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2015/10/07

モンベルクラブ・フレンドフェア2015秋 横浜で講演しました

10/3(土)と4(日)「モンベルクラブ・フレンドフェア横浜」に出展させていただきました。

2013年よりTEAM MARUをサポートしてくださっているモンベルの山口さんと

モンベルクラブ・フレンドフェアは、モンベルクラブの会員向けに行われるイベントです。会員向けといっても、モンベルの会員は全国に59万人以上もいらっしゃるので、その規模は壮大です。今回訪れた パシフィコ横浜 の会場も私達の想像を絶する広さ。この2日間で1万人近いお客さんが訪れたそうです。



会場ではお買い得なアウトレット商品が販売されていたほか、大人も子供も楽しめる体験コーナーなども充実しており、お子さんを連れた若い家族からご年配の方まで、老若男女あらゆる層のお客さんで賑わっておりました。

とくに、巨大プールで行われていたカヤック体験や会場が一望できる「ツリーイング」体験、7m近い壁をよじ登るクライミング体験などが人気だったようです。

さて、そんな中、私たちに課された使命は「ブース出展」と「講演」です。会場の一角にブースを構え、スポーツとしての「グライダー」の認知促進活動を行うかたわら、土曜のお昼にはパイロット丸山による トークショー もさせていただくことができたのです。

このブログでも何度かお伝えして参りましたが、我々 TEAM MARU は 昨年ポーランドで行われた 世界選手権出場に際し、モンベル・チャレンジ支援 に応募。無事合格してウェア類一式などをご支援いただきました。

実はこのチャレンジ支援は モンベルクラブ・ファンド という モンベルクラブ会員様から集められる基金によって運営されています。つまり私達はこの会場の内外にいらしゃる全てのお客さんからのご支援を受けていたことになるのです。

というわけで、この モンベルファミリーフェアでは 会員様への御礼の意を込め、チャレンジ支援を受けた団体の活動報告が行われます。今回はその白羽の矢が私たち TEAM MARU に立ったのだとご理解くださいませ。

さあ、たいへんです! 何せ、ブース出展なんて世界選手権、欧州選手権のなか日に、酔っ払った選手達相手に日本酒をお勧めしたくらいしか経験がないのですから!

とはいえ、これは千載一遇のチャンスです。山・海・河を楽しむモンベルクラブ会員の皆様にお礼と報告をさせていただくと共に、「空」の遊び方を知っていただくことができるのですから!

というワケで、TEAM MARU のミッションのひとつである「グライダーの認知度アップ」の野望も持って会場入りすることとなりました。


さあ、まずはディズプレイにもひと工夫です。まずは、大会中 オリンパス様 よりご支援いただいたカメラで撮影した写真を選りすぐり、大伸ばしにしてバックの壁に展示。



また、山がすき!な方に興味を持っていただけるよう「中部地方の立体地図」を展示。その上に2014年の世界選手権で使用したASG29Eのグライダー模型や写真を配置してグライダーが山を飛んでいるイメージを演出してみました。


さらには(公財)日本グライダークラブ様より、グライダーが飛び立ち山岳滑翔をする様を記録した映像をお借りして、モニターで流しました。他にも日本学生航空連盟 2016年カレンダー、好評発売中のグライダーマンガ「ブルー・サーマル」も展示!万全の体制で臨みました。

ブースに足を止めてくださる方はいるかな???という事前の不安はどこへやら。「え、空飛べるんですか?」「実は知人がやっていまして、知ってました」「どこで飛ぶことができるんですか?」「どうやって飛ぶんですか?」などなど。興味をもって聞いてくださる方多数。TEAM MARUのスタッフはうれしい悲鳴です。

学連カレンダーを片手に説明するチームメンバーと、ブースに来てくださった岩澤さん


「かっこいい!」と目をキラキラさせる子供達多数。丸山が飛んでいるグライダーの写真を見せて「ここに乗ってる人、この人だよ」と丸山を指さすと「えーーーっ」と文字通りに目をまん丸くして驚いていました。新幹線の運転手さんになろうか、パイロットになろうか悩んでいる幼稚園生には「じゃあ、新幹線の運転手さんになって、週末はグライダーパイロットになろう!」と提案したり、「グライダーに乗ってみたい」という中学生が来てくれたり、とグライダーパイロット候補生の青田買い?も出来ました。

そして、TEAM MARUにとってのメインイベント「グライダー世界選手権出場チーム活動報告」のステージ!そうそうたる著名な方々に並んでの講演となり、「果たして座って聞いていただける方はいるのだろうか」と心配していたのですが、その心配は杞憂に終わりました。



丸山はパワーポイントの資料と2本の映像を使って話しました。特に、前半のグライダーとはなんぞや?というくだりで、多くの方に興味を持っていただくことができたようです。
そのおかげで後半までちゃんと聞いていただくことができました。

もともと、モンベルチャレンジ支援のご報告ということで、本来でしたら2014年の世界選手権のご報告がお題目だったと思いますが、彼は前半をグライダーの認知促進の時間に充てました。そして中盤でモンベルさんからの具体的な支援や、その基金がまさに会場にいらっしゃるような一般の会員の方から得られている旨を会場の皆さんに伝え、御礼申し上げ、そして自身の競技報告に入りました。

報告の終盤では、総合順位を報告しました。クラス44機中31位。「でも、1日だけ、デイリーで3位に入ることができました」とお伝えすると、なんと会場から拍手が沸き起こりました。さらに、講演の最後も拍手です。「このスポーツの魅力をより多くの人に伝えたい」「競技で詰んだ経験をもとに操縦教育にイノベーションを起こしたい」という彼の気持ちが、皆さんに伝わったのだと思いました。
(TEAM MARU Facebookページより)

今回の出展に際し、お世話になりましたモンベル広報部の皆様はじめ、講演に足を運んでくださった方、立ち寄って話に耳を傾けてくださった皆様、ブースに顔をだしてくださった友人・知人の皆様、本当にありがとうございました。

初日。左から河村、高木、久野、丸山

グライダーをもっと多くの人に知ってもらい楽しんでもらいたい
この野望に向かって、今後とも活動していく所存です。応援よろしくお願いいたします!

TEAM MARU 一同

2日目も無事終了。左から高木、パイロット丸山、チームリーダー赤石



P.S. 
なお、「モンベルフレンドフェア」について本文中では「会員限定」と記しましたが、正しくは会員及び同伴のご家族・友人であれば入場できるそうです。また、当日のご入会も可能とのことでした。次回、11月7日、8日日に大阪で行われるフレンドフェアに TEAM MARU は出展しませんが、アウトドア好きの方にはお勧めしたいイベントです。