2008/08/06

2008/08/04 day2, 2008/08/05 day3

day2
前日の予報は悪く、バラスかも考えたのですが、それほど風は強くなさそうだったのでばらさないことに。これがgoodな判断に出ました。朝の内に寒冷前線が抜けて妻沼並みの強風コンディションに。
2003年のポーランドでの世界選手権のwebにヨーロッパの気象パターンが書いてあったのですが、どうも消されてしまったようです。。。
これによれば
1. 高気圧がFinland 上空にある場合
  もっとも良い場合。2000mコンディション、東風、max 30度
  練習期間中がこれでした
  3-5日ほど継続。
2. 北海に低気圧がある場合
  前線が通過、湿ったunstableな空気が入ってくる
  small weather window
南西~西の風
  20度くらい、1500m程度
3. 前線が抜けてアゾレス諸島を中心とする高気圧のリッジがでてくるとき
  2. のあと、西よりの風、1600-2000m程度
4. ロシア上空に高気圧がある場合
  1が強くなった感じ?
  上空の空気次第で3000mコンディションになるときと、1800mくらいで17:00くらいですぽっと終わってしまう
  3-7日続く
5. ウクライナに高気圧がある場合
  南の乾いた空気、1200mくらい
  max temp 29-34 deg
6. ウクライナ上空に低気圧がある場合
もっとも良くない場合、7-10日続く。

 今年は期間中は2, 3 の繰り返しで前線が通過し、高気圧に覆われるコンディションが続く事はありませんでした。

 ヨーロッパ滞在も長くなり、今回は天気の移り変わりを見ながら、天気がどのように変わっていくかを考えてフライト出来たのも一つ収穫でした。
 今日の天気は2. で、前線通過後強風が吹き荒れます。前線通過後は雲底が800mくらいなのですが、急速に1300mくらいまで上がっていきます。昨年のプレワールドも最終日がこのパターンで、強風、ストリート、下層は荒れていて上がりづらい(そのあたりは日本と一緒)コンディションになります。
 今日も 小さなwindowを使った2h のAAT タスク、風は270度なので、ほぼ真西。高気圧の張り出しによっては240度くらいになるときもあります。270度の風をあまりクロスしない(極力風に平行に飛ぶ)ことと、ホットエリアを考えて飛行前にコースを考えます。(オーストラリアはあまり風に平行に飛ぶ事をせず、結構クロスで飛ぶのでロスが大きい)

今日は曳航のタイミングが悪く、1発目はまるであたらず、他にも降りている機体があるので、迷わず降りる事に。それでも滑走路脇の沈下とファイナルの沈下に肝をつぶしつつ。(finalで沈下強く届かない)。落着気味ながら着陸して再度セット。2発目は順調に上がるが、スタートゲートはすぐにオープンなので他機にあわせて低めながらそのままスタート。(強風なのでガグルを使わないと前に出るうえでリスク大、早めスタートなら遅れても次のガグルを使える)

1st legはあまり強いのにあたらず、なんとかcu street の下を西へ。ほぼ270度で飛行してエリアの南側を進み、ストリートの終わりで北上してエリアにタッチ。2nd area は南側なのでストリートを戻りながら強いところを探すがあまりなく、600mまで下げたところで弱いのを拾う。(これ以上下げると風が強いので上げるのがとても困難)、弱いので維持しながら、とはいえまわりはover develop 気味のストリートの下を観察して新しい Cu ができはじめている下へ移動、これで1.8m/s でオーストラリアに再度追いつく。今日はついてる。

2nd areaはまるであたらず、とはいえtail wind なのでグライドだけは伸びて2nd area をタッチ。2nd area をすぎたところでようやく強いラインに入る。3rd area はそこまで行かなくても良いのですが、今日もイタリア、オーストリアのガグルを利用して飛ぶ事にしてfinish までついテクことに

最終レグはストリートをもどって、ストリートの端からクロスウインドへ final glide。割とうまく行った日。
早かったLE, Z3 は1000m以下に下げてない、なんで?

day3
420km fixed task
あいかわらず風が強く、スタート前は条件悪く(湿っていて、オーバーキャスト気味で強いのが少ない)かなり苦労しましたが、皆さん条件待ちでスタートせずいたせいでになんとか追いついてガグルとともに低めでスタート。今日もガグルとスタートしないと苦労しそうな日です。

スタートのポイント
  • なるべく早くスタートポイントへ行く
  • スタートライン上でどこからスタートするのが良いのかを見極める(積雲など)
  • 積雲のある日は隠れている事がある
  • ブルーの日はガグルになる(見える)
  • スタートライン上でメリーゴーランドになってタイミングを計る
  • 常に高いポジションにつけておく。直前のガグルで他機を避けたりしている間に下げてしまっている事が前半多かった
  • スタートまで2分間スタート高度以下にいなければならないので、逆に言うとその高度以下につけておけばよい
  • 多少の高度誤差はある
  • どれがスタートしたのかをみる。有力選手をおぼえる。(ガグルか、一人か、ドイツのように3機か(逆に目立ってマークしやすい)
  • リスタートのPDAの操作を練習しておく
  • スタートライン付近では片方の PDAは拡大、片方はライン全体が見えるくらいに
  • PDA のスタートラインの色を変えた方がよい。
2nd leg はガグルとともに300度の風を利用してストリートを風下に行きながら南下してクロス。

第3レグまでは順調で、第4レグ前半ではトップ集団に届くかと思いましたが、第4レグ後半の弱くなったところでおいて
いかれてしまい、森の上で350mでリスタートするかどうかのところで0.5m/s であがり、最後はいつものReinsdorf の森で2.6m であがり、なんとかゴール。第4レグ後半でまっすぐ行くか、少し右にオフトラックするか(右の方が良さそうに見えた)で、まっすぐいったのが失敗でした。
3rd leg も300度の風なので、あまりDresdenの空域に近寄らず、一度風上側にでてから風上側のストリートを使った方が良かったですね。。
110kph くらいでフィニッシュする予定でしたが、結局102kphでした。残念。まあ、こんなもんです。

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