2018/07/28

2018 グライダー世界選手権大会 公式練習

3日間のOfficial training day(公式練習日)が行われました。


July.25(Wed)/ Official training Day1

天気は快晴ですが昨日よりはやや湿度を感じる空気の朝でした。サンダーストームの予報もある中、今日も600キロを超えるタスクが設定されました。グライダーレースにとってはサンダーストームに巻き込まれなければ上昇気流の強い良いコンディションとなります。*サンダーストームは夏のヨーロッパの大会中によく発生します。


今日も11時から曳航開始。
ベテランクルーの福崎と今日の空の様子について話しながらの戦略会議。条件は申し分なさそうです。

11時過ぎに丸山が出発。現地クルーの福崎は無線の届く範囲を確認するため、上空の丸山と適宜無線通信を行いました。まだ、ロングアンテナが届いていないため、無線範囲は10km程度。本番では無線による地上からの情報が重要なカギとなります。


6時間以上のフライトを終え、丸山が帰ってきました。途中チャンピオンクラスの選手に遅れることなくついていけた反面、昨日の反省点を意識しすぎた結果、今ひとつ乗り切れなかったようです。(練習日のためランキングなし)






・
July.26(Thu) / Official training Day2
天気は今日も快晴、気温は20度後半まで上がりますが湿度は少なく、雲がかかると涼しい気候です。
今日も446.9キロと昨日までよりは短めのタスクが設定されました。昨日同様西に向かいドイツ国境を少しだけ超えるタスクです。参加者や参加チームがすこしづつ増え始め、会場もにぎやかになってきました。






今日も11時から曳航開始。この大会でも若いラインボーイ(女子もいます)が入っています。「ラインボーイ」はグライダーを発航する際のサポート係です。曳航機に次に発航されるグライダーに位置を教え、グライダーと曳航機を繋ぐ曳航索を拾ってグライダーの近くにまで運ぶのか今回の彼らのミッションです。ラインボーイ(ガール)の一人は笑いながら「いいエクセサイズになるわ!」と言っていました。100機以上のグライダーを3グループぐらいでコントロールしていますから、単純計算でも1チームで30回ぐらいダッシュすることになります。
だいたい中学生ぐらいから大学生くらいまでの年齢層で、中にはグライダーの経験が無いように見受けられる人もいますが、(お父さんがグライダーパイロットでそのお手伝いに来ているのではないかと思われます)

そんな彼らのサポートを受け、丸山は出発しました!







丸山は「1.あせらずに待つ 2.安易に決めずに確実に考えること」ということを意識しての本日の練習を行いました。昨日、一昨日ともに最後で安易な選択をしてしまったことで不本意な結果となってしまったことから、これらを今日の目標としました。本日はこのことを意識して飛ぶことで、本番の飛び方のイメージを作りました。


Official training Day3 /Official training Day3
朝は少し靄がかった天気でしたが、時間が経つにつれ快晴となりました。日差しは痛いくらいですが、雲がかかると涼しくなるような気候が続いています。
今日は405.3キロのタスクです。会場から東側はサンダーストーム予報が毎日出ていたため、西側を中心とした練習が続いています。





タスクシートは国別ラックにいれてあります。

各国このラックからタスクシートをとり、ブリーフィングに向かいます

クルーの福崎は本日が最終日。地上作業もルーティン化され、スムーズに進んでいます。
クルーの朝の作業はいろいろあります。
グライダーのターポーリンを外し、水バラストを入れ、グライダーを発航点まで運んでセット(グリッド)します。そして発航前にはグライダーの手入れをし、発航のサポートを行い、グライダーとパイロットを送り出します。
写真はグライダーをよく拭き、ワックスをかけているところです。これを行うことでフライト中につく虫(バグ)がつきにくくなり、滑空比が良くなります。このバグがついたままの状態とついていない状態ではサーマル上昇中の上がりが確実に違うのだそうです。各国のクルーもキレイに拭き上げています。
グライダーをよく拭くことで滑空比が良くなります



丸山の最後の練習日はとても満足がいくものでした。苦手だった高速コンディションだったのですが、この条件に対応が出来るようになった手応えを感じたようです。1年間の練習成果を実感することができたいい練習になったそうです。




【これまでの練習】
ナミビア合宿のレポート その1 その2 
2018 LXnavigation Cup レポート  (過去のブログ投稿)
チェコ選手権 (世界選手権準備を優先したため、レポート書けてません...)

