ページ

2017/06/26

プレグライダー世界選手権大会 非公式練習期間 その2

June 23(Fri)
Unofficial training day 3
昨夜は予報どおり寒冷前線の通過に伴いthunder stormとなりました。
今朝は一面雲の空模様、風も冷たく強くなっています。
MARUのコメント
・前線通過により空気が入れ替わり昨日までとはコンデションが変わる
・まだ空気が湿っているので今日は雲が多いコンデション、トップは対地1000mくらいと予想。
 雲底は低いが雲量が多いので今日も5時間ぐらいは飛ぶ予定。
・明日からは空気も乾きコンデションが更に良くなると期待!





飛行機は風に正対して飛び立ちます。
今日は横風がとても強く、こんな日は離陸にもちょっと神経を使います。
私はランウェイに平行に立っているのでが、

グライダーが斜め方向を向いて並んでいるのがわかりますか?
オーストラリアチームは横風が強いからランウェイを斜めに離陸する、
というのでMARUもそれに倣ってラインナップ。
うーん、その発想無かった!
無事、離陸していきました。




大会に参加するグライダーは必ず体重測定を行います。
グライダーは重ければ重いほど翼面荷重が上がり、
高速時の性能が良くなる(スピードが出る)ので、重量に上限があります。
Maruが出場する18mクラス場合は600kg。
これはグライダー+水バラスト+積み込みするもの
(飲み水、おやつ、パラシュートなど)+パイロットの合計重量を
600kg以下にする必要があります。
メインギア(真ん中の車輪)、テールギア(テールにある車輪)、
パイロットが
翼を支えた状態の体重の3箇所で計測をしてその合計重量が何キロか、を計測します。
また計基盤の写真を撮影、禁止されている計器(雲中飛行が出来る計器など)が
ついていないことも確認されます。
グライダーの競技は機体の性能により結果が左右されることも多く、
このようなレギュレーションチェックがされます。
以前、自転車競技で自転車にモーターが仕込まれていたということがありましたが、
グライダーでもルール違反をしないようなチェックがされています。
今回も制限重量内でクリア、計器も問題なし。
その後ライセンスや機体登録証など要件がそろっているかを確認するための
書類チェックをうけ、無事検査終了です。








June 24(Sat)
Unofficial training day 4
日に日に参加者も増え、大会らしくなってきました。

今日はブリーフィングが行われ、タスクが出ました。
簡単なウェザーブリーフィングもあり、
本日のトップ(上昇気流で上がることができるであろう上限)は1500mから2000m。
この飛行場は標高500mですので、対地1000mから1500mくらいになります。
昨日とは変わりブルーな日になりそう。

今日も飛びます!







「Please check RI on open glider network 」
flarm の電波を使ったオンライントラッキングシステムです。Google map上でMaruの飛行位置が確認できます。チェコ→プラハの南側あたりをチェックしてみてください。飛行中であれば「RI」の表示が見えます。
http://live.glidernet.org


BLUE DAY



結果、本日は2回飛びました。1回目にバグワイパー(翼についた虫を取る装置)の不具合がわかり、降りて修理しました。再度チェックのために飛んだところ、無事に機能したそうです。これで大会前の準備は終了です。
今日は予報ほど気象条件がよくなかったようでタスクを飛ばずに帰ってきた人が多くいました。映像はMaruの2回目のフライト準備中に帰ってきたグライダーを撮影したものです。





リーダー 赤石
Facebookアップ記事をブログに掲載しています。

https://www.facebook.com/TeamMaru

0 件のコメント:

コメントを投稿