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2016/04/10

2016/03/26 崩れながら移動する(広がっていく?)コンバージェンス

2016/3/26 のレポートです。
♪遙かな尾瀬~ 遠い空♪ 中央は燧ヶ岳 雲に隠れていますが猫耳のようなツインテールの山頂です。左は尾瀬沼、奥は尾瀬ヶ原


地上天気図 高気圧が移動しない = 上層の風が無いということ



地上風は南、おかげで野焼きの煙は滑空場には来ず、宇都宮盆地の中へゆっくりと移動


この日のフライトはアルプスを想定して秩父へ向かいましたが秩父盆地の湿り気が多く雲底が低いため早々にあきらめて積雲のある日光連山エリアへ。
日光連山のコンバージェンスがいまいちしっかりした感じがせず(結果としては悪い空気の中にいただけ)、今市から山を下りて八溝ラインへ移ることを考えましたが雲の勢いが無いように見えた(これも悪い空気の中を見ていただけでした。ハングの山本さんは大田原Out and returnで 2500mラインだったようです)


この日はコンバージェンスがすぐに崩れてしまう不思議な日でした。
通常であれば空気は混ざらずに界面がしっかりとしているのですが、濁った空気がすぐに横に広がって
しまう日でした。(言うなればミルクが水の中にひろがっていくようなイメージでしょうか)

ログを比較してみると日光連山上のコンバージェンスラインは下記で動いています。

青 Tさんの飛んだ14:00 頃は足尾の谷の西
緑 Sさんの飛んだ 14:30頃は足尾の谷の上
赤 我々の飛んだ15:00台は皇海山袈裟丸山ライン

結果 日光連山上をコンバージェンスは時速 20km/h で西へ移動しました。通常山の上でこれだけの速度でコンバージェンスが移動したのは見たことがありません。それだけ西風のブレーキ効果が弱かったためのようです。


再度山に戻り、西へ西へと移動してなんとか袈裟丸山皇海山ラインでコンバージェンスの前面10,000ftへ

皇海山を北上 ここから西は綺麗な空

日光白根の裏から。左奥の男体山は雲底低い

丸沼高原スキー場のところ 風がベンチュリー効果で加速される感じのするボール状の山(そのため雪が多いんでしょう)




南下して二度目の北上 さらにコンバージェンスが西へ移動してしまい、勢いが弱まっています(雲の立ち方がゆるくなっている)

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