明日は開会式です。試合は翌日の7/29(日)から
少し休養をとって試合に備えます。
ご声援、よろしくお願いいたします!

*大会ホームページはこちらです。
https://www.wgc2018.cz/





















2018/07/26

2018 グライダー世界選手権大会 現地準備

Jul.23(Mon)

本日7/23はグライダーの準備と練習フライトを行いました。

グライダーの準備
8:00に家を出発、車で10分ほどで今回の会場であるHosin飛行場に到着。
会場でグライダーを受け取り、まずはグライダーを組み立てます。












今回はオランダのハンスさんからASG29-Eをレンタルしての出場です。




その後、グライダーの計測( Scrutineering)を行ない、初フライト前の準備が完了しました。





Hosinでの初フライト
丸山はHosinでの初飛行に出発、本日は約400kmのタスクが設定されました。計測等があったため離陸時間が遅く、もともとタスクコンプリートはせずに帰ってくる予定でしたが、途中からサンダーストームがひどくなり出したためさらに早めのタスクキャンセルして帰ってきました。空を飛んだときのクライム、グライドのフィーリングは良かったそうです。




明日も良い練習日となることに期待しています。

July.24(Tue)

600km超えの練習タスクが出ました!
8:30頃会場着。飛ぶためのグライダーのセットアップを行ない、グライダーを発航点へ移動させて並べていきます。(グリッド、と言います)
10:00からブリーフィングですが、タスクはその前に発表されています。本日はなんと600キロを超えるタスク設定。(私が同行した大会の中では過去最長のタスクでした)どうやら今日はBIG DAYのようです。選手もタスクを地図に書き込みます。




私たちが「大会あるある」と呼んでいる現象があります。それは「練習期間に気象条件がとてもよく、ワクワクするようなフライトが出来ることが多い。そんな時は大会中に気象条件が悪く、渋いフライトをしなければならないことが多い。」というものです。
今大会はこの「あるある」にならないことを願います。


フライトの結果は?
11時には曳航開始、本日は前から2列目のラインナップ。慌ただしく準備を済ませたのち、ランチをグライダーの機内で発航待ちしながら済ませて出発しました。


フライト中、日本では大会前半クルーの吉岡と大会後半クルーの市岡がフライトの軌跡や気象情報をみながらLIneを使ってサポートの練習を行いました。


結果は、計算上は十分足りるはずのファイナルの高度がやや足りず、飛行場に届かなくなったため最後にエンジンをかけて戻ってきました。そのためタスクコンプリートならず。
西側からのファイナルグライドでの滑走路の見え方(滑走路が砲台になっていてみづらい)、ファイナル上のアウトランディング場(森になっていて北側にずらさないと降りれる場所がない)の上空からの調査をすることができ、本番前の修正となるよい練習となりました。

明日も良い練習日となることに期待しています。

TEAM MARU 赤石

2018/07/24

2018 グライダー世界選手権大会へ出発

TEAM MARUがグライダー世界選手権大会にむけて出発しました!

July.21(Sat)

パイロットの丸山とチームリーダーの赤石が今日、羽田空港から飛び立ちます。2人の荷物、ものすごい量ですね。でも、ANAからご支援をいただいているので問題なしです。この件でもろもろ奔走してくれた高見さん夫婦のお見送り付き。ありがとうございました! クルーの福崎さんも名古屋から飛んでいます。いよいよ2018年グライダー世界選手権への旅が始まりました。



ドイツのミュンヘン空港でクルーの福崎さんと合流、大量の荷物も無事運ばれひと安心したところで次はレンタカーカウンターに向かいます。
グライダーを牽引するために「ヒッチ付の車」が必須となります。このヒッチ付レンタカーはドイツのEuropcarでしか手配できないためミュンヘン入りしたのですが、なんとヒッチ付の車が用意されておらず…(毎度のことなのですが在庫管理していないようです)レンタカー会社が必死でヒッチ付の車を探すこと1時間、当初の予定よりかなり大きな車ですがヒッチ付が見つかり空港を出ることができました。

ヒッチ付が手配されていないことが判明...

