XCSoar の比較テスト 左 Huawei P8 Lite 5 inch 右 ZenFone Max (5.5 inch) 反射防止未装着。画面の反射の映り込みが見づらい |
反射防止フィルター張り付け 画面明るさの自動設定をオフにして最大明るさに。反射の映り込みが無くなり、かなり見やすくなりました |
Cambdrige PocketNav on Cassiopeia(1999-2001)
→ Winpilot on ipaq 3600-3900 (2002-2007)
→ SeeyouMobile on ipaq H5500 (2008-)
→ Oudie (2011-)
とナビゲーションディスプレイを使っていましたが、時代の流れに乗って XCSoar を試してます。初 Android です。
- ハードウエア
- Android スマートフォン
- ASUS Zenfone Max ZC550KL
- 検討ポイント
- 価格 1-2万位
- 画面サイズ、明るさ
- バッテリーサイズ
- 結果
- 中古で1.5万くらい。
- ちょっと重い(202g)が RAM mount で取り付けてみた感じでは問題なし。
- バッテリーが大きい (5000mAh) を選んだ(外部バッテリー無しで一日使えるモデル。フライトコンピューター接続無しでスタンドアロンで使う予定)
- 太陽の下で見やすい明るさ。(明るさ最大にする必要有り)
- XCSoar だけを使うならSIM無しでokだが、後述の skyline.aero を使うためには SIM があった方が良いので IIJmio のデータ通信専用SIMを追加。
- Android OS は1年でアップデートに対応しなくなる。(Android OS7.0 非対応)。驚き。セキュリティ上どうなの?
- 音声認識はiphoneに比べるとイマイチ。やっぱりハードとソフトのインテグレーションは垂直統合ベンダーの方が優れている。。
- 2020/05 買い換え(買い換え記事)
- 反射防止フィルター ラスタバナナ ZenFone Max ZC550KL フィルム 指紋・反射防止 ゼンフォンマックス 液晶保護フィルム T729MAX
- 必須。無いと見づらい
- 吸盤マウント
- RAM® Twist-Lock™ Suction Cup Base with Ball
- ゲル吸盤は装着後にキャノピー掃除が面倒なので通常吸盤型を選択。使っている感じははかなり良い!お勧めです
- PDAホルダー
- RAM® Spring Loaded Universal Holder for PDA Devices
- ギリギリ ZeoFone Max が入るサイズ。とりあえず手元にあったものを流用
- 今どきのスマホなら RAM® X-Grip® Large Phone Mount with RAM® Twist-Lock™ Suction Cup Base の方が良いかもと思いましたが、こちらスマホ本体の側面のスイッチにホルダーが触れてしまったりするのでマウント方法に注意が必要
- アプリインストール、初期設定方法
- XCSoarインストールガイド pikaichi
- XCSoar英語マニュアル (ver 6.8)
- XCSoar日本語マニュアル (ver6.4)
- XCSoar設定Tips集(page 14以降参照)
- Config → System
- Site Files
- mapファイル 中部~関東~東北
- クラブ員のSさん作成済み(自分で mapファイル作成は何度かトライしたが途中で失敗するのであきらめました)
- Android の中の XCSoarDataフォルダにコピー。アプリを再起動したらマップがみえるようになります。
- 北海道の map はXCSoar上からダウンロードできるようになっていますが、なにか登録する方法あるのでしょうか?
- 木村さん作成 map ファイル
- 東北エリア、山梨エリアの地図ファイルあります
- Airspace ファイル
- 以下kosakaさんのおかげで OpenAIP に対応するようになったので、XCSoar では標準で空域ファイルがバンドルされています。Config → System → Site Giles → Site File → Airspaces → Download で世界中のAirspaceファイルが入手でき、中に Japan_Airspace.txt があります。
- Japan_Airspace.txt を読み込みエラーになるときは、下の方にスクロールすると JP-ASP-national-OpenAIP.txt ファイルがあるのでこちらを利用してください(2023/3/6追記)
- Open Air 形式。ハングパイロットのkosaka様ありがとうございます!東日本をカバーしています。最新版では無いので利用は自己責任でお願いします。
- Worldwide Soaring Turnpoint Exchange からダウンロード出来るようになりました。
- OpenAIP にも掲載されるようになりましたので、OpenAIP と連動するアプリはairspace file が自動更新されるそうです。日常的に使っていそうなアプリだと、OLC、Seeyou、Skysight など
- プロファイルファイル
- SteFly のページで Stefan Langer さんのプロファイルが公開されているので、こちらを読み込んで、Site Files のところを直すと InfoBox の設定がそのまま使えます(2023/3/6追記)
- Map Display
- Orientation
- Cruise Orientation
- Heading Up
- Circling orientation
- North Up
- Elements
- Ground track
- on
- Terrain
- Terrain colors
- White
- Glide Computer
- Safety Factors
- Arrival Height
- 1000ft
- Gauges
- Audio Vario
- Audio vario
- on
- Volume
- 20%
- Look
- Screen Layout
- InfoBox geometry を 12 にセットして12個だすと、フォントが小さくて見えづらい。フォントサイズを 150% にすることで解決!
