2015 ヨーロッパ選手権 Task3 （July.16)

07.16（THU)

おはようございます！ 昨日、丸山は無事タスクをクリア、18mクラス32機中14位の順位になりました。
http://bit.ly/1DitkDd
中堅どころですが、今大会は大きな失敗がなく、なかなかの滑りだしだと思います。
帰投した機体はその後、ガボール（Gabor）さんが整備。機体の調子はどう？ と聞いたら、ご覧のゼスチャーで返してくれました。本当に頼もしい限りです。ちなみに、彼の愛称は バンバ（Banba）です。ハンガリーでは「ガボール！」と叫ぶと数人が「ハイ！」と答える土地柄らしく、それ故にみんな彼のことを Banba ! と呼んでいます。サンキュー バンバ さん！

さあ、ブリーフィングが始まります。
今日は発航開始時間が45分早いです。
天気も上々。
この意味わかります？
そう、ロングタスクのレーシングタスクが組まれる可能性大です。ハードな一日になりそうです！
あ、ブリーフィング始まっちゃったな。行ってきます！

ブリーフィング中の丸山。
真剣勝負はもう始まっています。

ちなみに、建物の中はとても暑いです。
日本から用意していった電池式扇風機が活躍しています。

今日のタスクです。
距離が長いのがお分かりいただけますか？
はい。大阪まで走っていけそうな、トンデモない距離です。
動力がないグライダーで、こんなに長い距離が飛べるなんて、本当に驚きです！
そして、このタスクを何とも思わずこなしていく選手達！
やっぱり、ヨーロッパ選手権はスゴイです。

さて、今日は出発も早いのです。あと7分後！
申し訳ございませんが、今日はタスクの解説をしているヒマがありません。みなさんで読み取ってください。
特に海外の競技に興味あるかたはゼヒ！
では、撮影隊も出撃します。

勇んで出撃したものの、スタートはディレイしています。
12時とコールされています。
写真中央は丸山と同クラス、世界チャンピオンの セバスチャン Kawa 選手の機体です。
日本も暑いそうですが、こちらもスペシャル暑いです。

写真でお分かりいただけると思いますが、積雲がなくなって一面ブルーになっています。

さらに12:15とコールされました。ランウェイの選手から「タスクは変わるのか？」との声が上がったのですが「変わりナシ！」との答え。1時間遅れで500km越えのタスク。さらにハードな1日になりそうです。みなさん、会社でお昼寝しておいてください！

さらに、12時25分にディレイしました。上空で条件を探っているグライダーから「700mから上に上がれない」との無線が。逆転層が強いようです。地上の風も弱いです。「空気が動いていないということは、サーマルもないということ」と言う丸山もこの通り。
暑い！タスクは変わらないのかな？

競技開始はどんどんディレイしていましたが…

滑走路がにわかに動き出しました。1225です。あは。僕のラッキーナンバーだよ。頑張って！

12時25分にいよいよ曳航開始！
なんと 世界チャンプの Sebastian Kawa 選手が遊びにきてくれました！

曳航直前まで空をチェックする丸山とバンバさん。

丸山は勢いよく飛び出していきました。
すでに、第一旋回点をクリアして第二旋回点へ向かっています。
リアルタイムトラッキングデータ↓
http://bit.ly/1LezAlX
本日のタスク↓
http://bit.ly/1SplA9C

Kawa 選手は、搭乗3分前になっても念入りに機体を拭き上げていました。何度も何度も。
出発前の過ごし方、集中力の乗せ方は人それぞれですが、人事を尽くす姿に感動を覚えます。

その Sebastian Kawa 選手も丸山のすぐ後に飛んで行きました。
飛び行く後ろ姿もキレイです。

競技はまだまだ続きます。
地上の気温は芝生の上だというのに36度。
丸山はこの猛暑の中、522キロのタスクと戦っています。
どうか、みなさん、応援よろしくお願いします。
私はこれから、少し離れた町へ水や食料を買い出しに行かねばなりません。

まる、がんばれ！

18時15分現在、他のクラスが続々と帰投する中、18mクラスはまだ全て上空にいるそうです。滑走路近くにはもう積雲はありません。予想通りハードな戦いになってきました。
がんばれまる！

おかえり！ まる！
522kmお疲れさま。

18mクラス　Daily 15位相当/32機　Total　14位相当/32機


河村
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