【学び】
フランクフルトの方がレンタカー在庫が多いので、フランクフルトから入りましょう。

July.22(Sun)
ミュンヘン郊外に一泊したのち、チェコに向けて出発。酷暑だった日本と違い肌寒いくらいの気温です。

チェコの国境を通過

約3時間ほど移動して今回の基地となるフルボカー(Hluboká)のレンタルハウスに昼過ぎに到着。大家さんから家の説明を受けた後荷物を降ろし、プシーブラム(Příbram)に行ってきました。今大会は当初プシーブラムでの開催予定でしたので、昨年のプレ大会参加時に本戦でも借りる予定だった家に預けていた荷物をピックアップしフルボカーに戻りました。(開催地変更の経緯はこちら)
日曜午後でやや道は渋滞気味でしたが、5時過ぎにフルボカーに戻りスーパーで必要なものを購入したのち、家にもどりました。大量の荷ほどきもなんとか済ませ、明日からはいよいよ大会準備に入ります。

TEAM MARU 河村・赤石

2018/07/20

寄付金のご案内:世界選手権に参戦する丸山へのご支援をお願いします!



みなさんこんにちは。 Team Maru 広報班 の 河村 です。

久し振りにブログを書きます。

実は、どうしてもみなさんにお伝えしたい、大切なことがあるのです。

このブログの主人公 丸山 毅 が 7月28日 より チェコ の Hosín にて開催される「グライダー世界選手権大会」に出場することはもうご存じでしょう。開催まで1か月を切り、パイロットも大会に向けた準備に余念がありません。

サポートするチームメンバーは9人。大会中、地上でから支援を行うグランドクルーを中心に、ボランティアで活動しています。

チームの目標は前回2014年に参戦したポーランド大会と同じ。

「グライダーをもっと多くの人に知ってもらい、楽しんでもらいたい!」

というものです。

もちろん、丸山には上位入賞を期待していますし、グライダーの認知度アップ や 若手の育成、といった トリプルミッション へ向けた活動は継続しています。

では、我々がこのミッションにどのように取り組んでいるのか、そして、そもそもなぜ 世界選手権 に参戦するのか、その理由なども具体的にお話しさせていただきたいのですが、その前に、みなさんにぜひご覧いただきたいページがございます。

それは、世界戦へ参戦する 丸山毅 への 寄付 をお願いしている文章です。

TEAM MARUの挑戦
2018 目標は世界のトップ10入り!
アラフィフパイロット「丸山 毅」がグライダー世界選手権に再び挑戦します!

前回、2014年大会の時、私達は クラウドファンディング の力を借りて皆さんへご協力を仰ぎました。

そしてありがたいことに目標金額を達成させていただき、多大なるご支援を受けることができました。その節は本当にお世話になりました。ありがとうございました。


あれから4年の月日が流れましたが、世界選手権へ参戦する選手をとりまく状況に変わりはありません。日本代表といっても国からの支援などがあるわけではなく、実際に費用を捻出するのはパイロット。国外への遠征費用が大きな負担になっているのです。

そこで今回もふたたび、皆さんにご支援をお願いしたいのです。

ただ、今回はクラウドファンディングではございません。パイロットの丸山が所属する「日本グライダークラブ」にご協力いただき、公益社団法人の「世界選手権参加支援事業」の一環として募集特定寄付金の口座をご用意いただきましたので、そちらにお振り込みいただく形となっています。

ですので、目標金額の達成や不成立といったクラウドファンディングならではのシステムと関わりなく、みまさまからお振り込みいただいたご支援金がそのままパイロットの元に届くようになっています。

そしてこの寄付金のお願いの文章に、パイロット丸山の意気込みや、世界戦へ参戦する理由、若手の育成などの取り組み状況 をご報告しているのです。

ですので、より多くの方にご覧いただきたいな、と考えています。

ちょっと長い文章ですが、新たに丸山にインタビューを行い、チームリーダーの赤石と一緒に内容を練って仕上げてあります。

どうかご一読、よろしくお願い申し上げます!



