2017/03/14

2017/03/11 茂木~下総コンバージェンスフライト


茂木~下総コンバージェンスフライト
http://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?dsId=5539639

天気図
弱い冬型、中心はちょっと北に偏った北高型に近い。こうなると東風が入る

blipmap 予報は以下のコンバージェンス
 館林から関宿へのコンバージェンス(利根川沿い強風帯との境目)
 男体山から氏家にかけてのコンバージェンス(高原山を抜ける強風帯と宇都宮弱風帯境目)
850hpa も弱風帯と強風帯境目にコンバージェンス予報

GPV 予報
更に鹿島灘からの海岸コンバージェンス(大子~筑波山~関宿~都内)
(blipmap だとそこまではっきりした海風進入は予想されていませんでした。)

この海風が遅くなるにつれどんどん入ってきます


8000ft くらいに強い逆転層、700hpa, 500hpa は風弱く、blipmap からも wave 予報無し

フライトプラン
上記よりコンバージェンスdayと予想し、離陸前のフライトプランは板倉~男体山(トップ低いので奥までは行かない)~茂木~筑波をプラン

板倉~男体山
想定通り。トップは男体山の山頂くらい。奥まで入らずに男体山のアビームで茂木方面へ

男体山~茂木(実際は真岡~大子手前)
13:00すぎに通過した2機は男体山~茂木のコンバージェンス(オレンジライン)でスイスイ移動。

こちらは13:20に通過。タイミング悪く男体山~茂木のコンバージェンス(オレンジライン)が崩れる。以下は14:00のアメダス。

南下してなんとか上がり直して真岡の東の丘エリアへ。
14:00 前ですでに鹿島灘からの海風がかなり強く入っていて、海陸風コンバージェンスに届いて北上
那珂川のところで東風が抜けていて、コンバージェンスが曲がっていました。
那珂川を渡ってから北側は海側の丘のエリアが東に続くため、海風進入が遅くなるため、
コンバージェンスがはっきりしなくなりました。

茂木~筑波(~下総)
14:00 すぎから真壁は東風爆風の無線が入り始めました。 
特に加波山の北の笠間の谷(水戸線、北関東道が走っている谷)は東風が早く抜けますので南下してきた我々もラインが曲がっていることにあわせてコースを西に曲げました。

13:40 頃に筑波山を南下したHさん、Yさんに対し、14:40 に筑波山アビームを南下している我々は、東風でラインが 20km 以上西に移動しています。

筑波山の風下でも前線の移動速度が 20km/h 以上で移動していることが分かります。
  
関宿のアビームあたりから南は逆に東風の進入が遅くなるようで(イエローライン)、コースがまた東にずれました。北西風の空気が押せずに残るためか、これも面白い現象です。

関宿から南は東京TCAにコンタクトしました。6000ft-8000ft  でモニターしてもらいました。
下総基地の南は 特別管制区 になり、管制圏に入ったところで雲も終わってきたのでターン。TCA からは「この高度でしたら下総の管制圏の上を飛ぶので、下総コンタクト不要です」、とのことでした。

下総からの帰り道、関宿アビームまではコンバージェンスがあったのが、関宿~小山市は東風が吹き抜けてしまい(下図)、コンバージェンスは消えてしまいました。だましだまし戻して、栃木の丘のエリアに届くとまた別のコンバージェンスが日没間際まで活発でした。

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