2014/08/24

TEAM MARU 写真館 【世界選手権大会 Jacek Lewinski氏の写真】

大会中は現地カメラマン Jacek Lewinski氏による写真がFacebook上で公開されています。
TEAM MARUのメンバーも登場しています。ご本人に許可をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

出発前。滑走路にグリッドされたグライダー。全部で127機います。

World Gliding Championships 2014
photo by Jacek Lewinski

World Gliding Championships 2014
photo by Jacek Lewinski



日本チームキャビンから外の様子をみている佐々木クルー。となりはSWEDENチーム。

World Gliding Championships 2014
photo by Jacek Lewinski


 International night の集合写真。クレーンの上から撮影されています。日本チームは前の方にいますがわかりますか??

See you at the next photo session ...
World Gliding Championships 2014
photo by Jacek Lewinski

増谷CaptainとPiloto丸山。International nightにて。

World Gliding Championships 2014 - Leszno
photo by Jacek Lewinski


 
Day6 Thunderstormを避けて引き返してきた日。この日はほとんどの選手がアウトランディングしました。 

Escape before the storm
World Gliding Championships 2014 - Leszno
photo by Jacek Lewinski

  
おなじくDay6 この日に大会会場に到着した久野さん、野木森さん、大熊クルーと赤石。
天候が悪化してMARUの帰投を待っているところです。

World Gliding Championships 2014 - Leszno
photo by Jacek Lewinski







Day10。最終日出発前。当日レースクイーンを務めた高木さんと「選手を帽子であおげ!」「もっと必死に!」と写真家に指示されてがんばって仰いでいる大熊クルー。

The Lord of the Ring
World Gliding Championships 2014
photo by Jacek Lewinski



OLYMPUS STYLUS1  photo by k.akaishi
↑ ちなみに撮影風景はこんな感じでした。



滑走路の端で帰ってくるグライダーを狙っている河村広報リーダーを撮影した1コマ。

World Gliding Championships 2014 in Leszno
photo by Jacek Lewinski


最終日の撤収中の写真。電話しながらバケツを持っていたMaru。

"They have medals, I have a beautiful bucket and also I'm happy."
Best regards Jacek
World Gliding Championships 2014 in Leszno
photo by Jacek Lewinski



































閉会式にて。扇子を使っていたのは赤石だけ。珍しいのかいろんな人に写真撮ってました。

World Gliding Championships 2014 in Leszno
photo by Jacek Lewinski




































他にこんな写真もアップされています。
Before the start
World Gliding Championships 2014 in Leszno
photo by Jacek Lewinski




With greetings
World Gliding Championships 2014 in Leszno
photo by Jacek Lewinski





Jacek Lewinski氏の撮影風景  いつもミニチュアダックスがお供しています。毎日ご主人にくっついて走り回っているのでとってもスリム!
OLYMPUS STYLUS1  photo by k.akaishi

河村広報リーダーと撃ち合い??
OLYMPUS TG3  photo by k.akaishi

Jacek Lewinski氏の写真はこちらでも見ることができます。
https://www.facebook.com/studioltv?fref=nf
http://www.ulotne.com/

(赤石)

2014/08/23

杉山愛さん講演会

本戦出発前の 2014/6/26 に日比谷図書館で行われた杉山愛さんの講演会を聞いてきました。杉山愛さんの本を読んでいたので愛さんには前から興味がありました。
講演会のネタはwebで検索すると出てきますが、耳に残ったところをメモ、自分の感想、実践も書いています。