なお、私どもの活動にご賛同いただき、そしてご寄付をいただいた方には以下のような御礼を考えております。

<寄付への御礼のご案内>

■5,000円の寄付
・パイロット丸山からの御礼メール
・大会期間中の限定メールマガジン配布

■10,000円の寄付
・パイロット丸山からの御礼メール
・大会期間中の限定メールマガジン配布
・TEAM MARU オリジナルステッカー 2018バージョン
・秋に開催予定の報告会へのご招待

■30,000円の寄付
・パイロット丸山からの御礼メール
・大会期間中の限定メールマガジン配布
・TEAM MARU オリジナルステッカー 2018バージョン
・秋に開催予定の報告会へのご招待
・大会現地で入手可能なオリジナルグッズ(Tシャツ等)

■任意の額の寄付も受けつけております。
・別途ご相談ください



<寄付口座のご案内>
丸山の活動にご賛同戴ける皆様は①下記フォームからお申し込みの上、

2018年第35回グライダー世界選手権参加支援公募寄付金申込フォーム
 リンク先      http://bit.ly/wgc2018maruyama

②下記口座宛にお振り込み戴けますと幸いです。

振込先
みずほ銀行 新橋支店(普)1027085
(社)日本グライダークラブ

公益社団法人日本グライダークラブは公益法人の税額控除対象法人の認定を受けており、ご寄付には税の減免処置が適用されます。
具体的には
( 寄付金額※1 - 2,000円 ) の 40% が 税額控除額となります。※2
※1 寄付金額は総所得金額等の合計額の40%が限度になります
※2 税額控除額は所得税額の25%が限度になります。

■日本グライダークラブ 寄付に関するご案内
2018年グライダー世界選手権参加支援事業・グライダーアクロ世界選手権参加支援事業のための募集特定寄付金についてのお願い

■TEAM MARU紹介文
TEAM MARUの挑戦 2018 目標は世界のトップ10入り! アラフィフパイロット「丸山 毅」がグライダー世界選手権に再び挑戦します!

そして世界選手権の模様はこのブログおよび、以下のSNSにてお届けして参ります。また、ご支援いただきました方には現地よりメール配信にて最新の情報をお届けして参ります。

■TEAM MARU ホームページ

■TEAM MARU フェイスブック


■TEAM MARU ツイッター
(クルーの市岡がつぶやきます)

どうかご声援よろしくお願い申し上げます!

Team Maru 一同

※今回投稿した写真は2014年ポーランド大会で撮影したものです

2018/07/18

全日本空輸(ANA)様からサポートを受けられることになりました!


いよいよチェコへの出発が今週末に迫ってきました。出発を前に今回も嬉しいニュースが!今回も往復は全日空様を利用させていただきますが、その移動に関連するご支援を全日空様から戴けることになりました!

現地での生活に必要な物資として削ることができないのが毎日の大事なエネルギー源のお米(選手、リーダーの二人分で14kg)、ゼリー系飲料(大会中の機内食)、フライト時に欠かせない携帯トイレなど現地では調達できない食料品や物資。これらを日本から持ち込むのですが、3週間の遠征分となると荷物の中でもかなりの重さと量を占めています。さらに今年からは大会中の睡眠の質向上のため、東京⻄川のエアーポータブル モバイルマットを現地に持ち込みます。試しに使ってみた限りでは明らかな眠りの質の改善を感じ、多くのスポーツ選手が活用されているのも納得できます。

参戦にあたっては、普段の旅行に比べて格段に多い物資の移動が必要になりますが、この移動に関する支援を頂くことで、安心して出発することができます。


御協力頂きましたANAの皆様、また協力にあたっての支援をいただきました日本航空協会、日本滑空協会の皆様、ありがとうございます!
安全第一で頑張ってきます!!​

2018/07/16

寄付中間報告 多くの皆様からご支援いただき、ありがとうございます!


先日ご案内させていただきました世界選手権参戦のための寄付に関する中間報告させていただきます。

寄付金のご案内:世界選手権に参戦する丸山へのご支援をお願いします!(リンク)


7月13日現在、54名の皆様から1,100,000円の寄付をいただいております。皆様のご支援に感謝いたします。ありがとうございます!

