2018/08/05

2018グライダー世界選手権大会 Day7

Aug.04(Sat)

Competition Day7
大会7日目。前半戦最終日。一週間飛び続けです。
多くの大会では雨天時をRest dayにします。だいたい3日試合で1日休み、ぐらいなのですが、今大会は晴天続き。明日も晴れ予報ですがRest dayにすることになりました。

本日も暑い1日となりました。朝方は比較的涼しかったのですが、気温はぐんぐんあがり30度超え、日射もジリジリと痛い日差しとなりました。

本日のタスクはAAT。タスクはシンプルな2エリア。より距離を飛べた方が有利になりそうです。今日も高速レースになりそうな予報です。
Type:Assigned area task with 2areas Task time:03:30:00 Task distance:295.7km/636.7km(462.1km)
昨日と似たコース設定ですが、気象条件は昨日とは異なるため気持ちや考えを変えていく必要があります。選手の疲れも出てくるころですので、朝のブリーフィングでも安全に関する注意喚起が行われました。
Look out、Look out、Look out 安全対策で一番大事なことです。
Safety Committeeのメンバー

こちらは朝の計測がからグリッドまでの様子です。
朝の計測
計測までにできる長い行列の様子はこちら (Facebook投稿)

ダンスでグリッドまで誘導してくれるMisa
Misaの誘導ダンスの様子はこちら (Facebook投稿)

11:45発航開始予定でしたが、空気が動く気配がなく「待ち」が続きます。そしてひたすら「暑い」
日本ほどではありませんがヨーロッパにしては湿度も高く、アメリカのクルーは「暑いんじゃない、蒸すんだ」と言ってました。イタリアの選手も「チェコは暑い」と言っていたようで、今年のチェコは異常気象のようです。



最初は3.5時間の設定でしたがなかなか気象条件が好転せず(レース向きにならず)途中でタスクBの3時間設定に変更となりました。
ブルーな空ですが、タスクエリアには雲が出来てきました。わくわくの空へ。落ち着いて、周りをよく見て飛ぶことを意識します。無事、離陸しました。


クルーの市岡が到着しました
本日、3人目のクルーの市岡が到着しました!
早速JAPAN BASEで引き継ぎ開始です。夕方にはクルーワークも行いました。
明日はOFFですので、月曜からTEAM MARUクルーとして活動開始します。
40代だらけのチームに20代の若手投入です。





本日の結果
Daily 42位/45機中 (結果はこちら)
Total    39位/45機中  (結果はこちら)

スタート前は厳しい気象条件でしたが、レースが始まってからは強いコンディションだったとのことです。が、最後の時間帯は空気が動かないコンディションとなってしまい厳しいフライトになったようです。(JAPAN BASEでも第3レグ飛行中あたりから周りの空気が止まりだしたことを感じ、アウトランディングせずに戻ってこれるのか気にしていました)途中までがうまくいっていただけに、悔やまれるレースとなってしまったようです。

■丸山のコメント
「使えるガグルはフォローしよう」
スタートは大成功でした。30km先まで移動してのクライムはギャンブルでしたが、結果好スタートを切ることが出来ました。第1レグはそのまま順調に推移、第2レグはガグルから遅れたところでついていくガグルの選択を誤り、若干速度を下げたものの、まだ許容範囲でした。後半は一人旅になりましたが、いいエリアを選択して飛べていたと思います。
本日の1つめのミスは第2エリアでガグルとすれ違った際にそのガグルについてゴールを目指す、という判断ができなかったことです。ガグルと一緒に飛ぶと3時間の時間を下回ってしまう、と考えたことと、目の前に大きな雲が見えていたのでガグルについていく、という判断ができませんでした。
第2のミスはその後300mまで下げてしまい、水バラストを一部抜くつもりが操作を誤ってしまい、全部抜いてしまったことでした。この水をもっていればL/D40でファイナルグライドに入れることができたのですが、L/Dが伸びないため高度が足りなくなりました。さらについていなかったのが上空が雲に覆われてしまい、日射がなくなり0.4m/sの上昇気流を20分使わざるをえなくなってしまい、時間をロスしてしまいました。
結果、118km/hまで速度は低下しました。第2エリアをターンしたときは130キロ台後半でフィニッシュできる計算でした。第二のミスがなければ130km/hでゴールできたレースだっただけに悔やまれるところです。

今日の着陸時の映像はこちら (Facebook投稿)


明日はRest Dayとなります。選手もクルーも1日お休みをいただきます。
後半戦は天気次第ですが最大6日間の試合が予定されています。前半戦はかなりの高速レースとなり、Maruにとっては厳しいレースが続きました。
ここでしっかり休養して後半戦に臨みます!

