンスがありません

日立市のあたり 海まで東西コンバージェンス



常陸太田市のあたりから西高原山方面を望む

那珂川の流れる水戸平野のコンバージェンス ずっと南には霞ヶ浦のあたりにもう一本別のコンバージェンスが見える

男体山方向へコンバージェンスを戻る ひたすらドルフィンで

中禅寺湖まで戻ってきた。

順番がずれたが行きの三菱喜連川テストコースのあたりから東

那珂川御殿山町のあたりの日野自動車テストコース

水戸平野の北側の台地の際を東西に海まで続くコンバージェンス。南風でトリガーされている




日立市のあたりから北側 海岸コンバージェンスで北にも移動可能