寄付申込時に皆様から頂きましたメッセージを紹介させてください。
*今回、フォームへの入力時にメッセージの公開についての可否のお伺いを失念しておりました。そのためお名前はイニシャルで、メッセージ中の個人名・団体名を特定できる部分もイニシャルにさせていただいておりますことをご容赦ください。

T.Sさん:クラブの運営ありがとうございます。ご報告会を楽しみにしています。
N.Hさん:がんばれ~!
H.Fさん:必勝祈願
N.Sさん:日本代表頑張ってください、安全に、かつ大胆に、Good Luck!!
K.Nさん:がんばってーー!
Y.Sさん:好成績を期待しております。
M.Iさん:応援しています。 頑張ってください!
Y.Oさん:楽しみにしています。今度こそ遊びに行きたいと思っています。決まったら連絡しますね。安全第一で楽しんできて下さい。
S.Sさん:いい知らせを期待しています。
T.Fさん:応援してます。
T.Oさん:うまいメシでも食べてください(クルーの方も)
J.Iさん:頑張ってください。返礼等々不要です。
H.Tさん:丸山さんにオーストラリアを紹介していただいたおかげで、グライダーの楽しさを知りました。将来は丸山さんのように世界で活躍できたら良いなと思います。世界選手権頑張ってください。
M.Kさん:頑張ってください
S.Fさん:空中衝突には十分に注意をして競技して下さい。
K.Sさん:がんばって!最後まで元気で飛び続けてください。
H.Oさん:活躍お祈りしております
K.Iさん:ファイト!
Y.Hさん:安全に、さらなる前進を!
H.Iさん:微力ながら応援しています。
T.Oさん:頑張れ!
J.Hさん:健闘を期待しています。
K.Tさん:がんばってください! (クラブのお仕事もいつも感謝です。)
M.Tさん:頑張ってください。
K.Fさん:競技会のお話を楽しみにお待ちしております!
E.Sさん:赤石さんとラン仲間です。応援しております。
M.Yさん:安全に留意し、頑張ってください。
T.Mさん:楽しんで来てください! 
M.Nさん:応援しています、頑張っってください。そしてご安全に!
T.Yさん:頑張ってください!
M.Iさん:帰国後のお話を楽しみにしています。
K.Wさん:初めまして。応援してます。W高校ですよね?私も76回卒です。I君もよろしくお願いします。
Y.Oさん:丸山さんの大会に対するアプローチのフィードバック、いつも大変参考になります。是非今回の大会も安全第一で頑張って下さい!
S.Mさん:応援しています!
T.Oさん:頑張って下さいね!
N.Yさん:赤石さん、みんなのお世話、大変と思いますが、よろしくお願いします。
H.Yさん:応援しています。記念品はご無用に、全て遠征に役立ててください。
T.Mさん:安全第一にアグレッシブに飛んできてください。
H.Oさん:ナショナルチャンピオンシップさえ開催できていない航空後進国からのチャレンジはいろいろ大変だと思いますが、がんばってください。
K.Yさん:世界で活躍している丸山さんを微力ながら応援しております。
R.Kさん:同じ空を飛ぶ人間として,応援しております。

大学航空部の先輩や同期、社会人同期、日本グライダークラブの方、TEAM MARU の活動を通じて知り合った方、直接私とは面識の無いにも関わらすTEAM MARU の活動趣旨に賛同いただいた方、と活動の広がりに伴い、広い範囲の方から支援を頂けております。本当に有り難い限りです。皆様にも一緒に世界選手権大会を楽しんでいただける様、安全かつ積極的に飛んでまいります。

皆様からいただいたご支援はグライダーのレンタル料など、大会参加にかかる費用に使用させていただきます。
ご支援は 8月30日まで継続募集しております。よろしくお願いします。

2018年第35回グライダー世界選手権参加支援公募寄付金申込フォーム

 リンク先      http://bit.ly/wgc2018maruyama

パイロット 丸山 毅

 

2018/07/04

ブリーフィングチェックリスト2018

競技会ブリーフィングの際のプランニングチェックリストをアップデートしました

ブリーフィングチェックリスト_20180701.pdf

実施事項をチェックリスト化することで漏れ抜け無く毎日のプランニングに使います。私の大事なプレパフォーマンスルーチンです。

ウエザー情報、PC、フライトコンピューターへのタスク入力、アナログに地図にも記入

トップの高さと典型的平均速度
ウエザーパターンに応じた注意点
AATタスクの考慮点
スタートの注意点
タスク飛行時の注意点

AATの注意
ウエザー変化時のギアチェンジ
リフトへのエントリー


フィニッシュ
機体チェックリスト、積み込みチェックリスト

2018/06/09

世界選手権開催地変更 Hosin

7月28日から開催される世界選手権の開催地が変更になりました。すでに開催2ヶ月前ですが、開催地との調整に課題が発生し、開催地がチェコ国内で変更になりました。新しい開催地は Hosin 飛行場になります。開催予定地だった Pribram 飛行場から南東に80km、首都プラハからは1時間40分ほどの距離です。


