July.16(Sat)
フランクフルトで乗り換えて、最初の目的地であるオーストリアのGrazに到着。
この空港は定期便が利用する滑走路の横にグライダークラブと滑走路があります。手前が私達が乗ってきた飛行機、奥にクラブハウスとグライダーが見えます。(写真では小さくてわかりにくいかもしれません)
飛行機を降りて徒歩でターミナルまで移動。コンパクトな空港です。
グラーツの空港 奥にグライダーがいます |
昨今の情報をSNSなどでチェックしていたところ、ヨーロッパのハブ空港での乗り換え時に荷物が遅れをとり(コロナからの旅行需要の回復に対して、空港スタッフが少ない、ストがある、などの理由で)ロストバゲージするケースが多いという話が多くあがっていました。そのため、預け入れのスーツケースには位置が追えるようAirTagをセット、荷物がついてこない場合に備えて手荷物には数日分の着替えとお米とおにぎりセットを入れていましたが、無事にGrazまで荷物も届きました。一安心です。
ここまで順調にきています。
明日はハンガリーに向けて陸路を移動します。
July.17(SUN)
Szegedに着きました。
Grazからグライダーを牽引して会場入りする予定でしたが、グライダーは私たちの前にリトアニアで開催されたヨーロッパ選手権でレンタルしていた方がハンガリーの人であったこともあり、Szegedの会場で引き渡しをしていただけることとなりました。
グライダーのオーナーさんからあわせてレンタルした車にのり、朝8時にGrazを出発。陸路でオーストリア→スロベニア→ハンガリーのルート、約580キロの移動です。途中下道を通るルートに比べると80kmほど遠回りですが、高速道路で繋がっているので楽なルートです。途中休憩を挟みながら5時間で到着しました。
ルートを変更したため、スロベニアの高速チケット(ヴィニエッタ)を持っていないことに途中で気がつきあわててスマホから購入(今年からオンライン購入に対応したらしい)。事なきを得てスロベニアを通過しました。最近は高速料金が電子化されており、ナンバーを登録して高速チケットを購入しておくことでわざわざチケットを買うために販売所に行く必要がなくなりました。このチケットがないと後日罰金が請求されますので、購入は必須です。(ハンガリーのヴィニエッタは購入済でした)
途中のサービスエリアは家族連れが多く、道中も後部に荷物をたくさん載せた車が多く、ヨーロッパのバカンスシーズンであることを感じました。ランチはハンガリーの高速道路サービスエリアにあるレストランでスープランチ。ボリュームあっておいしかったです。(ハンガリーのサービスエリアは地場と思われるレストランがあり、チェーン店系のレストランと比べるとおいしいです)
グライダーを牽引しながらですと速度も出せない&気をつかいながらですので、予定より早く15時前に飛行場に到着、大会のオフィシャルな飛行場オープンは翌日からでしたが、すでにオーガナイザーの方が待機していて、機体の係留場所も案内してもらえました!(すごい!)係留場所まで水道管を敷設してあり、ホースも用意されているという、今までで初めての待遇です。
15時過ぎにSzeged飛行場で今大会の機体「AX」(グライダーのコンテストナンバー)を無事受け取りました。
引き渡し完了! |
July.18(MON)
Unofficial training day1
朝は少しゆっくりしてから10時に会場入り。
まずは機体組み。係留場所が国名アルファベット順のため隣が馴染みのイタリアチームでしたので、手伝ってもらって組み立てます。組み立ての様子をビデオ撮影しようとしたのですが、「Hi!Takeshi!」と次々に友人たちから声をかけられ話が弾んだり、カメラが倒れたり、ということもあり撮影がうまくいかず断念。
2022WGCバージョン完成です!
ステッカーも貼りました。スポンサーステッカーも貼ってます。 |
11時からブリーフィングも行われ、練習に参加する選手もおり、Maruも練習フライトをするため準備を進めました。が、水バラストを搭載しようとした際に、右翼端の栓がうまく稼働しない(閉まらない)不具合を発見。ハンガリーの友人に相談し、メンテナンススタッフに協力してもらいリターンスプリングの調整と潤滑油でいったんはうまく動くようになったのですが、再度水を積んで試したところ、やはり同じ不具合が発生。(一度弁を開けると閉まらないので全て水が出てしまいます)
修理中 |
明日からJS社の方が来場するとのことでしたので、みてもらうこととして本日は準備終了としました。本日はブルーで晴れ。気温は30度を超えました。
残炎ながら本日は練習フライトができませんでしたが、明日は飛びたいと思います。明日も天気は良いようです。
July.19(TUE)
Unofficial training day2
JS社はまだ来ていないことで、右翼端の水バラストの栓は直らず。が、本日のフライトには影響ないのでインボードをフルにして飛ぶことにしました。(最大離陸重量の600kgには10kgほど足りませんが良しとしました)
ブルーな空へ、行ってきます!
Pratcite Task2
5位
グライダーレースは、速さを競います。とはいえ、日々コースも距離も気象条件も変わるためレース毎で飛んでいる時間が異なることから、一概に「飛んだ時間」での比較ができません。本日1時間で飛べた、といっても、日によって距離も違えば気象条件による難しさも違います。そこで「平均速度」が1つの大事な目安になります。
<MARUコメント>
今日はとても満足いくフライトになりました。(練習フライトですが)
平均速度がPrivate Bestの149km/h、トップも153km/hと差も少なく、手応えがある結果を得ることができました!ここまでの練習の成果を感じることができたフライトになりました。
とはいえ、さらなる改善点もあったので、修正していければと思ってます。
(Facebookに投稿した内容をまとめています。一部加筆修正しています)
TEAM MARU 赤石 京子
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