2015/07/26

2015 ヨーロッパ選手権 Task10 (July.24)

07.24(FRI)

おはようございます!

昨日の丸山は 805点を記録しました。
デイーリーは14位、総合順位は21位まで回復しました
降りてくるなりこの笑顔です!

今大会、丸山は本当にいいパフォーマンスを見せています
そして、泣いても笑っても今日が最後。

いよいよラスト・フライトです。

本当は、昨夜行われたインターナショナルパーティーや
今日のタスクなどをことこまかにご紹介したいのですが、
ごめんなさい、ちょっと今、私がいっぱいいっぱいです。

ちゃんとご報告しますので
もう少しお待ちください。
































さあ、これが最終日のタスクです。
旋回点が「円」のアサインド・エリア・タスクです。
詳しくは昨日の投稿をご覧ください。
タスクの最短距離は208.35 km 、最大で 432.74 km、 平均距離が314.99 kmです。
ちなみに、今日は、競技の最低時間が2時間30分ですので、トップになっても1000点満点にならない可能性が高いです。
実は、その日のトップが1000点になるには、3つの要素をクリアせねばならず、そのうちのひとつが「3時間以上飛ぶこと」だからです。
こうやって3時間以上フルに戦った日と、ちょっとの距離と時間しか戦っていない日の得点に差をつけることで、よりハードなタスクで勝ち抜いた選手に高い得点を与えるようにしているのです。
ぶっちゃけた話、1時間くらいのタスクでしかないのに、まぐれで勝ってしまったような選手に高い得点が集中するような自体を避けたいわけです。
さあ、曳航開始時間が14時で決定しました。
いよいよ、最終日の始まりです。
直前になって、20mクラスとオープンクラスのタスクが短く変更されましたが(この図では反映されていません)、今日は、厳しい日になる、ということでもあります。
では、行ってきます!







今日は滑走路脇にガグルができました。
同じサーマル(上昇気流)で複数機がサーマリングすることを滑空機用語で「ガグル」といいます。
何機の機体が見えますか?
これは方角から言って
オープンクラスと20mクラスの
スタート前のガグルですね。
機内では衝突防止装置のアラームが鳴り響いているはずです。
丸山は、このスタート前のガグルが一番リスクが高いと言います。
パイロットの神経がすり減る時間帯です。

































今日、15時20分くらいにスタートを切った丸山。
最低時間が2時間半のアサインド・エリア・タスクが組まれているので、おそらく17時50分くらいには帰ってくるでしょう。
今大会は天気に恵まれ、12日間の大会期間中、8日間も競技が成立してきました。今日をいれれば9日です。
その間、一度のミスはあったものの、これまでにないほどステディに中堅どころの順位記録してきた丸山。
その丸山が、もう、あと20分もすれば帰ってきます。
本当に、本当に毎日、
体力的にも精神的にもいい状態を維持しながら
よくこなしてきたな、と思います。
長い、長い、戦いでした。
もう、あと少しです!
みなさん、最後まで応援、よろしくお願い申しあげます!
丸山RIの現在位置 / Takeshi's current position.
Spot:http://bit.ly/1LezAlX



丸山、最終日の離陸シーンです。
この日は18mクラス5列目の発航でした。
順番がまわってくると、曳航機が自機の目の前にやってきます。曳航機のテールには曳航索が付いており、前機の空中離脱後も索は付きっぱなしで着陸してくるので、その後端を取りに行きます。
そして、グライダーのノーズにセットします。この時、ガボールがグーのジェスチャーをしているのは「索をセットした。開けたレリーズを閉じて」という意味です。コクピット内で丸山が引いていたレリーズのレバーを離せばセット終了。その後、一度ひっぱってみて、ちゃんと装着されているか確認します。
そして、ガボールは翼端を持ちます。グライダーは基本、他の航空機のように、それ自身で自立することができません。ギア(タイヤ)が胴体中央にしかないからです。ですから、走り出しの十数mは仲間が翼端を持って、一緒に走って補佐してあげる必要があるのです。
翼端は風上側を持ちます。今回は映っていませんが、ガボールは左の翼端を持っていました。そして滑走開始。グライダーは飛び立って行きます。
現地で時間を計ってみると、4機の曳航機で平均して1分に1機を離陸させていました。丸山は27番目くらいだったので、曳航開始から約30分後くらいの離陸。
今大会は3クラスで82機の参戦だったので、全機離陸するのに1時間15分くらいの時間がかかっていました。ちなみに、背中にプロペラを備えた機体のうち、自力発航できる機体は自走して飛んで行きます。
これら、曳航索のセットも翼端持ちも、全日程、ガボール(Gabor)がやってくれました。
ありがとう!



丸山、最終日デイリー10位です!
やったね!




































18mクラス Daily 10位相当/32機 Total 20位相当/32機


河村
Facebookアップ記事をブログにそのまま掲載しています。
https://www.facebook.com/TeamMaru

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