チェコ南部で最も大きな都市、チェスケー・ブデヨビツの町の隣になります。

丁度練習のためチェコ選手権でTaborの町に滞在している最中に変更が発表されました。競技フライトを終えて、着陸したら開催地変更のメールが入っていて仰天。オーガナイザーに状況を確認したところ申し訳ないがその通りだとのこと。すかさずレンタルハウスを探して予約を入れました。5分差でフランスチームよりも先にブッキングできたようです。

チェコ選手権の天気の悪いタスクキャンセルの日に早速下見に行ってきました。まだ、開催地変更が発表されて3日目、一番乗りだろうと思っていたらすでにドイツチームが3機合宿していました!



どのチームも動きが素早いです。私も着々と準備を進めていきます。
大会ページも Pribram のロゴから Hosin のロゴに置き換えられました。

2018/05/22

2018 LX Navigation Cup 振り返り、2018 チェコナショナル目標設定


2018年夏にチェコ共和国で開催されるグライダー世界選手権に向けた練習の一環として、5月連休は2018/4/29 – 5/5 の1週間でハンガリー Szatymaz(シャティマ)飛行場で開催された LX Navigation Cup 2018 に参加して練習してきました。

練習の背景
国内では板倉滑空場をホームとして練習しています。国内練習で出来る部分と、出来ない部分があるので、練習目標に応じて練習場所(国内、海外)を使い分けています。

国内練習で出来る部分
・上昇気流に対する操縦感覚醸成
・空の判断の感覚醸成(ここで上がるべき、まだ前に出ても大丈夫、そろそろ上がらないとやばい、帰りはじめるタイミングか、など)

国内練習で出来ない部分
・高速コンディションでのクルーズトレーニング(コース選択、雲選択、強いところでより強い部分を探す練習)
・他のパイロットとの比較
・自分のこと(フライト)だけに集中しての練習
・競技会同型機での練習

国内練習について
今年はLS8を復帰させて、国内で練習出来る部分(空中感覚、コンディション変化の判断に関する部分)は3-4月に10フライト、25時間ほど実施しました。今年の春はクロスカントリーコンディションにはそれほどではありませんでしたが、上記2点の感覚を回復するための条件としては十分でした。

ホームの滑空場だとチーフインストラクターとしての役割が有り、様々なクラブマネージメントのタスクが有り、といったことで、どうしても自分のフライトに集中できない要因があります。自分のことだけに集中できる環境に自分をおくことで、一日中自分自身に集中して考えることができます。お金はかかりますが、自分自身を向上させるための必要な投資です。


競技会を練習に利用するメリット
・他のパイロットとの比較、同一コンディションでの比較
・(とくに今回のようなシビアでない競技会の場合)他のパイロットとのフライト後の意見交換、相談したり、アドバイスをもらえたり。友達が増えると様々な情報交換ができます)

競技会を練習に利用するデメリット
・ガグルに引っ張られるだけのフライトだけをしてしまうと、自分の判断の練習にならない、ので、ガグルを利用するタイミングと、自己判断部分を分ける必要があります。

上記のメリット・デメリットを理解した上で、前日の課題を整理して、毎日何を課題に練習をするかを考えています。


LX Cupでの練習の目的
1. クライムレートのさらなる改善、自分のフィーリングでのクライム(ガグルで他機を気にしすぎない)、あがりきる
2. 判断ポイントの明確化
3. 成功しても淡々と
4. ポジティブに判断
5. 失敗を恐れずに極力自分の判断を試してみる(ガグルに引っ張られる、ガグルを追いかけるだけのフライトにならないようにする)
6. 悪いときにはとにかくフィニッシュ
7. AATプラス15分を守る、自分の判断で AAT を回る
8. クルーズ速度 160km/h 以上をキープ(高速コンディションでの飛び方)
9. 競技特有のオペレーションのブラッシュアップ(フライトコンピューター、タスクフライトなど)


