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2018/08/08

2018グライダー世界選手権大会 前半戦の振り返り

今年のグライダー世界選手権大会は晴天が続く大会となりました。連続1週間の試合経験は初めてです。また、世界のレベル変化が感じられる大会でもあります。

前半戦を終えて、パイロットとチームの振り返りをまとめました。



前半戦の振り返り
■丸山のコメント
「テーマはチェンジ!」
前半戦の飛び方を見直し、振り返りを行いました。
グライダーの大会は長い試合ですので、日々の順位よりも得点率(トップの得点に対して何%の得点になったか)を意識して日々スコアを確認しているのですが、目標としている80%(トップが1000点の場合は800点)に達することができなかったレースが7日中4日でした。
そのようなレースを見直してみるとそこまでの「思い込み」が判断を誤らせたり、自分を焦る方向に追い込んでしまったりしたケースがあることに気がつきました。ウエザーが弱まり、飛び方を変える必要があるのに高速レースのままの考え方から変化できなかったり、ソロの飛び方からガグルへの考え方の変更などです。フライト中は意識してセルフトークをして自分に気づきを与えるようにしていたのですが、焦っているときはそれが出来ていなかったことにも気づきました。
無線サポートが機能しているスタート前、滑走路周辺80km以内のエリアではチェンジへの気づきが出来ていることがわかりました。部分的に上達している部分は感じているのですが、全体をまとめる際の判断のフレキシビリティが足りていない事を感じています。

機材の差については致し方ありません。18mクラスは機材が完全に入れ替わりました。ここについてはコントロールできない部分なので考えないようにしています。
後半戦は一人になったときの意識や考え方を「セルフトーク」で宣言して、行動指針を「チェンジ」することで、自分ができることに集中していきます。

後半戦は「チェンジ」と「わくわく」に飛びます。

■チームの感想
2014年から本大会までの間、課題であったスピード、ドルフィン、ルート選択のトレーニングを行ってきたことにより丸山の技量は確実に上がりました。それは前半戦のフライトを見ると明らかにわかります。その反面、この4年間での世界のレベル向上はさらに進んでいることも感じています。トップクラス選手技術向上や新たな選手の台頭もあります。機体も4年前主流だった「ASG29」から「JS3」「Ventus3」が主流となり、今回のような高速コンディションでは性能の差が順位差として顕著に現れています。また、夏のヨーロッパのコンディションは高速レースとなる日もあったのですがそれは2,3日程度で、渋い(難しい)コンディションの日もあります。そのような条件だと丸山にも上位に食い込めるチャンスがあるのですが、前半戦は残念ながら苦手のコンディションが続くレースコンディションとなりました。

とはいえ、条件は各選手同じです。どのような状況でも最大限の力を発揮できるよう、後半戦もチームで取り組んでいきます。

そして皆様からの応援が私たちの力になっています。引き続きのご声援よろしくお願いいたします!

TEAM MARU 一同

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