8/15 day2
前日の高気圧後面からさらに前線の接近でコンディションはさらに下り坂です。時間がある日のブリーフィングでスタッフの紹介が行われます。今回滑走路でのオペレーションを手伝ってくれているラインサポーターの皆さん。地元のクラブの若者と、未経験の人もアルバイトで参加しています。
10:00の通常のブリーフィングのあとに11:30に2回目のブリーフィングが設定されて、タスクが発表されました
1.5h のAATタスクが設定されました。積雲からのブルーコンディション予報です。コンディションが改善するのが遅かったため曳航開始が遅くなり、18mクラスのみのショートタスクになりました。
曳航開始が遅れたので、スタートタイミングはなるべく早くスタートしたいのですが、曳航順番が最後列のため、曳航からスタートゲートオープンまで時間が無く、さらに上がりづらいコンディションで、ゲートオープン時間になってもスタート高度まで上がりきれません。ゲートオープンとともにスタートしていく機体が見えました。以前はここでかなり慌ててしまったのですが、周りの上がれていない機体もまだいることから、慌てず、焦らず、諦めずで、あがったところ、上空のサーマルウエーブで2500mまで上がれました!前線の接近に伴い、安定層の上の風速が強まっていることから、積雲の風上面がウエーブになっています。過去2度ほど平野の競技会でのサーマルウエーブコンディションがありましたが。うまく上がれなかったのが今回はうまく上がれました。
第一集団より38分遅れてですが15:39 に2400mで最終組でスタート。800m高くスタートできました。
第一エリアに入って30分経過、残り1時間、ここまでの平均速度150km/h、ここで第2エリアにターンすると、第2エリアをタッチして最小距離だと残り100km、第2エリアのコンディションは良く無さそうですが、さすがにここでターンするのは早すぎるだろうとの判断でガグルは第一エリアを奥に進みました。私もその判断でガグルをフォローしましたが、これが失敗でした。(一機だけガグルを離れて第2エリアに向かった機体がいましたがこちらが成功でした)。
第一エリアをターンすると極端にコンディションが悪化してしまいました。900mしかあがらない弱いプラスを乗り継いで前に進みました。水バラストを全部捨てたエンジン無しの機体たちは翼面荷重を下げられるので、弱いリフトでも少しづつあがっていきますが、セルフランチのエンジンを積んでいる私は捨てる水が少なく、全部水を捨てても重たくて、ガグルの中でおいて行かれます。私のいたガグルは皆さんエンジンを回して帰ることになりました、私は中でも上がらなかったので最初にエンジンをかけることになりました。
早い時間にスタートして、第一エリアで色気を出さずに第2エリアに向かった人がフィニッシュできる日でした。Centka先生はこういう日は15:03に1600mで一番スタートでフィニッシュ。サーマルwaveを使えた人でフィニッシュしたのは二人だけでした
得点率64%、第一エリアのターンのタイミング判断が間違えていました。この日は仕方ない日でした。
8/16 day3 cancel
前日に温暖前線が通過し、寒冷前線が接近して不安定度があがるコンディション。11:45にグリッドでタスクを配布、午後遅い時間はサンダーストーム予報なので、220kmショートタスク。12:20曳航開始。午前中はブルーでしたが曳航時点では積雲が西から接近して好条件(寒冷前線の接近による)。セントカ先生から、サンダーストーム予報なので早めにスタート、とアドバイスを頂き空へ。
曳航開始時点 この写真だけ見ると西から積雲接近で好条件に見えます |
離脱後は好条件。雲がある日は雲底付近では雲で機体が見えないので、ドイツのようにスタート高度制限を設定して欲しいと思いますが、ポーランドはこのあたりはお構いなしです。スタートゲートオープン直前から空が怪しい感じに。南西からシャワーエリアがレシュノ全体に近づいてしまい、タスクエリアがかぶってしまう恐れがあったので、ゲートオープン直前に全クラスタスクキャンセルになりました。。エアブレーキ全開で高度を下げて、順番を選んで着陸。着陸後、片付けているときに雨に降られました。
スタートゲートオープン前の怪しい空 |
南西での山のエリアで発生したシャワーエリアがレシュノへ接近中 |
着陸後の南西の空 シャワーが来る前に機体を片付けよう。。 |
朝は好条件に見えても、予報通りに前線接近で悪くなると言う一日でした。シャワーが弱ければ、また、エリアタスクを設定してシャワーエリアを避ける飛び方が出来るタスクであれば可能性はありましたが、判断の難しい一日になりました。
2021/08/17
