2013/06/15

2013/6/8,9 再びフルバラストトレーニング

6/8,9 の二日間も引き続きフルバラストトレーニング。

競技会では高速滑空性能を良くするために主翼の中に水を搭載します。メリットは高速滑空比が良くなることですが、デメリットは上昇気流の中での上昇率が悪くなること、ハンドリングが悪くなることです。十分な強さの上昇気流があれば上昇率が悪くなることは打ち消されます。練習課題は

  • 高翼面荷重下でハンドリング
  • 特に弱いコンディションで浮いていること
  • 好条件下での高速ドルフィン(ズームアップしながらのセンタリング)


競技で使う Discus2 の違いを認識するために、一日は LS8 で練習して、もう一日再度Discus2 をお借りさせて頂き、違いを確認することにしました。

メーカーが違うので水の搭載方法も若干異なります。前回LS8で水を搭載してトレーニングしたのは2008年で、このときもフルバラスト(200リッター)は技術的に克服できていませんでした。LS8 は140リッターまでは比較的容易なのですが、ここから先はとたんに難しさが増します。
西側の山側で前線がブロックされてスポットで日射エリアが広がり条件は上り調子。

LS8 のフルバラストはやっぱり難しく、離脱後しばらくうまく上がれずにもがきました。100km/h で旋回できず105km/h くらいになるし。幸いコンディションが良かったので降りることにはなりませんでしたが、克服とまでは行きませんでした。ノーズが落ちる感じでさらにテールバラストが必要だったようです。
館林から東側は水田に水が入ってしまい雲底が低い
館林から西側 ~ 太田の西までは水田に水が入っていない(おそらく麦畑?)でスポットで雲底が5700ft まで高くなっていた。伊勢崎の手前から西はやはり水田で雲底低い)
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翌日はDiscus2 をお借りしてトレーニング。フルバラストだとどうもDiscus2 のほうが飛びやすく感じます。95km/h くらいで旋回できるし、2回ほど下げて弱いところで上げるトレーニングも出来ましたし、弱い気流を感じるのも問題ありません。(低い、弱いリフトの中で上がる練習はこのリフトがあがるのか、上がらないのかが分かるようになると楽しい練習になります。そこまでの道のりは長いですが)。ブルーコンディションでしたのでグライドしてドルフィンの練習はあまり出来ませんでしたが、高速滑空比はLS8 より優れている感じがしました。
Discus2 は翼の上から水を入れられるので簡単
しかし空は昨日に比べてウエットな上層雲が入ってしまい、イマイチ感じ。。とはいえ日射があれば浮いて入られるだろうと離陸。上がってみると上空の空気は昨日の空気が残っていてリフトはあるが、安定度の高い空気で強い場所は限られる。

先週と合わせてトータル6h ほどのDiscus2 トレーニングが出来、本人的にはかなり満足できています。この調子で試合も行きたいものです。
15:00頃から海陸風前線が東から接近してきたので東へダッシュして前線へ。あまり強くは無いが。板倉近辺は南北の前線が西へ抜けていき上がらなくなったが、栃木市の北には筑波風下コンバージェンスが120-300 deg くらいにできる。
弱いながらも前線性の雲
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