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2014/08/08

TEAM MARU 写真館 【世界選手権大会風景④】

水バラストをダンプしながら降りてくるグライダー。
前後半組の引き継ぎで最大人数となったこの日。競技こそ行われませんでしたが、リーダーから「チームウェア必携!」との伝令が飛びました。みんなんで記念撮影をしたのです。こんなに大勢の人に応援してもらって、まるやまは幸せですねー。


幸せつでにもう一枚、秘蔵写真を公開しておきましょうか。 

ちなみにチームマルマークの原案をつくったのは久野さん。野木森さんは今回、訪問時期さえ合えば「インターナショナルナイト」で活躍していただく予定でした。そして実はふたりとも、グライダーを間近で見るのは初めてなのです。ヒョイヒョイとまるで模型のように翼が組まれ、出来上がっていくさまに興味津々でした。 



その間に前半の高見クルーから後半の福崎クルーへ今大会の注意ポイントを引き継ぎ。福崎クルーは2008年世界選手権、2012年ポーランド選手権、2013年プレ世界選手権、2013年ヨーロッパ選手権など、まるが出場した大会のクルーを軒並み歴任したベテランです。後半戦、よろしくお願いします!

福崎クルーと一緒に現地入りした学生クルーの大熊君です。チームが掲げる3つの目標のうち、ひとつは「若手の育成」です。
http://maru-wgc.blogspot.com/p/team-maru.html
そこで今大会は世界選手権に行きたい! という学生を学内で公募。「我こそは!」と手を挙げた学生を連れてくることにしていました。具体的には旅費や食費、宿泊費のサポートです。その代わり、クルーとして活躍してもらい、若い目を通してこの世界選手権を体験していって欲しい、と思っているのです。
そして作文もリーダーの圧迫面接も無事クリアし、晴れて学生クルーとして選任されたのが大熊君でした。今、彼は大学3年生。この大会直前に指定養成を卒業、自家用操縦士(滑空機上級)を取得てきました。さて、このポーランドで何を得て帰ることができるのか? そして日本の仲間へ何を伝えていくことができるのか。全ては彼次第、そして我々次第だと思います。


組み上がった機体に「乗りたい!」ということで即席搭乗会が開かれました。コクピットに座るだけですが。あまりに賑やかで楽しそうなので他のチームから「日本のクルーはいったい何人いるの?」と聞かれます。でも、こうやって応援に来てもらえるのは本当に、本当に嬉しいのです。 搭乗後にお礼をいわれたけど、こちらこそありがとう! 



8/5朝早く、広報スタッフの久野さんとイベントスタッフの野木森さんが出立していきました。彼女達はこれからロンドン。夏の休みを使いチームの応援のために、こんな片田舎の町までわざわざ足を伸ばして来てくれていたのです。短い滞在中、サンダーストームにみまわれてロクに競技を見ることができませんでしたが、ふたりともケラケラとよく笑うので、なんだか楽しい2日間となりました。いってらっしゃい!
我々が機体を組んだ日。向かいのフランスチームも機体を整備していました。いそいそと機体を拭いたり、エンジンをチェックしているのはディディエ(Didier)さん。自身もグライダーパイロットですが、クルーとしての経験も豊富だそうです。


その Didier さんと仲良くなったのが高見クルー。意気投合して、高見クルーが帰る直前にチームのユニフォームを交換していました。今後モンベルとチームマルのロゴが Didier さんと一緒に世界の滑空場を旅して回ることと思います。Merci !

レストデイにレシュノの紅の豚号に乗ることができました。ポーランド製で1955年の機体だそうです。どなたか機種名が分かる方、いらっしゃいますか? ちなみに前席でニヤつく高見クルーはFAA事業用多発計器を持っていますから、もちろん操縦可能です。


こちらは滑走路脇に佇んでいた、ひときわ大きな単発機。「アントノフ」だとか「ポーランドで生産されていた」という声をチラホラと聞きましたが、どなたかおわかりになる方いらっしゃいますか? 曳航機の前で合流以来最高の笑顔を見せる学生クルー:大熊君の写真はオマケです。


前半組の高見クルーが引き継ぎを終え、今日、ポズナンの空港へ発ちました。フランクフルト経由で羽田へ向かいます。期間中、家の中も滑空場でも3人分くらいの賑やかさを振りまいていた彼がいなくなるとなんだか寂しい気もします。ありがとう。後半もがんばります!
文・写真 河村




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