2020/06/28

2020/06/20 コンバージェンス

3月から休止していたフライト、再開しました!




前日の SkySight のコンバージェンス予報では利根川沿い北西から南東にコンバージェンスが終日存在し、柏のあたりから東西に東京湾からの海風のコンバージェンスが予報されたので、これを狙ってみました。冬型が強いわけでも無いのにコンバージェンスが長時間続く予報になったのは不思議です。実際のトラックログを重ねてみました。

水バラストを準備しましたが、風が弱く、クライムが悪いので地上でダンプしてドライで離陸。(練習したい。。)


予報では滑走路は西風でクリアな空気の予報でしたが、西風のエリアは10km西の足利のあたりまで、滑走路はウインドカーム。佐野で離脱して滑走路横の積雲で4,000ftまで上昇、足利の雲底が6,000ftくらいに見えるので西にずらすと夏のサーマルウエーブ。5,000ftから上は290度で40km/hくらいで東北道渡良瀬川から唐沢山あたりまでつづくサーマルウエーブ(というかコンバージェンスの全面に乗り上げるウエーブ?)でした。後続機に状況をレポートして後続機もwaveに入りました。


6,700ftまで上げて一つ前の足利の雲へ、手前はしっかりwave性の沈下ですが、抜けたところで上手くwaveでもコンバージェンスでも上がれず。一度下げてから滑走路に戻して、コンバージェンスがしっかりしてくるのを待って上げ直し。おそらくwaveの影響が弱まったのか、コンバージェンスがしっかりしてきた模様。上げながらDG300と合流できたのでコンバージェンスを南下開始。久しぶりに他のパーロットと一緒に飛んでいると気持ちが上がります。



コンバージェンスがはっきりしていたのは足利から栗橋のアビームくらいまで。利根川から南下してしまうとコンバージェンスは弱まりつつもラインになっています。雲の形がはっきりしなくなってきたので蓮田のあたりでターン。SKySight の予報にあった東西のコンバージェンスまでは到達できませんでした。

ひまわり画像と比べてみると埼玉県と東京都の県境付近に東西のコンバージェンスは見えています。(ここはいつも風がぶつかりやすく、スコールラインが発生しやすいところです。)南北のコンバージェンスは衛星写真では分かりづらく、この時間帯は位置も15kmほど西にずれていました

北上してみました、湿度が多すぎたため葛生から北側のコンバージェンスがオーバーキャスト気味で、北上できず、再度サウスバンド。2回目は南のコンバージェンスは分かりづらくなってしまって久喜で再びノースバンド。2回目の葛生は湿度が下がって葛生のコンバージェンスがしっかりしてきたので、前日光牧場までいつものコンバージェンスライン。

とはいえ夏の雲、温度差がそこまで無いのかコンバージェンスもイマイチ勢いが弱く、足尾までは行かずにターンしてサウスバンド。

18:00までずっと館林から佐野にかけてのコンバージェンスが続きました。積雲が消えてブルーになっても続いていました。通常は15:00を過ぎると東風がもっと吹き込むのですが、SkySightの予報通り18:00頃まで吹き込まずに滑走路のすぐ脇にコンバージェンスが続きました。


13:00は確かに蓮田付近にコンバージェンス


16:00だと西風が卓越して西(古河から利根川沿い)へコンバージェンスが移動。上空から見ていてこれは気がつけませんでした。(全体的に東は雲底が低いので試さなかった。)結果的にはSkySightの予報のコンバージェンスの場所に近づいていたことになります。

佐野を中心に風が回り込んでいます、局地的な低気圧?日没後に佐野から藤岡にかけてローカルシャワーが発生しました。

最後の1時間は館林から佐野の間だけが良い状態で周辺はイマイチと思いこんでしまい、テーマの絞りきれない練習になってしまいました。次回からは全体的にコンディションが低下したときに応じた練習目標設定をしたいと思います。
・良いラインを使って、マクレディーに応じた高速ドルフィンからのリフト選択、センタリング(減速ズームアップからのセンタリング)

今年の目標が失われ、練習機会も3ヶ月無かったことで、目の前のテーマには対応できたものの先を見据えたテーマ設定が出来なくなっていたこと、探求に弱さが出てしまったことを感じました。目標が無くなったことの影響を改めて実感したフライトとなりました。とはいえ、久しぶりに飛べたことで、自分が気がつけなかったことに気がつけたのは大きな収穫です。
長期目標は変わっていないものの、フェーズごとのの短期目標が設定できないと明確に一歩一歩すすむのがおぼつきません。半年間自分の目標に集中出来る時期があるからこそ、得られたことのアウトプットをすることでモチベーションが高まりますが、現在はどちらも中途半端な状態です。コントロールできないことに惑わされがちですが、状況が落ち着いて、次への明確な目標設定が出来る世界に戻れることを期待して、コントロールできることに集中していきたいと思います。

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