  • 小学校2年生からテニスでプロになると決めていた。ジュニアの頃から海外に行っていたので海外に行くのはそんなに特別なことでは無い
    • グライダーも同じで、海外が本場のスポーツなので、海外に行くことにストレスが無い事は大事なことだと思う
  • ツアーの中に自分の居場所を作る、ホームにする。
    • これは自分も実践してきた。この3年で六回のポーランド行き。友達をたくさん作る(小さな世界なので友達はドンドン増えるし、何処に行ってもあったことのあるメンバーが居る)
  • 引退前の伊達さんは日本がホームで試合に海外に行っている感じだった。伊達さんは責任感が強い、遊びが無い、3日試合があくと日本に帰っていた。日本食。当時は損をしている様に見えた。現在の伊達さんはツアーを楽しんでいる様に見える
    • 食事は私は日本食で無いとだめだな。。
  • 英語は子供ころから興味があった(講演のメインテーマが「国際人として生きる」だったので)
    • 海外が本場のスポーツをやる上で、英語は必須能力と思う。
  • ジュニアの大会はシニアと違って整っている。シニアの大会に行って、ポイント争いの厳しさに差を感じた
  • 小さい頃から自分で判断させられていた(芙佐子さん(母)の教育)常に聞いてくる、考えさせる。どうなのと聞いてこない、話しやすい雰囲気を常に作っていた
  • 子供の頃に散歩に行くときに靴が履けるまで待っていた。散歩は愛さんの時間なので、それまで待つ
    • コーチとして非常に大事なことだと思う、実践できてない。。
  • とはいえ母に決めて欲しいときはあった(笑)
  • フィギュアスケート、クラシックバレエ、体操、水泳とスポーツは色々やっていたが、テニスが楽しくてテニス一本にした。ラケットで打球をとらえる快感、ラリーの快感、勝てる様になるとさらに楽しい
  • 元来社交的。話すのが好き、英語は次第にできる様になった。
  • ツアー生活は単調なことの繰り返し。それらを楽しむことが大事。自分がどれだけ恵まれているか、人の話に耳を傾けてみる
  • ダブルスはサーブ&ボレー、シングルスはバウンドしてのストロークプレー。同じテニスでも全く違う。
  • 調子が悪いとき、チェックポイントを見て見ぬふりをしてた。次第に怖くなり、スタイルを見失った。シングルスのリズムがつかめなくなった。
    • 私の場合、悪いところのレビューは必ずしています。極力翌日同じ間違いを繰り返さない様、間違いに入り始めたきっかけを大事にしています。
  • 2000年、25歳の時、テニスをしている意味が無いと思うくらいスランプで追い詰められた。母に相談、母は「解決策が見える」と、ここから母にコーチを依頼した。コーチ、打ち方、トレーナー、考え方を変えた。テニスを通じて自分と向き合って成長する、自分探し、自分磨き、考え方が変わった。一年後に結果が出てきた
  • ダブルスのパートナー探しは声がけ、勝てそうな人と組む。
  • sorry ばっかり言っていた。ベストを尽くした上で、どんなときもエネルギーを下げない。
  • 相手にいつもプレッシャーを与えられるチーム
  • 日々のスランプの解消。考え方を変える結果に一喜一憂しない。自分が良くても相手が120%を出したら負ける。いつもやってきたことをだせるようにする。何で出来なかったの、ではなく、自分が出来たこと考えると収穫のある負けになる。自分の 100% を出せる様にする
    • 結果目標では無く、パフォーマンス目標の話ですね
  • 調子が悪いとき、今日は調子が悪いが自分の良いところに持って行く
  • 練習でだしきる(all out する)
  • 遊戯三昧 今を楽しむ、することを楽しむ
  • ツアーでも苦しいときはある、わくわくでいくと意外と乗り切れる。気合いを入れるスイッチを入れる
  • 充実した時間をすごす。自分から前向きな気持ちに。
  • 体、気持ちを整える。年間25試合、12万キロ / 年の移動距離
    • これはその通り、移動は年を重ねてくると結構疲れる。フランクフルトで一泊して休みを入れるなど(以前はその日のうちに現地まで移動、を心がけていたが、深夜到着になり結構疲れる)
  • 塩谷先生の本、呼吸法。緊張しやすかった。自分の成功イメージを重ねる。脳にイメージをインプットする。スランプ後、朝夜30分の呼吸法のルーチンを繰り返す。
  • 愛さんのよいところ 真面目さ(これは真似できる)、回復力(私にないもの)、交際性(これも私に欠けている部分)
  • 試合中の呼吸法について直接質問してみました。多数の方が手を上げていたのですが、最後に時間をいただけました!ツイテル!(丸山も緊張しがちなので、杉山さんの本を読んで、呼吸法は参考にしているのですが、実際にコートでどのように実践されていたかを聞いてみました)
    • サービス間の時間は短い。コートチェンジは90秒あるので結構出来る
    • タオルをかぶって情報を遮断、良いイメージをいれる。悪いイメージを切り離す
      • グライダーだとグライドの時間か、クライムの時はそれほど時間が無いので

この講演会は3回シリーズの様で、第2回はスピードスケートの清水宏保さん、第3回はカーリングの小笠原歩さんです。清水さんの開催時は残念ながら大会中で不在にしているので参加できませんが、小笠原さんの回は申し込みました。カーリングはトリノオリンピックの中継を見てからのファンなのでとても楽しみです。(ゴルフ、グライダーに通じるメンタルスポーツだと思います)