目標に対する結果

1. クライムレートのさらなる改善、自分のフィーリングでのクライム(ガグルで他機を気にしすぎない)、あがりきる

昨年より改善はされているが、まだ改善要の部分がある。

改善された点
・ばたつかなくなった
・上がりが遅れたときに焦らなくなった
・追いつけるときもある(ブローに上手くあわせられるとき)
・一人で積極的に良いコアをサーチ

他のパイロットから頂いたアドバイス
a. 重心位置を最適な位置にあわせる
b. 速度、満タンなら 105 – 110km/h くらい。抜きすぎない。フラップ +4 でセンタリング( +5 はホントに安定してから)
c. 翼を綺麗に保つ。毎サーマル旋回毎にバグワイパーをかける(私の場合、一日のフライトで2回くらい。ファイナルグライド前と、途中一回)。翼が汚れると上がりは悪くなる、フィーリングも悪くなる
最終日、水を全部抜いたコンディションではほぼ同じように飛べていたので、重いときにクライムレートをあわせられるように、少し抜いてみる、抜いてみる際にテールダンプレートを変更するためのバルブを利用する


2. 判断ポイントの明確化

ブルーの時は地面だけ見ているのでかなり明確に出来ている。
積雲AATで風向(クラウドストリート)とレグが重なっていないときに、雲ばかり見てしまうので、ストリートからストリートへの渡り(上空でストリートを見たときに地面とどう対応しているのかを立体的にイメージできてない)、要改善点

3. 成功しても淡々と

これは出来ている

4. ポジティブに判断

これも出来ている

5. 失敗を恐れずに極力自分の判断を試してみる(ガグルに引っ張られる、ガグルを追いかけるだけのフライトにならないようにする)

今回は極力ガグルに引っ張られるだけのフライトをしないように、自分の判断でスタートタイミングを決めていました。

6. 悪いときにはとにかくフィニッシュ

これも出来ている。(簡単にあきらめなくなった、低くなったときに落ち着いている(汗をかいたり、焦って見る範囲が狭くなったり)が減って、慎重に地面を観察して次のトリガーを探せている。低くなっても降りなくなった

7. AATプラス15分を守る、自分の判断で AAT を回る

弱いときは+10分でも ok(そのまま入れる)、強いとき(ストリート)は+15分


8. Mc 切替を前の空を見て適切に、Mc にあわせた速度選択(クルーズ速度 160km/hをキープ)(高速コンディションでの飛び方)

task2, task4で試したが不十分。次のチェコ選手権でもっとトライする

9. 競技特有のオペレーションのブラッシュアップ(フライトコンピューター、タスクフライトなど)

ここは大枠問題なし。


今回の気づき
・振り返りの実施スケジュール 
 フライトした後は夕食、帰宅、シャワー、充電、でフライト振り返りはせずにすぐに就寝する(疲れた頭で考えない、考えたまま寝る体勢に入らない)

 翌日朝 機体準備後、ブリーフィングまで(9:00-10:00)の時間で振り返りを実施
 朝のクリアな頭で、限られた時間の中で振り返りを実施、振り返った内容を当日のフライトに生かす

・スケジュール改善点:
 夜就寝前に瞑想を行う。昨年は朝起床後に瞑想を行っていたが、今年は機体準備の都合と、ストレスが少なく感じていた(リラックスして参加できていた)ため、瞑想しなくても大丈夫と思い、瞑想していなかった。結果、task6の日に疲れを感じていた(当日は天候不良でタスクキャンセル、昼寝実施)、task7のフライトで上手く行ったことからアドレナリンでまくりで夜なかなか寝られなかった。瞑想を定期的に行うことでリラックス、回復を習慣づける



上記を踏まえた次(チェコナショナル選手権)の目標設定

フライトレビューシート チェコナショナル選手権

1. 弱い条件でのクライムレート(フラップ4)。自分のフィーリングを大切にする。あがりきる。広い範囲を見る(狭い範囲を見ていると気がついたら深呼吸して視野をチェンジ)

2. 判断ポイントを明確に、根拠明確に迷わず決める。とはいえ、決めた判断にとらわれすぎない。空はすぐに変わる。一つの案に固執せず更新し続ける

3. 成功したら、一度喜んで、その後は、たんたんと次へ(油断しない、気を大きく持たない)。判断にポジティブを保つ。失敗したとき、切り替える(失敗を引きずらない)。

