2015/07/19

2015 ヨーロッパ選手権 Task4 (July.17)

07.17(FRI)

おはようございます。
レンタル・ハウスの入り口から眺めた空です。
上はきのうの朝の空、下は今朝の空。
今朝は雲が多いです。
「朝から雲が多いってことは湿気が多いってこと。こういう日はサンダーストームとかに要注意だよ」と丸山。
今日の発行開始は12時から。
きのうほど距離の多いタスクにはならないようです。



きのう、降りてきた直後の丸山。
デイリー15位、トータル14位
http://bit.ly/1Kc9Bgu
なかなかいい成績です!
ここ数年、20位以内の総合順位は望んでも得られませんでしたから。この調子で、どこかで調子を大きく崩すことなく、がんばって欲しいです。522kmのフライトはさすがに疲れた様子。
スタートしてから約5時間20分とはいえ、トータルでは6時間飛び続けていましたから。



































実はきのう、丸山の18mクラスだけ帰投が遅れたのにはワケがあります。最初の18mクラスが飛び上がってから、20mクラスとオープンクラスのタスクが短く変更されたのです。
ですから、18mクラスのみハードな戦いになったのです。
本当によく戦ってくれました。
本人も汗びっしょりでお腹を空かせながら帰ってきましたが、
結果には満足してるようです。
きのうもグッスリ寝ていました。


これが、今日のタスクです。
詳しくはまた後で解説しましょう。
スタートまであと10分です。
丸山のリアルタイムトラッキングデータを見る用意はできましたか?
http://bit.ly/1LezAlX
実は今日、もうひとつのトラッキングデータをご紹介できます。
以下のサイトで、ハンガリーの、この滑空場近辺をみてください。首都ブダペストの150km南に、グライダーが密集している場所があるはずです。
ロメオ・インディア「RI」が丸山のコンテストナンバーです。詳しくはまた後で!
http://live.glidernet.org/#c=46.31004,18.76752&z=17
では、出撃してきます。


ご想像のとおり、発航開始はディレイしています。
12時予定が12時半になり、13時になり、13時15分になり…。
天気のことですから、騒いでもしかたがないですね。








こんな時は、リラックスして休んだもの勝ちです。




風は吹いています。
大気は動いています。
今のところ、13時30分曳航開始です。


どうやら13時30分で動き出しそうです。
みなさん、新しいトラッキングデバイス、ご覧になりましたか?
http://live.glidernet.org/#c=46.31004,18.76752&z=17
上のリンクをクリックしたあと、右端に表示されるコンテストナンバー 「 R I 」クリックしてください。
それが、丸山機です。
今日は、ほかの機体と一緒においかけることができます。
どうぞ、おためしあれ!
さあ、灼熱のランウェイへ!

丸山機、テイク•オフ!











地上も暑いです! 溶けそうです!
さて、先ほどご紹介した
ライブ・グライダーネットですが、どうやら近場のグライダーしか表示してない感じがしますね。
http://live.glidernet.org/#c=46.31004,18.76752&z=17
いつものライブトラッキングシステム「スポット」を使うと
http://bit.ly/1LezAlX
丸山は「マルハラム」という町の近くまで飛んでいますが、そこに他の機影がみえませんね。競技中、グライダーが単機で行動することはあまりないので、丸山だけがマルハラムにいる可能性は低いです。スポットを使いましょう。

丸山は現在、第2旋回点を目指しています。

第2、第3旋回点は丸山の現在位置からは西北西の方角にあたります。ところが、こちらの方角の天候が急速に悪化してきました。雨が降っているのです。
この情報を丸山に伝えたいのですが、我々のアンテナでは交信できないようです。
ガボールは、雲の南面を伝ってクリアするしかな。でもとても難しい、と言っています。
大自然を相手にしていると、やっぱりこういう日はありますね。
がんばれまる! そして安全にね!





セゲドの町(写真右下)から西北西(左上)に向かうグライダーの一団は18mクラスです。なぜなら、他のクラスはこのラインを通らないからです。丸山のトラッキングデータは、そのやや南ですね。先頭の集団からは後れているようです。
ただし、今日はアサインド・エリア・タスクです。旋回ポイントは半径20kmの円の中で好きに選べます。最終的に、2時間半以上飛んで、なおかつ平均速度の高い者が勝ちです。
丸山は第1旋回点の円の、一番奥まで突っ込んでいるので、一概に遅れているとはいえないのです。
それにしても、天候が気になります。
天気がどうしようもない場合、辿り着いた場所の距離点の戦いになります。欧州では、着陸できる畑も多く、彼らは日本人よりもアウトランディングに慣れているのが普通です。ですから、勝負のためなら突っ込むだけ突っ込んでアウトランディングする、そういうことが作戦上もままあるのです。でも、丸山は昨年世界選手権の経験を活かしてこのあたりの飛行場の情報を携えて飛んでいます。ですので、昨夏のように、天候の悪化時に決定的な差がつけられてしまう、ということはないと思います。一応、彼はどうしようもなくなれば背中からプロペラを出して100〜130kmは飛んで帰ってこれますが、我々はクルーは念のため、リトリブの心づもりもしておいたほうがいいかもしれません。


丸山は現在、このあたりを飛んでいます。
赤い大きな丸が旋回点、赤のラインはその中心を結んだ線です。オレンジやブルーは他のクラスです。丸山はどうやら、第1旋回点は奥まで突っ込み、第2第3旋回点は南側をタッチする感じで天候の悪いところを避けつつゴールしようと思っているのかも知れません。機上で、彼のコンピュータがフル回転しているはずです。


ハンガリー周辺の雨のデータはコチラ↓
http://www.met.hu/en/idojaras/aktualis_idojaras/radar/
マップ下のスライダーを動かせば、時間ごとの変化がわかります。雨量は減ってきていますが、降雨地域が東南東に、つまり丸山の方角へ動いているのが分かります。

ハンガリー周辺の雲のデータ(衛星写真)はこちら↓
http://sat24.com/gzoom.aspx?ir=false&region=hu&x=450&y=263
やはり、アニメーションで時間の変化を見ることができます。
丸山の飛んでいるところは、ギリギリ大丈夫かもしれません。
がんばれまる!


18mクラス Daily 18位相当/32機 Total 13位相当/32機

河村
Facebookアップ記事をブログにそのまま掲載しています。
https://www.facebook.com/TeamMaru

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