2014/08/02

TEAM MARU のカメラ機材

PEN E-PM2 で撮影

TEAM MARU は今回、オリンパスからカメラ機材の支援を受けています。
メインカメラは ミラーレス一眼OM-D E-M1
その他にコンパクトカメラの スタイラス1 及び スタイラスTG-3 Tough を複数のスタッフで共有しています。

チームでは このブログ と フェイスブック に日々の活動をアップしていますが、担当者によって持つカメラが違っています。
これまでは主にフェイスブック投稿に OM-D E-M1
そしてこのブログの投稿に スタイラス1 を使ってきました。

今後はフェイスブックにアップした過去の写真も順次ブログにアップしていきます。

なお、大砲のように見えるレンズは 90-250mm の焦点距離を持ちながらF値が全域で2.8と明るいレンズで、飛行中のグライダーの写真や発航前のグリッド位置でのポートレートなど、望遠での撮影はほぼこのレンズをメインに使っています。遠くのものをグッと近くに引き寄せつつ、ピンがあったものはクッキリスッキリと、背景のボケは柔らかく…。見ていて気持ちのいい写真が撮れます。

OM-D E-M1 + ZUIKO DIGITAL ED 90-250mm F2.8


OM-D E-M1 + ZUIKO DIGITAL ED 90-250mm F2.8

でもオリンパスが採用する「フォーサーズ規格」及び「マイクロフォーサーズ規格」は、キャノンやニコンなどの35mmフルサイズカメラの焦点距離に換算すると、ちょうど倍の数字になります。ですから実質は「180mm〜500mm相当の焦点距離」と申し上げたほうがわかりやすいかも知れません。

ここで、ちょっとレンズの大きさと重さのお話をします。

以前「オリンパスからのサポートが決まりました」というブログ記事で、マイクロフォーサーズ規格は携帯性に優れる、と書きました。

でもこの巨大なレンズを見て「とてもそうは思えない」と感じた方もいらっしゃると思います。実際のところ、このレンズはキャノンやニコンのフルサイズカメラ用超望遠レンズ同様、ガタイが大きく、重量もかなりのものです。

今回、いろいろお教えいただいた 名古屋大OBの 山 康博さんは「レンズは重いからといって使いづらいわけじゃない。構えた時のカメラとの重さのバランスが大切なんだよ」とおっしゃっていました。で、この重量級レンズと小型軽量の OM-D E-M1 を組み合わせ、構えた際の持ちやすさはどうかと言いますと「グッド!」とは言えません。ボディーに比べてレンズ前端が重く、左手で支えながら動くものを狙い続けていると腕に乳酸が溜まっていくのわかります。我ながら情けないことですが、左腕が震えてくるのです。

でも実はこのレンズ、最新のミラーレス一眼 OM-D E-M1 が採用しているマイクロフォーサーズ用に造られたものではありません。

詳しくはここでは触れませんが、その前の世代、レフレックスミラーを内蔵する一眼レフ用「フォーサーズ規格」のために造られたレンズで、当時から非常に高く評価されてきたセミプロ〜プロ用高級レンズなのです。

そして今回お借りしたフラッグシップ機 OM-D E-M1 はレンズアダプターを間に挟むことでこれらの 高級フォーサーズ規格 レンズをも装着することが可能です。

また、従来は「ミラーレス一眼」と「一眼レフ」では互換性のなかったオートフォーカス機構も、両方の方式を兼ね備えた「ハイブリッド式」とすることで解決。「フォーサーズ規格のレンズを装着しても実用的なオートフォーカスが使える」ようになりました。

ただ前回、キャノンEOSシリーズを使っていた欧州選手権の経験から、丸山機を狙うには換算500mmくらいのレンズが必要であると実感していました。そして夕方や天気の悪い日では見上げる空も暗めになる可能性が高く、なるべく明るいレンズを希望していました。

そんなわけで、フォーサーズ規格の中からこのレンズを選び、お借りすることになったのです。

では、OM-D用のマイクロフォーサーズ規格で明るい超望遠レンズはないのか? というと現状は「Yes」ですが、実はもうじき状況が変わります。

今年の後半に発売予定の
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(換算80〜300mm)

または、2015年以降に発売される
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 PRO(換算600mm)
が OM-D でグライダーを撮影する際に便利なレンズとなるはずです。

いずれにせよ、動くグライダーを追いかける時は三脚を使わずに手持ちで撮影します。が、こんなに大きく重いレンズを持ったことはありませんでした。
でも、だんだんと慣れて参りましたので、後半もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

そのほか、ちょっとした中望遠でのポートレートではマイクロフォーサーズ用の 75mm F1.8 単焦点レンズを使っています。オリンパスのプロサービスの方にお勧めされて持ってきたのですが、換算150mmという焦点距離だと人を撮影しようにもある程度離れなければならず、やっぱり使い所は選びます。

でも、ずっとズームレンズに慣れてきた身には目から鱗の美しさです。
ひとつの焦点にのみ特化した単焦点レンズはある意味ぜいたくな製品と言えます。でもそれだけの価値があると思いました。ファインダーを覗くのも、出来上がった写真を見るのも、楽しみで仕方ありません。いつかは絶対に入手したいレンズです。


最後に、今回チームで使っているカメラ機材のリストを掲載しておきます。
12〜40mmの標準ズームはどこでも非常に使いやすく、また9-18mmで得られる広角の絵は空を撮るのに重宝しています。

2014WGC カメラ機材


◎マイクロフォーサーズ規格ミラーレス一眼ボディ
・OLYMPUS OM-D E-M1ボディー × 2台
・パワーバッテリーホルダー HLD-7 × 2台

◎コンパクトデジタルカメラ
・OLYMPUS STYLUS 1 × 1台
・OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough × 1台

◎マイクロフォーサーズ規格レンズ
広角・M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 × 1本
望遠・M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 × 1本
単焦点・M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 × 1本

◎フォーサーズ規格レンズ
望遠・ZUIKO DIGITAL ED 90-250mm F2.8 × 1本

◎その他
エレクトロニックフラッシュ FL-600R
グリップストラップ GS-5

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