2020/01/01
2020年のチャレンジ ~グライダー世界選手権ドイツ大会に向けて~
2020年はドイツで開催される第36回グライダー世界選手権大会18mクラスにJS3で参戦予定です。
JS3には2019年5月のハンガリーでの競技会から慣熟を開始しました。速い速度での旋回→クライムが不十分→自分の技量への疑心暗鬼→判断の悪化、と悪いサイクルに入ってしまい、機体に慣れるまで時間がかかりました。2019年7月のドイツでのプレ大会中に安定してパフォーマンスの出せる重心位置が見つかり、その後はクライムの安定→ガグルの有効活用→判断の安定化と良いサイクルに入れている感じが出来ました。プレ大会は結果7位と良い結果を出すことが出来ました。新しい機体のパフォーマンスにも満足しています。
JS3のオーナーとは2017年のハンガリーの大会から交流がありました。大会での交流を通じてよい信頼関係を築けていたことから、今回は機体、機材車をセットで借用することができ、機材面では不安無く大会を迎えることが出来そうです。
プレ大会に参加できたことで、利用機体だけでなく、飛行エリア、開催飛行場及び周辺市街への慣熟を進めることができました。今回の飛行場は2008年に参加した世界選手権リュッセ大会会場の70km西の隣にあることから、当時のノウハウも生かせるエリアです。また、コンテストディレクターのHenning さんは2018年のチェコでの世界選手権にも大会の宣伝に来ていた際に、「2020年も是非ドイツへ来てください」と声かけして頂いていました。「よく来た!」と歓迎頂き、大会中は困ったことがあると助けて頂きました。現地のオーガナイザーチームとも良好な関係が構築できたと思います。
ドイツはなんといってもグライダーの本場の国なので、競技だけでなく、併設開催されるイベントにも期待しています。1999年、2008年はさすがドイツといった開催内容でした(当時は競技以外に周りを見る余裕が無く、パイロット本人はあまり記憶に残っていないので、同行クルー談)
2020年は2月にチームのキックオフを開催予定、トレーニングは3月から板倉で開始予定です。5月ゴールデンウイーク中に毎年参加させて頂いているハンガリーでの LX Navigation Cup でトレーニング後、7/11、大会開始1週間前に日本を出発します。競技会は7/19開会式、7/20-31が競技会です。今から大会が楽しみです。
本年も応援よろしくお願いします。
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TEAM MARU パイロット
丸山 毅
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