ページ

2014/07/29

Day1:300kmAAT、まずまずのスタート?

 7月26日、Day1、ついに本戦スタートしました。この日のタスク滑空場の南側エリアを飛ぶ、308km/2時間半のAATです。

朝のブリーフィングに真剣なまなざしのチームジャパン。









ブリーフィングを終えて、タスクセット(地図にコースを描いたり、コンピュータに入力したり)&作戦会議。











この日は夕方に南側からストームが来る予報のため、早めのスタート、早めのフィニッシュがよさそうです。この日の作戦は...、
  • 第1旋回点(TP1)は中心あたりでターン(第2レグは南側がコントロールエリアで入れないので、あまり南へ行きすぎない)
  • TP2はやや奥まで伸ばして距離を稼ぐ
  • TP3は湿ったエリアなので、なるべく手前でタッチしたら次のファイナルレグへ

出発前の風景。風も弱く、気温も上がってきてじりじりと暑いです。このお天気(暑い&サンダーストーム)はもう数日、水曜あたりまで続く予報です。
この日は日曜日なので、地元の人も大勢見学に来ています。









あちこちにカメラマンも。どこかのカメラマンと撮りあう、われらが河村カメラマン。











 結果は46機中の36位、残念ながら順位には現れていませんが、大きな失敗はなくMARUのイメージとしては80%位の出来、まずまずのスタートとなりました。
 フライトの軌跡はこんな感じです。AATでは作戦によって大きくコースが変わります。成績が出るまで誰が勝ったかわかりません。
赤がMARUの70、緑はこの日のDaily Top、ポーランドのPL、水色と青は、スタート時刻が同じだったドイツのWMと、飛行距離が同じだったルーマニアのAKです。結果のページでGPSログが公開されているので、こうしてフライトの振り返りができます。
 この日のMARUは、スタート(図の左上、北西側)して、反時計回りに第2レグまではほとんどトップ集団と一緒でした。南東の第2旋回点で南に伸ばしたところから作戦が分かれました。集団と分かれた後の北へ向かう第3レグは、東側を飛んだ人達が速かったようです。
最後の第4レグは、北側のほうがコンディションがよかったようで、第3旋回点をショートカットして南側を飛ぶことのなったMARUは、やや遅れ気味でした。ファイナルグライド(ゴール前は高度エネルギーを速度に変えて200km/h前後で入ってきます)に入る前に、どこで高度を稼ぐか迷いもあったようです。

 といったところで、世界選手権ともなると、大きな失敗がなくても、ちょっとした選択の差が、順位を大きく変える結果となります。MARUはイメージより低い順位に少し残念そうでしたが、2週間続く長丁場のグライダー競技では、大きな失敗なく飛び続けることが重要です。明日以降も満足のゆくフライトが出来ることを期待しています!



0 件のコメント:

コメントを投稿