2014/08/14

TEAM MARU 写真館 【世界選手権大会 撤収!】

朝早く、佐々木クルーが日本に発ちました。

1時間半ほど離れたポズナンへレンタカーを返してフランクフルト経由で成田へ向かいます。

丸山をサポートするデータサイエンティストとして今回の遠征に急遽参加することになった彼女ですが、大会期間中の2週間、本当によくサポートしてくれました。

毎日の気象情報収集や、フライト中の丸山近辺にいるライバル機の分析など、今大会は彼女抜きには語れません。

2週間の荷物にしてはあまりにも小さすぎるカバンから着替えや浴衣はもちろんあらゆるデータ機器が飛び出し、「カバンが四次元ポケットに違いない」とみんなから不思議がられていた彼女ですが、帰り際に見たら、やはり小さかったです。

でもカバン同様、その小さな体にどれだけのパワーが秘められているのだろう? というほどシャキシャキと動く彼女に、今大会は様々に助けられたのでした。

ありがとう。佐々木さん。
そしてお疲れさま。また会う日まで。


昨日お昼過ぎ、福崎クルーと大熊クルーがレシュノを発ちました。電車で空港まで向かうのです。
福崎クルーは丸山のクルーを歴任して来たベテラン。あ•うんの呼吸で丸山を支えられる古くからの友人です。中国地方に転勤してからは、愛機が駐機される関東の滑空場になかなか来られない日々が続いていましたが、今大会で長期の休みを取って駆けつけてくれました。丸山もほとんど地上でのハンドリングをせずに済み、競技に集中していましたが、これも福崎クルーが来てくれたおかげです。
本当にお疲れさま!

大熊クルーは今回、チームが提案した若手育成プロジェクトで選ばれた学生です。直前に指定養成の合宿で自家用操縦士のライセンスを取得するなど、ここ数ヶ月グライダー三昧の生活を送りつつ周りの環境が大きく変わる中、世界選手権にやって来ました。ここポーランドで何を見、何を感じて帰ったのか。今後の活躍に期待しましょう!


ポーランドでお世話になった Oscenda さん一家です。我々が3週間お借りした家の大家さんです。明るいご家族で、困った時はすぐに駆けつけてくれました。競技日は朝から夜までがあっという間で、パイロットもクルーも忙しい毎日でしたが、この家に帰れば安心できました。とても広くて綺麗で過ごしやすく、快適でした。庭には素敵なバーベキューグリルがあり、何度も利用しました。本当に、楽しい空間をありがとうございました! またポーランドへ行くような機会があれば、ぜひ利用させていただきたいです。皆さんにもお勧めです!

ベルギーへ。昨日13時にレンタルハウスを大家さんに引き渡しして1日半。1500キロの旅路も半分くらい来たでしょうか。ドイツ横断中です。
ベルギーの滑空場に到着しました。ポーランドからまるまる1日の旅でした。道中は運転を交代しながら高速道路脇のホテルで一泊を挟んで連続走行。事故も起こさず、機体も傷つけず、お借りしていた機体を無事お返しすることができました。機体のオーナーさんにはお会いすることができず、機体のチェックは週末になってしまいますが、皆さんのおかげで大きな問題もなくここまで来ることができました。これならデポジットも全額帰って来るのではないでしょうか。丸山も赤石もだいぶ肩の荷が下りた様子です。
ありがとう、ASG29。
ありがとう、セブンゼロ。

文・写真 河村

ベルギーでグライダーを返却した後、フランクフルトヘ。
7/19からずっと行動をともにしていた河村広報リーダーが帰国の途につきました。連日、強烈なヨーロッパの日差しの元、丸山やチームの様子をはじめ、大会の迫力ある写真を撮り続けてくれました。彼の腕は真っ黒に日焼けていて、重量のある大型レンズを3週間使い続けた結果、左腕が一回り太くなり、ウエストはベルトの穴2つ細くなったそうです。最後まで現地の様子を楽しく丁寧そしてわかりやすく発信してくれました。本当にありがとう!
明日を陸送予備日としていたパイロットとリーダーはもう1日ドイツに滞在して明日、帰国の途につく予定です。

フランクフルト空港で搭乗待ちしています。いよいよ帰国となりました。
今回は全日本空輸からのご支援のおかげで十分な日本食を持ち込むことができ、選手はじめチーム全員が体調崩すことなく過ごすことができました。ありがとうございました。
皆様からのご支援ご声援に感謝しつつ、ANAの翼で日本に帰ります。
8/13の帰国を最後にパイロット、クルー全員、無事帰国いたしました。この場を借りて報告させていただきます。ありがとうございました。

文・写真 赤石

2014/08/12

TEAM MARU 写真館 【世界選手権大会 最終結果】

おはようございます。

夜の12時を超えてもなお続いたフェアウェルパーティーの喧噪もどこへやら。レシュノは静かな朝を迎えています。

でも、太陽の昇る位置はだいぶ変わりました。
ポーランドは秋になろうとしています。

おかげさまでチームマルは2週間の競技を無事戦い終えることができました。ご声援、本当にありがとうございました。

丸山の昨日の順位は26位。総合は31位でした。
最終的にトップの得点は7246点、丸山は6082点。
得点率は84%で、本人が目標としていた数字を達成することができました。

