モンベルのメンバーズカード |
今月号は動物写真家の岩合光昭さんによるジャイアントパンダの写真が表紙。まっすぐカメラマンを見つめているその瞳が、めちゃめちゃかわいいです!
この49万人という数字、実は日本雑誌協会のホームページを調べても、文藝春秋のような総合月間誌や、少年ジャンプといったコミック週刊誌を除き、娯楽系やスポーツ系の雑誌ではもはやほとんど存在しえない数字です。
男性誌トップの MEN'S NON・NO はもちろん、女性誌でもセブンティーン、ViVi、non・no、with、an・an など有名どころより多く、トップのVERY(光文社)の33万7千部も及びません(※2014年4月〜6月のデータ)。
そしてこれらの数字が印刷部数だということも忘れてはいけません。雑誌の返本率はよくても3割。3割5分から4割は売れ残って本屋さんから撤収され断裁されてパルプに戻るのが普通ですから、50万部全てが会員宅に届く、というこの本がいかに影響力を持っているかわかります。
そんな『OUTWARD』編集部からお声がけいただいたのが7月のこと。「モンベルクラブファンドの紹介記事を毎号連載しているのですが、 今回は社内で TEAM MARU を採り上げよう、という話になりました。いかがでしょう?」というご連絡。もちろん、ふたつ返事でお受けいたしました。TEAM MARU がモンベル社内でどのうように認知されていったかは興味のあるところですが、とてもありがたいお話です。
モンベルクラブファンドとは自然保護や社会貢献、冒険・探検などの活動を行う非営利団体や個人に対して支援を行うモンベル独自の基金のこと。
http://about.montbell.jp/social/fund/
社会的貢献度が高いとモンベルが認める非営利団体や個人の中からサポート先が選ばれ、支援が行われるそうです。それは、突発的に起こる自然災害の救援などにも行われます。
そしてこのクラブファンドの使途のひとつとして「モンベルチャレンジ支援プログラム」が含まれています。チャレンジ支援プログラムといえば、以下のニュースを覚えていらっしゃるかたもいらっしゃるでしょう。
【速報】TEAM MARUが「モンベルチャレンジ支援」対象に!
そう。我々 TEAM MARU が受けているご支援ですのことです。モンベルクラブファンドは会員1名につき50円がファンドにたまるしくみですから、我々はモンベルショップにいらっしゃる一般のお客様から広くご支援をいただいてたことになるのです。
おかげさまで、グランドクルーの隅々までチームウエアやチームシャツ、そして帽子などが行き渡り、ポーランドの灼熱の日差しや突然の雨の中でも困ることもなく、怪我や病気に見舞われることなく世界選手権を全うすることができたのでした。
この場をおかりしまして、ご支援していただいたモンベル会員の皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
なお、モンベルクラブは1,500円の年会費制です。
会員になると 季刊誌『OUTWARD』とぶ厚いカタログが送られてきますが、サービスはそれだけではありません。実店舗やオンラインショップでの買い物や、カヌーやラフティングといった「モンベルアウトドアチャレンジ」でのお支払いにポイントがが付くシステムになっています(1ポイント=1円)。
入会初年度は3%ですが、長く続けることで最大7%もの還元率にもなることはあまり知られていません。会員数49万人の秘密はこんなところにもあるのかもしれませんね。
ちなみに今回のOUTWARDでは雑誌界の一大ニュース、中日新聞社の山岳雑誌『岳人』をモンベルが引き継いだいきさつが、巻末の辰野勇社長によるエッセイの中で詳しく語られています。
私も個人的に自動車専門誌の栄枯盛衰や同電子雑誌の立ち上げに関わってきただけに、老舗雑誌を残したいという辰野社長の心意気と、それが実際に行われる素晴らしさと難しさに思いを馳せながら熟読させていただきました。
いずれにせよ、ファンにとって今や紙の雑誌は宝物です。
電子は電子の良さがありますが、グーテンベルク以来500年以上ににわたって私たちの生活の中に溶け込んできた活字本の利便性と保存性、そして「作品」として手にすることのできる素晴らしさは、何ものにも代えがたいものです。
電子は電子の良さがありますが、グーテンベルク以来500年以上ににわたって私たちの生活の中に溶け込んできた活字本の利便性と保存性、そして「作品」として手にすることのできる素晴らしさは、何ものにも代えがたいものです。
それが休刊や廃刊されずに継続されていくのは本当に嬉しいことです。
新生『岳人』は本屋を経由しない年間購読者を中心に考えていく、とのお話でした。辰野社長はいちメーカーが総合山岳誌を創っていくことへの危惧も同時に語られていましたが、商品のカタログ誌に陥らず、他メーカーも同じように扱っていく度量が編集部にあるならば、そこは大きな問題にならないと思います。
大切なのは、本当に面白い読み物を読者に安定して供給できる人と体勢の充実でしょう。それは、モンベルならできるに違いない、と個人的に考えています。
なお、今回のOUTWARDの読者プレゼントの中にOLYMPUSの防水デジタルカメラ「STYLUS TG-3」を見つけました。このカメラは我々がポーランド遠征で持っていた機材のひとつです。
防水・防滴や耐落下衝撃性、あるいは耐低温性能を謳うこのテのカメラでは F2とクラス最高の明るさを誇るレンズ にGPS 及び電子コンパス、そして Wi-Fi機能を内蔵。 接写機能は空前絶後の楽しさで、山遊びのお供には最高のマシンです。が、実は空遊びにもよくマッチしています。グライダーの狭いコクピット内から刻々と変わり行く雲や地上景色を記録していくには、最高の相棒となってくれるはずです。
シャナンドア国立公園にて |
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