- Config → Look → Language, Input → Text size
- Infobox(Navbox)のレイアウト例 by Stefan Langer
- Stefanのプロファイルもあるので、インストールすると楽
- Setup
- Logger
- Time step cruise
- Auto Logger
- on
- Units
- Time
- UTC offset 9h
- Tracking
- Livetrack, Skyline のアカウント情報をインプット
- Config → Plane
- New で追加、Polar List でグライダーを選択
- Config → Devices
- GPS を選択
- InfoBox 設定(今後利用して便利な設定を記載)
- メニューは探しづらいので、総当たり的に最初のページから全部のパラメーターを試すのが良いと思う
- SkyLines.aero と連携してオンライントラッキングが利用可能。上空で相手のXCSoar 画面上に位置情報表示が可能。地上で sylines.aeroでトラッキング可能。livetrack24 にもついでに表示してくれます
- Skylines.aero でアカウント作成。Skylines.aero にログイン後、Setting → Live Tracking のページで7桁のLive Tracking Key が出てくるので、XCSoar 側で key をインストールする
- XCSoar 画面でConfig → System → Setup → Tracking → Key で上記の7桁のLive Tracking Key を入力(open the Setup System dialog, click on Setup and then Tracking. Turn SkyLines tracking on, and enter your Live Tracking key.)
- オンライントラッキングを使うにはSIM必要。Android 用にSIM をもう一枚追加発行(micro SIM)。IIJmio だと SIM 2枚目発行キャンペーンをたまにやっています。(テザリングだとトラッキングは動かないようです)
- Skylines.aero に登録している各pilotを"follow" すると、XCSoar画面上にレーダー的に表示される様になります。各pilot は各クラブのページ(例えば日本グライダークラブ)から探せます。ないしはユーザー一覧の画面からも探せます。他クラブはclubページからクラブ名(例えば Nagano)とかで探してみてください。自分のクラブが登録されていないときは自分のSettings画面の Change Club から Choose Clubで自分の所属クラブの変更、Register Club でクラブ名の新規登録ができます)
skylines.aero でトラッキングの設定後、follow すると、follow下パイロットは上記のサングラス付きスマイルマークで上空でも見えます |
- Android 本体設定
- 設定
- ディスプレイ
- 明るさのレベル
- 「明るさの自動調整」をオフにして「明るい」最大に
- 画面の自動回転
- チェックボックスオフ
- アプリ
- ファイルマネージャー+ をインストール
- IGCファイルがAndroid内に保存されるので、 Google drive とファイルマネージャー+を組み合わせて保存してます
- インプレッション
- GPSトレースが途中でたまに飛ぶ。
- GR が Glide Ratio の略 Oudie の「L/D」に慣れた身としては一目で入ってこない。。
- サーマル旋回中に表示が風に流されない。おかしいなあと思ったら、Trail Drift Compensation がデフォルト ON らしい
- ダブルタップ→Config → Config 1 → Wind → Trail drift を Off にする
- 内蔵バッテリー 5000mAh なので、ケーブル不要は便利。平野では丸一日6時間くらい使って残量 40%。ウエーブフライトでは寒さのせいか、4時間ほどしか持ちませんでしたので、ウエーブの際は外部バッテリーを利用
- 外部バッテリー利用時はmicro USBコネクタが画面下側だと足にぶつかるので、Rotation Control(Androidのアプリ)で画面を上下逆にして、micro USBコネクタを上側に持ってきました
- 反射防止フィルターはとても有効
- 加齢のためか、以前よりも画面を明るくしないと見づらい(以前は普通に見えていた HP ipaq H5500 や、Oudie1 の画面が見づらくなりました。。)
- XCSoar のオーディオバリオはあまり参考にならないので使っていません
- Thermal Assistant の表示場所を変えたい(InfoBox の上に出てしまう。InfoBox の配置を換えるか)
- LX9000 や Oudie である Range circle (自分のポジションからの円を表示する)の機能を探し中(見当たらない)
- トラック上に表示される矢印の先の数字の意味が分からないので調査中
- Android自体がハングする。。信頼性はそこまでではない
- GR
- Glide Ratio 。使ってみての印象は LX9000, Seeyou Mobile, Oudie の L/D 表示と異なり、体感的にもちょっとズレがあって正しいL/Dを表示していない感じがします。気圧高度を取っていないためでしょうか。。?(気圧高度計と連携して使っている方どうでしょうか?)
- XCSoar も SkySight と連携する機能が実装されるようです(GitHub をフォローしているとこのあたりの新機能実装に気がつけます)
Seeyou Mobile (左)と比較。トラックが流れていかない。。 |
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