我々チームは対外的には別途「10位以内」と無理難題を課し、丸山にプレッシャーをかけていましたが、世界のグライダー大国の強豪が揃う中、十分な成果を収めることができたと思います。特にデイリー3位の数字を残せたことは大きな自信になりました。

そしてもうひとりに日本人選手、
15mクラスの 市川 展 さんは総合6位。
素晴らしい成績で今大会を終えることになりました。
本当に、本当に、おめでとうございます!

詳しくは公式ホームページをご覧ください。
本命のKAWA選手、やはり勝ちました。強いですねー。
http://www.wgc2014.hb.pl/

チームは今、3週間にわたって借り続けたレンタルハウスの大掃除をしています。この後、4時間後にレシュノの中心街で閉会式。そして6時間後にはベルギーへ向け、グライダー返却1500kmの旅に出発します。




文・写真 河村

TEAM MARU 写真館 【世界選手権大会Day10】

最後のブリーフィングが行われました。

今日のタスクは今大会最長となる、398kmが設定されました。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://maru-wgc.blogspot.jp/2014/08/day10.html
曳航開始はポーランド時間の12時15分。
あと15分の予定です。
丸山のコンテストナンバーは70番。
6番グリッドなので曳航開始から30〜40分後くらいの離陸です。
http://www.wgc2014.hb.pl/images/grids/grid_9.08.pdf
全機空に上がるのに1時間。
スタートゲートがオープンするのは1時40分頃でしょうか。
丸山のトラッキングデータはこちら。 

http://bit.ly/1s11BFB
昨日のデータが残っていますが、順次新しいデータに更新されていきます。そして大会側が毎日15機選び、15分遅れで公開するトラッキングデータはこちらです。
http://live.way.aero/wgc_leszno_2014/
今日はもしかしたら丸山の参戦する18mクラスが公開されるかもしれません。
どうか、丸山の今大会最後のフライトをお楽しみください。
それでは、出撃します。


緊急報告。発航開始にディレイがかかっています。滑走路上ではチームキャプテンミーティングが何度か開かれており、タスクAの398kmを撤回。タスクBの320kmとなりましたがさらに撤回。タスクCが発表されそうです。曳航開始時刻は12時半かも知れません。
気象条件が当初予想したほど好転しないのかもしれません。
でも、真っ青だった空にひとつだけぽっこり雲が浮かび始めました。


タスクCが発表されました。245kmまで短縮されています。
曳航開始は12時40分。今から10分後です。
曳航機も準備万端。
どうやらエンジンに火が入ったようです。
滑走路が賑やかになって参りました。
では、再度出撃してきます。



18mクラス、ただ今ゲートオープンしました。
そして日本のみなさん。
今日の公開トラッキングデータの中に丸山が入っています。
15分遅れですが、丸山と他の14機(無作為抽出)の位置関係が楽しめます!(注 当日のみ有効のため現在はごらんいただけません)
http://live.way.aero/wgc_leszno_2014/
 


最終日。最後の曳航です。

陽炎の向こうに丸山機発見。

丸山機、キレイに上昇して行きます。
あ、翼を振ってますね…


あ…手を振ってる。
なんだか嬉しそうです。

この日はカメラマン河村さんが見えましたので手を振ってみました。(MARU)


いってらっしゃい。
悔いのないように。



今日のタスクです。
15mと18mとオープンクラスが書き込んであります。

そして、グライダーが何機か飛んでいる絵は
本日のトラッキングデータです。これは15分遅れです。
http://live.way.aero/wgc_leszno_2014/

さらに「SPOT」というウェブサイトは丸山が個人的に発信しているトラッキングデータです。これはオンタイムです。


(注:こちらは当日のみ有効の情報です)
http://bit.ly/1s11BFB

丸山は第2旋回点をクリアしています。
まだ起きている方はお楽しみください。
 




曳航機もお役御免です。

2週間本当にありがとう。

こんなに可愛い娘に拭き上げてもらったら
彼もきっと満足でしょう。

続々と、ホームベースへ帰って行きます。



最終日、役割を終えた曳航機が編隊を組んで帰って行きます。写真はチェコから参加の4機。
お疲れ様!

丸山機、無事帰ってきました!

成績が反映されていませんが
現在、ログデータを主催者へ再送中です。

これからフェアウェルパーティです。

文・写真 河村