2024/03/24

2024/3/16 ブルーウエーブで猪苗代湖まで

猪苗代湖 右端は磐梯山と猪苗代スキー場 奥は朝日岳連邦(山形県と新潟県の県境)

2024/3/16 ブルーウエーブで猪苗代湖まで往復しました。

WeGlide

OLC

ブルーの予測でしたので、当日朝にOudie2 をパソコンにUSBケーブルで接続して、  Naviter Updater で最新のSkySightの WeatherレイヤーをOudie2 にダウンロードします。今時USBでローカルダウンロード?と思いますが、この手間がこの日のフライトの決め手になりました。



前日の谷が通過して弱い冬型

700hpa 320度 60kt 予報通りちょっと北より

板倉のすぐ西に南北のコンバージェンス予報

上層風が北寄りなので、いつもよりwaveが東西に傾いている。
板倉近辺は良いwaveは発生しない予報なので、
コンバージェンスで日光まで行ってから、waveに入れたらラッキー、くらいのフライトプラン


離陸前のアメダス。桐生、熊谷は北西、館林、佐野は北東。
館林市街地の奥か、足利の山沿いへの曳航をプラン

先に離陸した40DGが城沼の北でコンバージェンスに入れたレポートがあり、館林方向への曳航をプランしたが、佐野市街地が良かったので佐野に戻って離脱。SkySightの予報通りでした。

予報の少し東側でコンバージェンスでクライム。
完全なブルーで、上がった後のルートプランが決められず、
とりあえず北と西を試してみる

地表風の境目がコンバージェンスの境目



wave予測では全く強くなかった赤城の第3波で何故か17,000ftまでwave。
視程の境目を探して最初に上がった佐野のコンバージェンスから西に5kmくらいでたところで強いプラス、8,000ftくらいからスムーズになってwaveイン。

完全にブルー ここまでブルーなwaveは初めて。
Area-H よりもずいぶん南で上がってしまったので、東京コントロール124.1にコンタクト。とりあえず50 mile北上の意思を伝えたところ、Area-Hのことを言われて、自衛隊からクリアランスを得ていることを伝えたところ、スタンバイしたので、自衛隊に確認してくれていたみたい。

12:30 頃は SeeYou Navigator の weather layer も表示されていた。
これはwaveではなく、コンバージェンスの予報。
(この後、電波が圏外になると、weather layer が表示されなくなる。オフライン表示に対応していないたため)


13:00 17,000ftまで1-1.3m/sくらいのゆっくりしたwaveで上がって、上がらなくなったので前に出る。上昇対から少し北上して沈下をずらして移動してみた

13:30 第2波に13,000ftで到着、4,000ft失高。第2波は沈下は少ないのだけどあまり上がるところが無い。
ブルーで目印も無いので左右180度を試してみて、500ftだけあげて第1波へ移動


第1波到着 13,500ftから10,000ftで3,500ft失高。waveが強くない分、沈下も強くないので、wave間を渡れる。ここで40DGは良いのをつかんで19,000ftへ。私は良いのがつかめなくて、12,500ftでwaveラインをたどる

赤城の第1波での上昇中。Oudie2 にダウンロードしたSkySightの予報は表示されているが、SeeYou Navigator は風向風速の矢羽根は見えるが、waveレイヤーが表示されなくなった。
以降はOudie2をメインに、Oudie2 を信じて飛ぶことに。
沼田の谷から穂高山、奥は尾瀬 猫耳の山が燧ヶ岳(ひうちがたけ)




14:00 先行した40DGがSkyLines.aero のトラッキングにも表示されなくなった。赤城で14,500ftしか取れず、Oudie2のwave表示を信じて飛ぶ。赤城~皇海山~日光白根山のラインで中禅寺湖の西縁へ。
見直してみると、Oudie2では真っ赤(強い上昇帯)で表示されているけど、そこまで強いwaveとは予報されていないぞ。。
日光白根山のラインで上昇中。中禅寺湖と男体山


40DGは20,000ft弱とれているので、中禅寺湖からいつものルートで高原山~那須のwaveラインへ。10,000ft失高で那須に到着
私は赤城で高度が取れてないので、SkySightを信じてwaveラインをトレース、12,000ftで日光白根山に届いてゆっくり上昇開始。ここも良いところで1.6m/sくらいで、平均すると1.1m/sくらい?Oudie2の表示ほど強くないことが分かったので、上がれるところで上がらなくなるまで上がる戦略に変更。
このあたりから40DGも東京コントロールに移ってきたので、東京コントロールに意思確認されたときは「40DGと同じ高度、ルート」と回答
裏男体山飛行中 奥が尾瀬ヶ原、尾瀬沼と燧ヶ岳、手前が丸沼と菅沼

裏高原山 スキー場はハンターマウンテンとエーデルワイス


14:30 19,500 ft で裏男体~裏高原をすすむ。日光白根山から北に続く山脈から発生していると思われる弱いwaveラインのなかを丁寧に進む。途中ちょっとでも気を抜くとTrkが流されるので、Trk < 30以下をキープしてヘディングを調整。
上昇帯の最後まで北上し、20km風下のwave上昇帯への移動を慎重に検討。那須にいる40DGがトラッキングで見えた。テールウインド100km/hなので、間の沈下も飛び抜けられるだろうと判断して、那須のwaveへダウンウインドダッシュ。
1,000ft失高で17,000ftで茶臼岳waveへ


15:00 もう少し時間が許すところまで北上することに。2019年の蔵王往復で最後板倉に届かず鬼怒川滑空場に降りたことの反省から、帰投時間を計算、安達太良山までは続いているからいけるなー、と思いながら、150kmの帰り道なので、15:15にはターンすることに。
那須を過ぎると猪苗代湖が見えてくる。あいかわらずのブルーコンディション
Oudie2 と SkySightを信じてwaveラインを飛ぶ
ここでターン



15:30 ターン後の帰り道。帰り道は那須のwaveも弱くなっていました。ローターのような目印が無いので、気を抜くと風下に流されます、Trk < 210 をキープ。流されたら元のルートに戻しました。高原山まではwaveラインをなるべくつないで落とさないように慎重に帰りました。

黒磯のアウトランディング場


16:30 無事ランディング

振り返り
  • waveを渡り歩けたのは久しぶりで面白かった。リフトも弱い分、沈下も弱かったため。
  • ブルーウエーブは初めて、こんなに弱いwaveでの渡り歩きも初めて。SkySight + Oudie2 のおかげです。はやくSeeYou Navigator もオフラインモードに対応してほしい
  • ちょっとでも気が緩むとTrkが流される。


0 件のコメント:

コメントを投稿