2017年に「XCSoar 、Skylines.aeroでトラッキング」でXCSoar と Skylines.aero を組み合わせたXCSoar上でのオンライントラッキングを紹介しました。SkyLines.aero でアカウントを作成して、Tracking Key を XCSoar で登録して、と手順が少し複雑だったかもしれないのと、Androidのみの対応でした。
SeeYou Navigator ですと、iPhone、Androidで利用可能で、ボタン一つで OGN を利用したトラッキングが可能になり、SeeYou Navigator 上にOGN対応機器の表示が可能になります。
SeeYou Navigator
Menu → Map & Layers → Maps and Layers → OGN を選択
自分(大きな矢印)の右下に小さくグライダーのマークと「894m」と表示されているのがおそらく 22MX |
このままですと、デフォルトの6桁のHexコードで表示されるので、どの機体が飛んでいるかが分かりません。下記を参考に、OGN database にデバイスのOGN addressの登録を行うことで、コンテストナンバー(登録記号)に変換されて表示することが可能です。
Configure Oudie N & SeeYou Navigator
SeeYou Navigator の
Menu → Settings → About
こちらのページで OGN address: を確認します
OGN database でユーザーアカウントを作成後、ADD DEVICE で Device ID に上記の6桁のOGN address、Registration に登録記号、Competition Numberにコンテストナンバーを入れます。
登録が完了すると、コンテストナンバーでOGNで表示されるようになりました。
OGN 対応の機体を地上で確認するには Glide and Seek、ADS-B対応の機体を確認するにはflightrader24 と、一度に表示出来るページがありませんでしたが、最近サービスを開始したPuraTrackでは、OGN, ADS-Bといった、様々なソースからの機体の一覧表示が可能になりました。(解説はこちら)
パラグライダーの方が利用されているFlytec のデバイスも表示されます。
上空で XCSoar + Skylines のトラッキングと、SeeYou Navigator 上の OGN トラッキングを比較してみての感想です。
- XCSoar + SkyLines のほうが断然見やすい。XCSoar は上空で途切れても途切れるまでの位置を表示してくれる
上空で Oudie2 と SeeYou Navigator / XCSoarの表示の比較です。
- Oudie2 は圧倒的に表示が遅い。旋回中は半周くらい表示がずれる。SeeYou Navigator はほぼリアルタイムで、LX9000 の表示と体感的には同じ
- Oudie2 と SeeYou Navigator だと current L/D の表示は大体体感とあっている。(XCSoar の L/D は体感とずれる)
- SeeYou Navigator はオフライン表示に未対応なので、電波が途切れると上空で Weather Layer が表示されなくなる。
- XCSoar は Range circle の表示が見当たらない
まとめると以下です。
- Weather Layer は Oudie2
- トラッキングは XCSoar
- リアルタイムのトレース表示は SeeYou Navigator
画面は二つなので、SeeYou Navigator と XCSoar は随時切り替えています
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