寒冷前線の通過でノータスク
スカンジナビア半島に低気圧が留まってしまうパターンになると、次から次へと前線が通過するパターンになり、前線通過の間の small weather window のときがタスクをできるチャンスになります。。
ノーフライトなので、フライト以外の話題を。
今回借りているアパートは街中のアパートで、駐車場はパーキングスペースないしは路駐する形になります。夜は駐車無料なのですが、平日日中はパーキングチケットを購入する必要があります。ノーフライトで一日部屋にいると、駐車料金を払う現金のコインの持ち合わせが無くなるのが悩みでした。(ポーランド、支払いはどこでもカードでできるので、現金を使う機会がほとんどありません)。今回、City Park Appというアプリで駐車料金がカード決済出来ることがパーキングメーターに広告があったので試してみました。
初回立ち上げ時にCar Number とクレジットカードを登録します。 アプリを立ち上げると課金開始、終了まで支払ってくれるようで、アプリを立ち上げていると30分ごとに警告が表示されて、支払いっぱなしにならないようになっています。 |
パーキングエリアを選択します。 一日止めて1,000円くらいでした |
アパートにちゃんとした椅子と机がないので、一日ソファでの作業は疲れるので、市内のコワーキングスペースを探してみました。
Leszno 市がやっているコワーキングスペースのようです。15:00 まででしたので、次回天気の悪いときに来てみたいと思います
2021/08/18 day4 cancel
前線通過後で温度が下がり、西風が強い。日本と異なり、前線通過でキレイに晴れる、とはならなくて、湿り気が多く、上空は層雲系の雲に覆われ気味です。
層雲がとれません。みなさん秋の装いに |
ポーランド全域が雲に覆われている状況です |
13:00 にタスク発表、 1:15 のエリアタスクになりました。東へ30kmほどいって、西に70kmほどいって、帰ってくる、滑走路周辺を東西に往復するタスクです。
離陸前の空 限られた日射のエリアで上がりたい |
13:40曳航開始。曳航順が最初の方の機体はサーマルが弱く、浮いていられずエンジンを空中再始動する機体もあります。1stサーマルを慎重に上がることを心がけて後方2列目から離陸。離脱後は思った通り覆われた空が続き、サーマルは弱く、クライムが難しいコンディションです。14:38スタートゲートオープン。トリッキーな日なので、ガグルでリスク分散してスタートしたいので、ガグルの動きを見て14:53にスタート。
1stレグは上昇気流無く、第一エリアの奥の雲で少しだけ上がってターン。戻ってきて滑走路の東で上がり直して、風が南西なので南西方向へ。当初は南西側は日射があたっていたのですが、次第に全面覆われてしまって空気が静かになってしまいました。60-70kmほどの飛行距離でエンジンリスタートすることになりました。
上昇気流を見つけられず、エンジンリスタート |
ルール上の最低距離飛行者が規定数よりも少なかったため、タスクフィニッシュした人もいましたが残念ながらタスクとしてはキャンセル扱いになった日でした。
2021/08/19
次の前線が北側にステイしている影響で中層雲が終日覆ってしまいノータスク
一つ前線が抜けたのに、次の前線がやってくるパターンです。気圧が24時間で2hPa低下。。 |
明日8/20 も予報イマイチですね。。本日も日中はお仕事、夜はおいしいものを食べに行きました
となりのRESTAURACJA WIENIAWA のほうが人は入っているのですが、明らかにこちらの方がおいしいです
2021/8/20
残念ながら昨日の予報通り、本日もノーコンテスト。
アパートのデスク・椅子がPC作業にはイマイチなので、市内のCoworking Space
Stacja Biznes さん、レシュノ市が設置している?無料のスペースです。インターネット、コーヒーも無料で利用できます。先にお仕事をされていたAgtaさんが親切に使い方を教えてくださった上に、コーヒーやらチョコレートやらと声をかけてくださいました。お話ししていたら、お母様が若かりし頃にレシュノでグライダーをしていたらしく、ご本人もなんと2014年の世界選手権では大会のグランドスタッフをされていたとのことで、「当時もしかしたら会っていたかも!」と話が弾みました。
おかげさまでお仕事がはかどりました。
夜はクラブでバーベキューパーティ。皆さんまったく気にしていませんが、Covid恐れて控えめに皆さんとお話。
Wilgaが編隊飛行をしていました
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