2026/05/27

40th グライダー世界選手権大会(Poland) Day10/ Task7

Tue 26 May / Competition Day10 / Task7
AAT with 3areas, 2:00:00, 182.2km/526.2km(353.5km)

ブルーで快晴の朝です。風が吹いています。
日本国旗もはためいています

タスクはAAT。ブルーで風が強いためサーマルがまとまりにくい予報らしく、想定よりタスクが短く設定されました。風の影響をうける可能性があります。
タスクが発表されると、各国のBOXにタスクシートが配られます。

どうコース取りをするか、注意ポイントは何か、パイロットとクルーで確認です。

AATの平均速度とレグのプランニングはOudieの Edit AAT機能で

コース取りのシュミレーション。
最低飛行時間が決まっているため、どのように飛ぶとどのくらいの距離になるのか、を確認します。

昨日はゆっくり過ごすことができました。気象条件も前半とは異なってくるようです。頭も気持ちも切り替えていきます。

朝、グライダーの移動を始めようとしたら、テールドーリーのタイヤがパンクしていました。グリッドまではパンクした状態のまま使用したものの、修理が必要です。
まずは交換するタイヤの手配。飛行場に向かっていたチームキャプテンの佐志田さんに「OBI(ホームセンター)に寄ってタイヤを買ってきていただきたい」とラインでお願い。中のチューブを交換できれば良さそうなため、同時に大会参加者同士のコミュニケーションに使っているWhatsAppのグループに「インナーチューブ持ってる人いませんか?」とアップしたらオランダのMaxさんから「あるよ!」と返信が!

佐志田さんに購入頂いたタイヤとチューブが到着。ブルーで曳航開始が遅いため、時間に余裕があるので、ブリーフィング後に交換対応することにしました。

飛行場にいたローカルのクラブの方に、メンテナンスショップの方を紹介してもらい、タイヤを持ち込んだところ、お仕事中にもかかわらず、早速交換作業に(飛行機の整備の講習を若い方にしていたようです)

あっという間に交換していただきました。ありがとうございます!

その後、イタリアチームの機体はメインギアのタイヤがパンク。こちらはMaruが持っていた予備タイヤが役に立ち、無事に修理完了。


大会中に機材トラブルはつきもの。誰かが困っていると誰かがサポートしてくれます。
グライダーファミリーの絆を感じます。

この大会はタイヤのトラブルが発生した方が多かった気がします。メインギアのトラブルがあった機体は知っているだけで4機、私もテールタイヤとテールドーリーがパンクしました。メインギアでトラブルがあると、水を入れ直したり、大変です。草地の滑走路がでこぼこが多かったためと思います。中盤から私はアスファルトに降りるようにしていました。

風が強く、先に曳航が始まったOpenクラスは高度維持が困難な状況が続いていましたが、一度待機した20Mクラスも曳航を開始してしまい、どの機体も高度維持が困難なようで、風下に流されて、一部はエンジンをかけたり、着陸して再度離陸と苦戦しながらも飛んでいます。
おかげで18mクラスは曳航スタンバイ。曳航開始がなかなか始まらなかった18Mクラスもサーマルのまとまってきた13時すぎから曳航開始しました。
発航が始まりましたが本日は最後列。みなさん焦らずゆったりと発航を待ちます。

今日はシビアな戦いです。
すでにタスクキャンセルになってしまったグライダーが数機飛行場に帰ってきてます。
パイロットとクルーは無線を通して会話をしています。いまの状況、今後どう飛ぼうとしているか、他はどんな動きかなどなど。会話することで考えを整理し、情報や指摘をうけて気づきを得ています。

第2レグでピンチ脱出。Maruも頑張ったけどみなさんも頑張った!すごい!!もうすぐ1時間経過。
あわてず・あせらず・あきらめず 無線から聞こえる声は良い感じです。Go Go Maru!

第三エリアにタッチしてターン。ファイナルグライド。

Task7 Result
上位陣にアウトランディング扱いのグライダーが出てくる中、きっちり回って帰ってきました。
Daily  12位
Total 37位


【パイロットコメント】
Task7終了しました。
本日はブルー、トップ低い、風強いと三重苦のコンディションでした。ブルーだとレーシングタスクが設定されることが多いですが、曳航の早いOpenクラスと20Mクラスは2時間半のエリアタスク、曳航が最終の18Mクラスは2時間のエリアタスクという形で、3クラスとも大体同じエリアを飛ぶタスクが設定されました。みんなで飛んでリスクマネジメントしてねというのがオーガナイザーの趣旨なんだと思います。

風は310度から50km/h程度の風が予測されたので、310度のラインに沿うように第1エリアと第2エリア、第3エリアでなるべく同じルートを使えるようにプランしました。ただ南側に制限区域があるので、南側の制限区域に入らないようにプランしました。また2時間と短いタスクで、サーマルの終了が6時想定されますが、SkySightを見ると4時半以降が良くなくなるので、できれば2時半にはスタート、4時半フィニッシュ目指すプランを考えていました。

18Mクラスは最終の曳航、さらに私は18Mクラスの最後の列で、リフトの条件が充分発達してから曳航されるタイミングになったのはとてもラッキーだったと思います(弱い時間の悪いイメージを持たずに済むため。一度イメージを持ってしまうとイメージを変えるのに時間がかかる。)最初のOpenクラスは4機ほどエンジンをかけて再度上がっていましたし、20Mクラスも2機エンジンをかけてあげ直すことを選択をせざるをえない機体がありました。早い時間はクライム自体も難しかったように思います。

イベントマークを押した後の10分間の良いタイミングで上がり切ってスタートするタイミングをブルーサーマルの発達サイクルを合わせるのはなかなか難しいのですが、今日はサイクルがうまく合い、しかもガグルの高いところでスタートすることができました。1回目のイベントは14:17にしましたが、スタートする機体が見あたらないので1回目はスルー。14:32に2回目のイベントを押して、結果的に14時45分のスタートをしました。一機先に出たのが見えたので、残りも後からもうすぐ出るだろうと言う判断でスタートすることにして、予想通り後からスタートしたドイツ、ハンガリーと第一レグ、第二レグ前半を飛ぶことができました。

第二レグ中盤でドイツから少し遅れましたが、ドイツのおかげで低いところから上がり直すことができ、その後は慎重に第二レグの後半を高度を落とさないように進めて、タスクタイムの残り30分からはきれいにフィニッシュに入れることを意識してガグルを前に出して慎重に飛ぶことができたと思います。

トップクラスが何機もアウトランディングになる難しい日でしたが、アウトランディングせず飛べたのは良かったと思います。明日も安全第一でフライトできればと思います。

明日もレースはある見込みです。ご声援よろしくお願い致します。
Go Go Maru!

*Facebookへ投稿した内容を加筆修正しています。

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