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2014/02/25

2013ヨーロッパ選手権フライト日記 day6 (7/16)

day5(7/10) 夜 に予報から遅れて北から前線が接近、夜はパーティ。

7/11 雨、壊れたウイングドーリーの修理、気分転換に隣町へ寿司を食べに(ハッケンミューラーさんも来ていました)。

7/12 雨。Team captain meeting。

今回は日程設定が何故か 7/20(土)が競技最終日、競技最終日の夜に表彰式を予定しています。通常ですと、preliminary 結果発表 -> プロテスト(抗議)期間(4時間) -> で最終成績になるので、preliminary の結果から、最終結果までの時間が取れず、アウトランディングしたりしたら結果が深夜になってしまう可能性がある、どうするんだと。オーガナイザーはアウトランディングしたらそこからメールでリモートでログファイルを送ってくれとの無茶な要求をしてみたり。そもそも日程設定がおかしい、通常は14日間なのに、15日間設定されている。

安全面。滑走路へのスピードフィニッシュの際の危険を避けるために 3km のフィニッシュリングを設定している。フィニッシュしてアウトランディングして良いものではない、でもそれを判断するのはそれぞれのパイロットの責任だと。喧々諤々の議論だが、英語のネイティブな人ではない人たちの会合なのでなんとかついて行けるスピード。いままで出たことの無い会議体なので、これはこれで勉強になります。
雨が続くので午後は市内の観光ツアーがセットされましたが、私たちは不参加。

7/13 まだ雨。昼間はフライトの反省、ポーランドチーム監督にインタビューのお願い、インタビュー原稿の作成。気分転換にインスタントラーメンを作ってみる(味の素ポーランド製。 気圧配置はイギリスに中心を持つ高気圧が勢力を弱めたり、強めたりの天気図から大きくは変わらず、弱まると高気圧の縁のところでボルテックスが発生して、低気圧が発生、なので、日本のように低気圧が偏西風で抜けていくわけでは無く、停滞前線とも違う、日本ではあまりないタイプの天気。オーガナイザーはカート大会を企画(悪天が続くとオーガナイザーも大変です)。深夜にクルー後半組が到着。

7/14 グリッドして、14:00 まで Task C で待機するも曇り空のまま、キャンセル。

7/15 また雨、ポーランドチーム監督のヤチェックさんにインタビュー。世界選手権開催地のレシュノまで片道2時間のドライブでクルーのための現地下見実施。勝手にJapan night 企画のためレシュノのスーパーで日本酒購入。

7/16 やっと天気が回復して、 day6

Task 3+30 AAT  東へ行って、南下して、帰ってくるタスク
Results 10 位  95.4 km/h  341 km 803  Point
Meteo  積雲コンディション

Grid

Briefing

16:00 以降 Scatter で覆われてしまう予定。3+30 なので、13:00 にはスタートしたい。

Weather 1400m 積雲予報


pc met の予報は 1200m くらいの予報


flight

スタート前
11:40 スタンダードグラスの曳航開始、12:40ゲートオープン、スタート目標は13:00なのでこのように曳航からスタートターゲットまで時間の短い日はそれほど機体もばらけず、ガグルになりやすいのでスタートしやすい。

1150m くらいで1m/s 程度、弱い。とはいえ積雲が多く、浮いているのは十分なコンディション。こういうときはガグルと合流しやすい(それなりに上がりやすい(強風などで上がりにくくない)、リフトが強くないので差が出ない)、ガグルとうまく合流できて12:39 に10機ほどのガグルでスタート。(とはいえ後から見直すと、上位パイロットは弱いときに50m 高いところ(1200m)まで上がっている)

スタート前 雲底は1150m くらい、上昇気流は1m/s程度だがしっかりしていて浮いていられる。雲底が低い、リフトもしっかりしていてリフト分布も一様のため、ガグルもばらけず、ガグルと一緒にポジションをキープ。ガグルとともに good start !

1st leg
スタート後、雲量が減っていくが、リフトのところは積雲がポップするので迷わず飛びやすい。


ガグルから若干遅れるが、前方に先にスタートした 20m クラスのガグルを発見、今日は AAT タスクなので事前に確認しておいたとおりタスクエリアがかぶるため、途中まで 20m クラスのガグルを使って飛ぶことに。スタンダードクラスよりも早く飛んでいるのでうまくガグルを利用
レシュノを超えたあたりから積雲が増え始める。


レシュノを超えたあたりでおいて行かれたベルギーに追いつく、今日は良いんじゃない!!


オドラ川(画面右手)を渡ったところから積雲エリア もっと先まで行ってもよいかとおもうが、ベルギーがターンしたのでベルギーと一緒にターン(デイリートップのオランダは 1st エリアを最大奥まで行った)。平均速度的にそこまで行かないだろうとの判断か。


1st leg がそれほど好コンディションになりきらなかったのでうまくついて行くことが出来た。

2nd leg

2nd レグも好調。今日は重心位置がよいのか、あがりも遅れず調子が良い!

でも弱気が出たか、2nd エリアを一人で早めにターンしてしまう(正解はガグルとともにもっと奥まで行くべき)

3rd leg

コンディションはまだ良いから、と言い聞かせて一人で3rd エリアへ。3rd エリアに入る直前にフランスと一緒になり、PDAでファイナルの操作をしている間に迷ってしまって。フランスにあわせてターンしてしまう(結果3分のアンダータイム。)GPSのみのファイナルグライド(右側のPDA)は不正確、左側の静圧系統とも連動させているPDAでファイナル計算をしなければ正しい値が出ない。

4th leg



finish
予報のようなScatterで覆われることは無く、最後まで良好なコンディション。

課題

一人になってからのAATのコース選択、PDA の調子が悪くなったのもあったが、タスクタイムに対してあとどれだけ飛ぶかを迷ってしまった。Competing in gliders では MC にあわせて飛ぶとのことだが、迷った。

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