2013/10/08

2013ヨーロッパ選手権フライト日記 day1 (7/6)


  • Task 380km RT
  • Results 18位 79.5 km/h 677 points
  • Meteo
  • Briefing
  • 朝起きてみると腰の痛みはかなりあるものの、なんとか動かせないことも無い。座席に座ってみるとなんとかなりそうなのでとりあえず飛んでみることに。重たいものはなるべく持たないように。
  • 離陸の際の地面との振動が痛いのなんの。
14:00 の予想図。前線が抜けて高気圧のエリアに
エマグラム。800hpa のところに強い逆転層
積雲高度予報 14:00 1500m が max その後は雲底が下がる。17:00 を過ぎると 1m/s 程度まで弱くなる予報なので 17:00 頃までにはフィニッシュしたい。風は 330 20-25 kph 程度
明日はさらに前線が遠ざかり高気圧の勢力が強くなる予報。予報を見ているとこのイギリスを中心に持つ高気圧がしばらく勢力を維持する予報に。
  • グリッド時間と曳航開始時間
  • この日のグリッド順
    スタンダードクラスの5列目最終列 なので離陸後すぐにスタートゲートがオープンするので早めにスタート体勢に入れることが必要。
    11:30 Grid, 12:00 曳航開始、3クラス曳航するのにおよそ1時間なので12:40頃に離陸、スタートゲートオープンは13:00 くらい。タスクは 380km なので、遅くても13:30 にはスタート、17:00 ファイナルグライドで17:20 にフィニッシュしたい。(avg 100km/h 弱、95 km/hくらい想定)
  • グリッドにて
    離陸前12:00 頃の西側のタスク方向の空。右が北。奥の方ほど雲がしっかりしている。上の雲の形から風は北より。雨上がりの後の空なので、空気はウェットな感じ
  • 1st leg
    13:20 1400m 積雲コンディションで良好。JS とスタート。1st TP は西へ 100km ほど。
  • 1st leg 後半
    7分後スタートのKAWA様にすごい勢いでおいて行かれる。100km 飛んで7分違い。トータルでは57分差(97 kph と 77 kph)

  • 2nd leg 前半
    14:30 1st TP をターンしたところ。1st leg に比べると積雲が減ってきた。5機くらいで対地400m から再度クライム。2nd leg は南東に 90km くらい。
  • 2nd leg 中盤
    さらに積雲が減ってくるが、10km おきくらいには届く。強いのがつかめず700-1100mで上がって前に出る。他機と分かれてしまい一人旅
  • 2nd leg 後半
    2nd TP が近づいてきた。大きな湖群が見えるその先。この湖のエリアはコンディションが良いことが多い。
  • 3rd leg 前半
    旋回点に機体が集まってきたので再度他の機体に合流。3rd leg は北西に 80km 西のエリアは積雲が少ないようだ
  • 3rd leg 中盤 積雲が減ってくる
    16:00 くらい。積雲の間隔は開いてきている
  • 3rd leg 中盤 積雲の下まで来るとそれなりに
    間隔は開いてしまうが雲の下まで来るとそれなりに。でも1m/s しかヒットできず、他機は1.3-1.5m/s をヒットしている。このあたりが差です。東西の川に直行する360度方向の風がトリガーして積雲が発生しています。
  • 4th leg の前半は弱かったが写真が無い
    • 20m クラスの機体も一緒になり、リフトを探すマーカーとしては良いが、逆に弱いリフトにルアーされてしまう場面も多かった。弱くて、先が良いと判断されるならもっと積極的にでることが必要。(とはいえ夕方は下げると上がりづらいので、そのバランスがジレンマ)
  • 4th leg 後半 ファイナルグライドに入れるまでは弱かったが、ファイナルグライドから先は17:50 なのにまだ良好なコンディション
    東のエリアは全般的に良かったようです。17:50 にファイナルグライドに入れたところ。
  • 全般的にクライムが悪い。Discus2 がまだ G29 や LS8 の用にハンドリングし切れてない。メイン 80リッター(wing loading 49 kg / m^2)  + テール 3リッター(cg = xx mm) でテールが重い感じがするので、明日はテールを 2.5 に減らしてみる
  • kawa 様との比較(左 Kawa 様 右 maru)
  • 講評
    • 全体的にクルーズバンドが100m高い(下限、上限とも)
    • 弱いリフトで途中で止まってしまっているケースが少ない、トップまで上がりきっている(とうに弱くなった 3rd leg が顕著に違う)
    • 平均上昇率が 0.3m/s 違う
    • 2nd leg はテールウインドになるため、平均速度が上がるはずだが上がっていない
    • インターサーマルのグライドスピードが 10k/h 違う、mean L/D が 25% も違う。。
    • 最も差が大きいのは 3rd leg
  • 380 km 4+46 79.5 km/h 677 point 18位相当 トップの Kawa 様が 2位より 10% も早いので、これを外れ値と考えると 75% の得点率となる。ハンドリングできていない割にはなんとか踏みとどまっている成績。判断は悪くないのだが、より強い上がりの実現が必要。
  • 600m まで3回下げてしまっていて、速度が出ない。
  • 他の機体の直下で同じだけの上昇率が出せない。
  • 着陸が 18:09 片付けて帰宅が 20:00 になり、反省の時間が取れないのが少人数オペレーションの課題。当日の内にログとスコア(daily, total)を子細に確認する時間を取ることで翌日に生かせるが、確認不足で中日の休み期間まで確認が出来なかった。
  • あとからログを確認して分かったこと
    • total 4位になった Y1 はこの日のスコアが悪かったのでこのあとのマークから漏れた
    • チームフライトをしているのはポーランド、ドイツ、ベルギー、チェコ。チームフライトしている方が発見が容易

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