引き続きのご声援よろしくお願いいたします。

TEAM MARU 赤石

2018/08/04

2018グライダー世界選手権大会 Day6

Aug.03(Fri)

Competition Day6
大会6日目
昨夜遅くにやってきたサンダーストームの影響で久しぶりに涼しい朝となりました。時間が経つにつれ日射が強まり、気温は上昇し30度を超えました。いつもは涼しいチェコなのだそうですが、今日も暑いチェコです。

本日のタスクは541.08 kmのレーシングタスク。第2レグはなんと256キロ!東京から浜松までくらいの距離に相当します。
Type:Polygon with three points Task distance:541.1km
6日連続でレースが続くのは私たちにとっては初めての経験です。暑い中、毎日4時間から6時間飛び続ける選手たち、本当にタフです。 出発前にはクルーとミーティング。クルーとのコンビネーションもバッチリです。



今日も落ちついて安全に、アーリースタートをする、ことを意識して飛び立ちました。

日本からのゲスト登場
日本からゲストが来ました!TEAM MARUサポーターの奥山さんです。
彼女は大学時代からの学連同期。旅行行程の中に大会訪問を組み込んでわざわざ応援に来てくれました。ブリーフィング、発航の様子、JAPANベースにも立ち寄って見学されました。長い大会ですので、ゲストの訪問は本当にうれしいものです。



よい旅をとなりますよう。差し入れ&応援ありがとうございました!

本日の結果
Daily 31位/45機中 (結果はこちら)
Total    37位/45機中  (結果はこちら)


■丸山のコメント
「130キロ出せて良かった」
昨夜の雨の影響でスタート前は非常に上がりづらいコンディションでした。スタートポイントから10キロ北の付近まで移動してなんとか雲底より高くコンバージェンスであげてスタートを試みましたが、雲の横で膨大な数のガグルになってしまい、危険を感じてガグルを離れたため、高度をロスし低い高度からのスタートになりました。スタートライン通過後、弱いコンディションが続き今日はタフなレースになるかと思いましたが、20キロ過ぎたあたりから空気がアクティブになり、高速レースの展開になりました。
高速レースが苦手な私としてはガグルに遅れても次のガグルと飛ぶことができるため、 基本的に集団の前半でのスタートを選択します。250キロを超す第2レグではガグルに遅れてしまったのですが、次のガグルに合流することができ、上手く乗り切れました。
結果、時速130.9キロを出すことができました。が、トップが時速140キロを出す高速レースとなりました。(JS3、Ventus3とASG29の性能差が感じられた高速コンディションでした。)

今日のランディングの様子を動画で撮影しました。一番最後に入ってくるグライダーがMaruです。
こちら

・トラッキングはこちらが正しく表示されます。 
https://www.wgc2018.cz/# GLIDER TRACKER→ 18m CLASSをクリックしてください

晴れ続きの今大会、雨の日がRest Dayとなるのですが天気が良すぎで雨の日がなかったため日曜がReat Dayでお休みにすることが決まりました。
あと1日で前半折り返しです。疲れが出てくるころですので、選手もクルーも安全に留意しながらレースに臨みます。

TEAM MARU 赤石

2018グライダー世界選手権大会 Day4

Aug.01(Wed)

Competition Day4
大会4日目
晴天が続いています。

今日のタスクは初めての東側エリアです。2年前に出場したチェコ選手権の開催地モラボスカー トシェボバーのエリアを飛びます。
「まさかあの時の経験が役に立つとは!」地形慣熟はできてます。が、飛行禁止区域も多く、飛べる幅が狭いとのこと。注意を払いながらも今日もわくわくです。
Competition Day4 Type:Polygon with 5 points Task distance:485.2km

飛行区域が狭い


今日はいつもより早めに準備を始め、6列目にラインナップができました。これで昨日よりも待ち時間が短くなります。
発航前のひとときの動画はこちら(Facebook投稿より)
発航前のグリッドの様子



調子が良かった翌日、結果がいまいちになることが多い丸山の本日の作戦は「待つ」「調子に乗らない」でした。
Pilot's eyes

離陸後からしばらくは車で待機しながら無線で情報を送ります。





1999バイロイトのクルーと再会
WGC1999 BayreuthでクルーをしてくれたRossと再会!
1999年ドイツのバイロイトで行われた世界選手権は丸山にとって初めての世界選手権大会本戦でした。このときクルーをしてくれたROSS(ニュージーランド人)が会場に遊びにきていました。当時は丸山もROSSもまだ20代。ROSSに声をかけられたとき、最初は誰かわかってませんでした。いまはオーストリアに住んでおり、競技フライトせずにFunフライトをしているそうです。
当時はまたカーナビもない時代。地図と携帯でパイロットから教えられた緯度経度を頼りにドイツからチェコへ国境を越えてアウトランディング回収に向かった思い出があります。
当時は2人とも20代。いまは40代の立派な大人になりました。


Rossは2008リュッセの世界選手権大会にNZ代表として出場していました。


本日の結果
Daily 41位/45機中 (結果はこちら)
Total    38位/45機中  (結果はこちら)