4. 高いところを飛ぶ(下げずに飛ぶ)

5. 自分の判断を試してみる(失敗を恐れず判断してみる。失敗を恐れすぎると成長につながらない。リスクマネージしすぎるとどっちつかずになる。
悪条件時はリスクマネージ、だが、ガグルが明らかに間違えた判断をしたときにガグルをフォローしない判断をしてみる)

6. コンディションの悪いとき、悪くなるときはとにかくフィニッシュする。あきらめずにすべての方法を試す。早めのギアチェンジをする。今が良いからと先を安易に考えない。とはいえ、ギアを下げすぎる傾向があるので、ギアを上げるときはあげる

7. AATプラス15分を守る、自分の判断で AAT を回る

8. Mc 切替を前の空を見て適切に、Mc にあわせた速度選択(クルーズ速度 160km/h 以上キープ)

9. 強い条件でのさらなるクライムの探求。ハイスピード条件でのコースどり、ドルフィンの改善

10. バグワイパー 毎旋回翼を綺麗にする

本戦では結果を出すためには失敗しないようにコンサバティブに飛びますが、5月末からのチェコナショナル選手権も練習のための参加なので、結果にとらわれず、失敗を恐れずに、練習としてプラスになる様なチャレンジをする練習にしたいと思っています。


日々のフライト


4/29 Task1
天候不十分でタスクキャンセル。キャンセル後フリーフライト。
コンディション改善したのでタスクフライト実施。積雲コンディション
1st レグは ok ,
1st sector が鈍角になってしまったので、鋭角に
最終セクター ウエザーが下り坂だったのであきらめてしまったが滑走路に戻ってから湖の海陸風前線的なリフトで上昇。タスクコンプリートに向けてどんなときでもあきらめずにチャンスを最後まで探す

4/30 Task2
2:30 AAT 95.7km/h 74.4%
積雲コンディション ガグルを意識しないでソロでフライト
1st leg ok
2nd leg コンディションの弱い(ウエットな)エリアを一人で飛んでしまい、下げてしまいタイムロス
3rd レグで再度下げてしまいタイムロス


5/1 Task3
2hエリアタスク。73km/h 71.4%
ブルー 

この日もあえて単独スタート
結果的にはブルーで速度が出ないのでガグルと一緒になるがガグルに遅れる。
水バラストマネージメントが悪い こういったコンディションなら全部ダンプ(150km/h程度のクルーズ)


5/2 Task4
2:45 エリアタスク 98.55km/h 83.8% 
積雲一部ブルー
東へ行って北に行く初めてのエリア 地形を観察して、2ndレグで川がトリガーになると想定
この日もガグルは気にせずにスタートしたが結果的にはガグルと同じタイミングでスタート
2nd レグ、地面の川からトリガーされるラインを選択して飛ぶがタイミングがあわず、下げてしまうことでタイムロス
なんとか回復してフィニッシュ(下げてから必ずあげられるようにはなっているのだが、下げないように高いところのキープが出来てない)


5/3 task5
2:30 エリアタスク 89.79km/h 65.5%
前日と同じく北東側のタスク ブルーから次第にトップが下がっていくブルー
この日もスタートは単独を心がけたが結果的には大ガクル
2nd エリアまではガグルを利用して順調
3rdレグでガグルから遅れた際に、後続ガグルと合流するか、単独サーチかを考えて、チャレンジが課題なので単独を選択、見事に外して、300mから上げ直す羽目に。85%位は行くはずだったが、練習なので仕方ない。
本番ではブルーガグル弱い日はとにかくガグルでリスクマネージメントするが、練習過程ではトライ、トライ。
とにかく降りなくなったことは自信を持って良い(0.1m/sから上がり直せる)


5/4 task6
コンディションイマイチでキャンセル。体調も疲れてきている
忘れ物するようになった


5/5 task7
2:30 エリアタスク 81.5%
最終日、ブルー、弱い。この日も単独スタート、結果的にガグル。
途中ガグルの前に出てトライ。終盤はフィニッシュを心がけてガグルリーダーだけを利用するようにしてガグルの中での良いポジショニングをとるようにした。
降りなくなったし、クライムは同等


Total 78.2%