■丸山のコメント
「アウトランディングしました」
今日はアーリースタートが分かれ目の1つとなった日でした。トップクラスの選手がゲートオープンを待ってすぐに飛び出そうとしている様子をキャッチし、丸山もアーリースタート。冷静に判断することができました。分かれ目になったのが、Hosin飛行場から一番遠くの旋回点近くでうまくサーマルを捉えきれず低くなってしまったこと。ギリギリまで粘ったのですがどうしても上がれず、戻れなくなるリスクもあったためエンジンをかけて上がりなおしました。エンジンをかけた時点でアウトランディング扱いとなるため、ここで競技終了。本日は距離点のみの得点となり、順位は下位となりました。結果をみると11機がアウトランディングしていました。結果の良かった翌日は調子にのってしまい失敗することがよくあったのでその点は注意していました。今日はそこのコントロールはできたのですが、苦手なタイプのサーマルで上がれない、という自分の欠点が出てしまった日でした。

今大会は天気に恵まれ、明日も天気は良さそうです。
今日の結果にとらわれることなく、落ち着いたレース展開ができるよう地上からもサポートしていきます。

以下のサイトから、競技の様子を見ることができます。だいたいですが、曳航開始から70分後ぐらいにゲートオープンとなります。
トラッキングはこちらが正しく表示されます。 
https://www.wgc2018.cz/# GLIDER TRACKER→ 18m CLASSをクリックしてください。



若き大会スタッフの紹介
毎日10時から行われるブリーフィング。
選手、クルー、チームマネージャーが集まるこの場を壇上で仕切るのは17歳のマッティ。世界選手権のブリーフィングですから、相手の年齢関係なく大人達から厳しい質問も飛んできますが、これらすべてにソツなく対応。
ブリーフィング中は大人に見える彼も普段はユースらしい表情に。Maruのことも気にかけてくれるNice Guy。ラインボーイだけでなく、運営でも若手が活躍している大会です。




グライダー競技は長い競技会です。まだまだレースは続きます。
引き続きの応援、よろしくお願いいたします。

TEAM MARU 赤石

2018グライダー世界選手権大会 Day5

Aug.02(Thu)

Competition Day5
大会5日目
練習期間も含めると10日以上晴天が続いています。朝は晴れていた空ですが、昼前ぐらいから飛行場の周りが雲だらけに。昨日とは空のコンディションも変わり、積雲が多い空になりました。



本日のタスクは今大会初のArea Assained Task(AAT)でした。

【AATとは】
Racing Taskのときは旋回点は「ポイント」なのですが、これが「エリア」になります。
今日の場合、3時間という時間設定がされています。これは3時間は最低飛ぶこと、というルールです。3時間以上の時間をかけて決めたれたエリアをまわりながら飛び、その平均速度を競います。3時間以上であれば、より短い時間で長い距離を飛んだ方が有利なレース設定。そのためエリア内をどこまで飛ぶか(どこまで奥に伸ばすか)、その判断力も競われます。 
例えば、同じ時間であればより長い距離を飛んだ方が平均速度が速くなります。
が、飛んだ距離が他の選手より長くても時間がよりかかっている場合は速度を計算するまでどちらが速いのかわかりません。そのため、全員の結果が出そろわないと順位の見極めはとても難しいのです。

サンダーストーム予報もあったため、早めの離陸、スタートとなりました。昨日のレースは忘れ、丸山の本日の作戦は「落ち着く」でした。



朝の準備
朝、グリッド前にするお仕事は、水バラストを積むことです。今回は水くみ場が少ないこと、機体数が多いことから、ポリタンにくんだ水をモーターを使って搭載する方式です。





TEAM MARU2014シャツ
WGC2014 Leszno で一緒だったフランスチームクルーDidierさん。今回もフランスチームクルーとして参戦してます。2014年にクルーの高見さんと交換したTEAM MARU 2014シャツを着て登場してくれました!大事に持っていてくださり、フランスチームなのにJAPANシャツ着て今日は大会参加です。


Didierさん と高見さんのシャツ交換の様子は過去のブログ記事で紹介しています。
こちらの後半部分です。

本日の結果
Daily 35位/45機中 (結果はこちら)
Total    38位/45機中  (結果はこちら)

■丸山のコメント
「うーん」
今日はアーリースタートが鉄則のレースと予想、離陸前から積雲の発達がはやくレース後半は崩れると考えていました。フランスチームも早々にスタートラインで待機、ガグルの前半でスタートしました。途中はガグルと一緒に移動、最初のサーマルで上手く上がれなかったので、水バラストを早めに抜くことで上がりの調整は上手くいきました。(昨日の経験から調整できた点です)。ラスト1つ前のサーマルで一緒に上がれずに遅れてしまい、結果4分遅いゴールとなりました。
時速121キロと自分としてはまあまあだったのですが、1,2位が時速140キロ代と飛び抜けて速く、得点が伸びませんでした。

心配されてたサンダーストームは夜に通過しました。
明日も飛べそうです!

以下のサイトから、競技の様子を見ることができます。だいたいですが、曳航開始から70分後ぐらいにゲートオープンとなります。
トラッキングはこちらが正しく表示されます。 
https://www.wgc2018.cz/# GLIDER TRACKER→ 18m CLASSをクリックしてください。